1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は、無症状病原体保有者を再掲
結核が37件[25](松江圏域6件[5]、雲南圏域19件[14]、出雲圏域4件[2]、浜田圏域3件
[2]、益田圏域3件[2]、大田圏域2件)、つつが虫病が1件(出雲圏域)、ブルセラ症が1件(出雲
圏域)報告されています。
*定点からの報告患者数:10月1,048件、11月 1,407件、12月 2,798件
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算)
○インフルエンザ
:(3.6)。雲南圏域で49週、出雲圏域で51週、松江圏域と益田圏域で52週に定点当り1.0人を超え流
行が始まりました。雲南圏域では50,51週に一時、注意報レベル(10人)を超えました。これまでの報
告は成人が29%を占めています。
○感染性胃腸炎
:(53.6)。50週をピークに全国的にみても高レベルの流行になりました。特に大田圏域(99)、益田
圏域(89)、松江圏域(85)で多く報告されました。
○水痘
:(12.4)。全県的に流行が拡大しました。中部(23)、松江圏域(17)、益田圏域(15)で特に多い報告
です。
○伝染性紅斑
:(2.7)。全県的に再び増加しています。大田圏域、益田圏域、松江圏域でやや多いようです。
○百日咳
:出雲で6か月未満の乳児と成人の報告がありました。
3)眼科定点報告
流行性角結膜炎の患者報告が1件ありました。
4)性感染症報告
性器クラミジア感染症が11件、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマが各々2件、淋菌感染症が6件の患者
報告がありました。
5)基幹病院報告
○マイコプラズマ肺炎
:浜田圏域で25件など37件の報告がありました。本年の累計は133件(雲南圏域24件、出雲圏域
10件、大田圏域23件、浜田圏域76件)です。全国的にここ10年で最大の流行となっており、更に拡大
を続けています。
2.病原体検出情報(12月までの検出結果)
インフルエンザからA香港型(AH3)が検出されています。感染性胃腸炎からノロウイルスG2型の他、11、12月には腸管
アデノウイルスが検出されました。12月にエコーウイルス7型が無菌性髄膜炎、咽頭結膜熱等から検出されました。
ウイルス名 | アデノ | コクサッキーA | コクサッキーB | エコー | ポリオ | 腸管アデノ | ノロ | インフルエンザ | RS | ヒトメタニューモ | パルボ | 合計 | |||
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型 | 2 | 5 | 10 | 16 | 3 | 4 | 7 | 3 | G2 | AH3 | B19 | ||||
インフルエンザ | 1 | 10 | 1 | 12 | |||||||||||
咽頭結膜熱 | 1 | 1 | |||||||||||||
感染性胃腸炎 | 1 | 2 | 3 | 43 | 49 | ||||||||||
手足口病 | 1 | 7 | 8 | ||||||||||||
ヘルパンギーナ | 1 | 1 | |||||||||||||
麻疹 | 6 | 6 | |||||||||||||
肺・気管支炎 | 3 | 1 | 4 | ||||||||||||
熱性疾患 | 2 | 1 | 1 | 1 | 4 | 7 | 16 | ||||||||
発疹症 | 1 | 1 | |||||||||||||
無菌性髄膜炎 | 1 | 1 |