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島根県保健環境科学研究所
感染症情報センター
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島根県感染症情報(週報)第50週 (12/9〜12/15)

県内情報(概況) |定点報告患者数全国発生情報全数把握疾患(全国)

県内感染症情報(概況).

1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
   今週の報告はありませんでした。
2)定点報告4類感染症
   ○インフルエンザ :出雲圏域から17名の報告があり,例年より早い流行の始まりのようです。また、浜田・益田 圏域からも単発的な報告がみられるようになっています。
○感染性胃腸炎 :松江・雲南圏域での患者発生は増加していますが、他の地域ではやや減少傾向にありま す。発症年齢も幅広くなり、5歳以上の年長児の割合が高くなっています。
○水   痘 :松江・出雲・益田圏域での発生が続いています。他の圏域では単発的な発生です。
○流行性耳下腺炎 :引き続いて東部・中部で発生がみられています。
○マイコプラズマ肺炎 :松江・出雲圏域から10歳以下の5名が報告されています。
3)主な病原体の分離状況
    インフルエンザA香港型(AH3)ウイルスが髄膜炎疑いの症状を示した松江市内在住の女児から分離されていま す。A香港型は流行の大小はありますが、1990年以来連続で分離されています。国内の分離状況は、A香港型 が隣接する鳥取、山口、広島をはじめとし西日本を中心に13府県、B型は東日本を中心に6府県で分離されてい ます。また、インフルエンザ様疾患あるいは上気道疾患からエコー18型ウイルス、コクサッキーB2型およびアデ ノ1、5型が分離されています。
  主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
インフルエンザ Y0 N0 × Y0 Y0
感染性胃腸炎 Y0 Y0 U1 D1
A群溶連菌咽頭炎 Y0 Y0 Y0 Y0
水 痘 U1 U1 Y0 U1
流行性耳下腺炎 Y0 Y0 Y0 Y0 ×
マイコプラズマ肺炎 U1 U1 Y0 N0 ×
インフルエンザ流行情報
 流行の推移U1急増、 U1増加傾向、 U1急減、 U1減少傾向、 U1横這、 U1報告なし
 今週:◎流行、○:やや流行、△散発、×:患者発生なし
 ※疾患名をクリックすると、グラフを表示します。
凡例
 推移グラフ一覧