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島根県保健環境科学研究所
感染症情報センター
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島根県感染症情報(週報)第51週 (12/16〜12/22)

県内情報(概況) |定点報告患者数全国発生情報全数把握疾患(全国)

県内感染症情報(概況).

1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
   腸管出血性大腸菌感染症が2件(O157:雲南圏域)、また、4類感染症 の破傷風が1件(出雲圏域)報告されています。
2)定点報告4類感染症
   ○インフルエンザ :47名が報告されています。そのうち出雲圏域から25名、新たに益田圏域から16名が報告 されるようになり、流行期に入ったようです。
○感染性胃腸炎 :全体では減少傾向にありますが、中部から東部にかけて多発状態が続いています。発症 年齢は5歳以上の年長児の割合が高くなっています。
○水   痘 :出雲・益田圏域での発生が続いています。他の地域では散発的な発生にとどまっています。
○流行性耳下腺炎 :引き続いて東部・中部で発生がみられています。
○流行性角結膜炎 :断続的に発生がみられ、10歳以上の2名が報告されています。
3)主な病原体の分離状況
    感染性胃腸炎からのNV(SRSV)の検出される頻度は少なくなっています。原因ウイルスが変わってきたようです。  インフルエンザでは、松江圏域からA香港型(AH3)ウイルスが、また出雲圏域からB型ウイルスが分離されてい て、島根県内では2つの型のウイルスが流行し始めたようです。国内でもA香港型とB型が分離されていて、西日 本を中心にA香港型ウイルスが、東日本を中心にB型ウイルスが分離されています。
  主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
インフルエンザ Y0 Y0 U1 Y0
感染性胃腸炎 D1 D1 Y0 D1
A群溶連菌咽頭炎 Y0 Y0 Y0 Y0
水 痘 Y0 Y0 D1 U1
流行性耳下腺炎 Y0 Y0 Y0 Y0 ×
マイコプラズマ肺炎 Y0 Y0 × Y0 N0 ×
インフルエンザ流行情報
 流行の推移U1急増、 U1増加傾向、 U1急減、 U1減少傾向、 U1横這、 U1報告なし
 今週:◎流行、○:やや流行、△散発、×:患者発生なし
 ※疾患名をクリックすると、グラフを表示します。
凡例
 推移グラフ一覧