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島根県保健環境科学研究所
感染症情報センター
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島根県感染症情報(週報) 第20週 (5/13〜5/19)

県内情報(概況) |定点報告患者数全国発生情報全数把握疾患(全国)

県内感染症情報(概況).

1)全数報告感染症(1〜4類感染症)
      腸管出血性大腸菌O26が松江圏域から3件報告されています。 夏期にかけて腸管出血性大腸菌の報告が増加します。衛生面に注意 し、感染防止を心がけましょう
2)定点報告4類感染症
     ○インフルエンザ :終息に向かっていますが、なお散発的な発生が続いています。
○感染性胃腸炎 :低年齢の幼児を中心に多い状態が続いています。ロタウイルスが検出されています。
○水 痘 :松江圏域を中心に増加しています。
○手足口病 :東中部で多発し、コクサッキーA16型ウイルスが分離されています。
○流行性耳下腺炎 :散発傾向であった東部で増加しています。
○伝染性紅斑 :4年周期で流行する傾向があり、1998年の流行から4年が経過し、患者数が増加してい  ます。今週は益田圏域を中心に増加しています。
3)主な病原体の分離状況
      夏期に流行し、ヘルパンギーナや髄膜炎の原因となるエンテロウイルスが分離れるようになってきました。手足 口病からはコクサッキーA16型ウイルスが、感染性胃腸炎からは引き続きロタウイルスが検出されています。
  主な感染症の流行状況
疾患名 全県 東部 中部 西部
インフルエンザ Y0 Y0 Y0 Y0
感染性胃腸炎 D1 D1 Y0 Y0
手足口病 Y0 D1 U1 Y0
伝染性紅斑 U1 Y0 Y0 U1
麻しん Y0 × N0 × Y0 × Y0 ×
流行性耳下腺炎 U1 Y0 U1 Y0
 記号の説明
 ◎:流行している
 ○:やや流行している
 △:散  発
 ×:患者発生なし

 過去4週の流行の推移
 U1:急増  U1:増加傾向
 U1:急減  U1:減少傾向
 U1:横這  U1:報告なし
 ※疾患名をクリックすると、グラフを表示します。

凡例
 推移グラフ一覧