○インフルエンザ ：(123.9)。全県では第1週[14.7]に注意報レベル[10.0]を超え、第3週[44.6]には警報レベル[30.0]を 大きく超え、2009年第48週[48.0]に次ぐ大きな流行となっています。第5週[27.6]には警報レベルをや や下回っています。圏域別の患者報告数では松江圏域の第3週[61]及び雲南圏域の第4週[66]が特に多 くなっています。その他の圏域では第3週に浜田圏域[49]、益田圏域[43]及び大田圏域[42]で、第4週 に出雲圏域[39]及び隠岐圏域[25]で流行のピークとなっています。

○RSウイルス感染症 ：(3.1)。全県では11月(13.4)の第48週[4.2]をピークに急速に減少しています。西部では益田圏域(6) で患者報告数が多く、2014年1月からでは最も多い月となっています。2014年7月からの累計は、東部 (松江のみ)343件、中部440件及び西部121件となっています。

○A群溶連菌咽頭炎 ：(15.3)。松江圏域(34)で5月から患者報告数が多い状態が続いており、現在、鳥取県と共に全国でも トップクラスの患者報告数となっています。出雲圏域(14)でも患者報告数が多い状態となっています。

○感染性胃腸炎 ：(30.7)。大田圏域(42)では12月(84)の流行から半減し、全県でも12月(51.2)の6割程度との患者報告 数となっています。

○水痘 ：(3.1)。10月から幼児の定期予防接種がスタートしています。患者報告数が増加する時期に入り、出 雲圏域(7)及び松江圏域(4)でやや多い状態ですが、2015年1月の70件(5週のため4週換算した件数)は過 去5年の1月の件数(140〜207件；平均168件)の4割強の患者報告数となっています。

○流行性耳下腺炎 ：(2.2)。益田圏域(5)では2014年7月から、隠岐圏域(21)では10月から流行が続いています。

○感染性胃腸炎(ロタウイルス) ：ノロウイルスが流行する季節ですが、ロタウイルスが11月以降継続して報告されています。

○メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 ：2014年1年間の患者報告数は469件で月平均39件でした。2015年1月の患者報告数は20件で、 少ない状況です。