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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2008年 第33週 (8/11〜8/17) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 結核が3件(松江圏域1件、出雲圏域2件)、腸管出血性大腸菌感染症が3件(松江 圏域)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○感染性胃腸炎 :冬季のピーク時と比較し報告患者数は1/4に減少しましたが、依然県内全域で小規 模な流行が続いています。夏季は細菌性の流行が長期間続きますので、手洗い、食品 の加熱等の予防に心掛けてください。
○手足口病 :今年の流行は例年と比較して小規模な流行に留まっています。今週は益田圏域の報 告患者数が増加しました。
○ヘルパンギーナ :今年の流行は小規模に終わり、今後は終息に向かうと思われます。
○水痘 :県内全域で少数の患者報告が続いています。今後も小規模な流行が長期間続きます ので予防に心掛けてください。
○咽頭結膜熱 :報告患者数の増減を繰り返しながら長期間小規模な流行が続いています。今週は益 田圏域で報告患者数が増加しました。洗眼、手洗いの励行及びタオルの共同使用を避 ける等の感染予防に心掛けましょう。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南圏域のみで患者報告が続いています。今後更に流行が拡大する恐れがあります ので、うがい、手洗い等の予防に心掛けましょう。
○無菌性髄膜炎:
 出雲圏域で小児を中心に小規模な流行が起こっていますが、成人の報告もありますので、注意が必要です。
○腸管出血性大腸菌感染症:
 県内全域でO157による散発事例が起きています。

3)主な病原体の分離状況等

 ヘルパンギーナからコクサッキーウイルスA4型、手足口病からコクサッキーウイルスA16型、咽頭炎から エコーウイルス18型、発熱疾患からコクサッキ−ウイルスA4型、無菌性髄膜炎からエコーウイルス18型とコ クサッキーウイルスB3型が分離されています。感染性胃腸炎からはエコーウイルス18型、カンピロバクター、 サルモネラが分離されています。
主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
感染性胃腸炎 横這 横這 横這 横這
手足口病 横這 横這 横這 横這
ヘルパンギーナ 横這 減少 横這 横這
水痘 横這 横這 横這 横這
咽頭結膜熱 増加 横這 横這 増加
マイコプラズマ肺炎 横這 報告なし × 横這 報告なし ×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
感染性胃腸炎発生推移グラフ 手足口病発生推移グラフ ヘルパンギーナ発生推移グラフ
水痘発生推移グラフ 咽頭結膜熱発生推移グラフ マイコプラズマ肺炎発生推移グラフ
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