○インフルエンザ ：県内全域の患者報告数(2.3)は第15週に比較してやや増加しており、松江圏域(4.4)、雲南圏域(4.3)、隠岐圏域(2.5)、出雲圏域(1.8)及び大田圏域(1.3)では定点当り1.0人を超える流行が続いています。松江圏域及び隠岐圏域では学級閉鎖措置をとった学校が各1校あります。引き続き、うがい・手洗い等の感染予防を心掛けましょう。

○A群溶連菌咽頭炎 ：県内全域の患者報告数(3.9)は増加しており、例年の同時期と比べ、多い状態が続いています。大田圏域(5.0)、出雲圏域(3.8)及び松江圏域(3.4)で定点当り3.0人を超える流行となっています。

○手足口病 ：県内全域の患者報告数(5.2)は増加し、警報レベル(5.0)を超える流行となっています。特に、松江圏域(9.9)、出雲圏域(5.2)、益田圏域(5.0)及び雲南圏域(4.5)では患者報告数の多い状態が続いています。

○感染性胃腸炎 ：県内全域の患者報告数(6.3)はほぼ横ばいですが、出雲圏域(11.4)では患者報告数が増加し、大田圏域(10.0)とともに患者報告数が10.0人を超える流行となっています。また、益田圏域の基幹定点からロタウイルスの患者報告が7件あり、流行が続いています。手洗いの励行 をし、食品の取扱いに注意しましょう。

○流行性耳下腺炎 ：隠岐圏域(1.0)、浜田圏域(0.7)、益田圏域(0.3)、松江圏域(0.3)及び出雲圏域(0.1)で患者発生報告があります。

○インフルエンザ ：患者減少に伴い、検出株数も減少しています。Ａ香港型、Ｂ型が検出されており、Ｂ型の割合が多くなっています。

○手足口病 ：松江及び出雲圏域の患者からコクサッキーウイルスA6型が検出されていますが、松江圏域で第9週にコクサッキーウイルスA16型も検出されました。

○感染性胃腸炎 ：ノロウイルスG2が検出されています。

○肺・気管支炎 ：３月以降、ヒトメタニューモウイルスが増加しています。