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前月へ 島根県感染症情報(月報) 2013年8月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が20件[5](松江圏域6件[3]、雲南圏域1件、出雲圏域4件[2]、大田圏域3件、浜田圏域2 件、益田圏域4件)、腸管出血性大腸菌感染症が16件[6](松江圏域1件、雲南圏域10件[5]、出 雲圏域2件、大田圏域3件[1])、レジオネラ症が1件(出雲圏域)、破傷風が1件(浜田圏域)、侵襲性肺炎球菌感染症が1件(隠 岐圏域)報告されています。
*定点からの報告患者数(4週換算) : 6月 1,340件、 7月 1,455件、 8月 1,582件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
○感染性胃腸炎 :(24.3)。非流行期になり、患者報告数は全県的に少件数で推移しましたが、松江圏域(39)及び大田圏域 (37)でやや多い状況です。
○手足口病 :(23.4)。第30〜33週をピークに全圏域で大流行となりました。特に松江圏域(35)、隠岐圏域(26)、出雲 圏域(24)で多く、特に大きな流行となった2011年6月の1,249件のような鋭いピークはありませんが、1〜8 月の累計報告数は2,245件あり、2011年の2,314件に匹敵しています。
○ヘルパンギーナ :(7.5)。5月以降、患者報告数は漸増しましたが、流行規模は全国と同様に小さい状況です。松江圏域(15 )及び隠岐圏域(13)で患者数が多い状況です。
○RSウイルス感染症 :東部、中部、西部でそれぞれ第33週、第34週、第27週から毎週報告があり、7〜8月の累計は、それぞれ 73件、16件、45件、計134件となりました。全国的には、昨年同様の早い立ち上がりですが、本県は、昨 年同期の15件の9倍になり、全国的にもトップクラスの流行となっています。
発生推移グラフ グラフ凡例
手足口病報告推移グラフ ヘルパンギーナ報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 急性出血性結膜炎及び流行性角結膜炎とも、患者報告はありません。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が10件、性器ヘルペスウイルス感染症が1件、尖圭コンジローマが3件、淋菌感染症が7件の患者報 告がありました。
5)基幹病院報告
○細菌性髄膜炎 :出雲圏域で40歳代、50歳代の各1件が報告されています。
○無菌性髄膜炎 :6〜8月の累計は、昨年の13件に対し、本年は31件と多くなっています。全国的にも過去5年間の同期と 比較してかなり多い状況です。
○マイコプラズマ肺炎 :本年の累計は74件で、昨年同期(206件)の約1/3です。
○メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 :昨年の月平均件数は28.9件に対し、3月以降のここ6か月の平均は38.8件と多い状況で す。
2.病原体検出情報(8月までの検出結果)
 手足口病は6月下旬以降、コクサッキーウイルスA16型、エンテロウイルス71型が複数検出されています。ヘルパンギーナか らコクサッキーウイルスA8型、A10型が検出されています。RSウイルスが肺・気管支炎、熱性疾患等から検出されています。 熱性疾患からは、その他にアデノウイルス2型、コクサッキーウイルスA6、A8、A16、B3型、エコーウイルス6型、パラインフ ルエンザウイルス1型と多種類のウイルスが検出されています。中部で流行中の無菌性髄膜炎患者からは、エコーウイルス6 型及び30型が検出されています。
2013年7月 から 2013年8月まで の診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所
ウイルス名アデノコクサッキーAコクサッキーBエコーエンテロパラインフルエンザRS ヒトメタニューモヒトボカノロサポSFTS 合計
2368910 163630711 3G1G2
重症熱性血小板減少症候群                     11
感染性胃腸炎1    1   5       115  14
手足口病215 115    5          20
ヘルパンギーナ  15 7     1          14
咽頭炎   1       1 11 1     5
肺・気管支炎             1411     7
熱性疾患1 22  112   1 3       13
発疹症  1                   1
無菌性髄膜炎         2810           38
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