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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
結核が1件(松江圏域)、日本紅斑熱が1件(益田圏域)、侵襲性肺
炎球菌感染症が1件(松江圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症 ( )内数字は、週の定点当り患者報告数
○手足口病
:県内全域(2.7)の患者報告数は第20週に比べ増加しています。特に、松江圏域(5.0)では警報レベル(5.0)の流行となっています。また、雲南圏域(4.0)、大田圏域(3.5)及び浜田圏域(2.0)で定点当り2.0人を超える流行となっており注意が必要です。
○A群溶連菌咽頭炎
:県内全域(4.3)の患者報告数は第20週に比べ減少していますが、例年の同期と比較し多い状態が続いています。特に、益田圏域(9.7)では警報レベル(8.0)を超える流行となっています。
また、松江圏域(5.9)及び出雲圏域(4.4)で定点当り4.0人を超える流行となっており注意が必要です。
○咽頭結膜熱
:県内全域(1.1)の患者報告数はほぼ横ばいですが、出雲圏域(4.4)では警報レベル(3.0)を超える流行となっており注意が必要です。
○感染性胃腸炎
:県内全域(6.8)の患者報告数は第20週に比べやや増加傾向です。特に、松江圏域(10.6)、大田圏域(10.5)、雲南圏域(9.0)及び益田圏域定点(7.0)では患者報告数が増加し、定点当り5.0人を超える流行となっています。また、益田圏域及び松江圏域の基幹病院定点から、ロタウイルスによる患者発生報告があり増加傾向です。手洗いの励行をし、食品の取り扱
いに注意しましょう。
○流行性耳下腺炎
:松江圏域(0.3)及び浜田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○インフルエンザ
:県内全域(0.3)の患者報告数は減少し、散発的な患者発生となっています。雲南圏域(1.7)では定点当り1.0人を超える患者発生報告があります。
○手足口病
:浜田圏域の患者からはコクサッキーウイルスA16型が、松江・雲南・出雲圏域の患者からは引き続き、コクサッキーウイルスA6型が検出されています。
○咽頭結膜熱
:アデノウイルス1型が検出されています。
○感染性胃腸炎
:ノロウイルスG1、エンテリックアデノウイルスが検出されています。
○肺・気管支炎
:ヒトメタニューモウイルス、エコーウイルス3型が検出されています。