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島根県感染症情報(週報) 第11週(3/11〜3/17)

県内情報(概況)定点報告患者数 |全国発生情報 |全数把握疾患(全国)

全国感染症発生情報(概況:第10週のIDWRダイジェスト).

1)全数報告の感染症
     1類感染症: 報告なし
2類感染症: コレラ1例(推定感染地:不明)、細菌性赤痢15例(推定感染地:国内12例、中米1例、ウガンダ1例、 ネパール1例。国内感染例のうち、9例は山形県からの報告で、8例が県内の小学校における集団発生事例に 関連している。)、腸チフス1例(推定感染地:インドネシア)
3類感染症: 腸管出血性大腸菌感染症11 例(うち有症者7 例)
4類感染症: アメーバ赤痢3例、オウム病2例(1例は島根県内のレジャー施設におけるアウトブレークに関連)、劇 症型溶血性レンサ球菌感染症1例、ツツガムシ病1例デング熱2例(推定感染地:東ティモール、クック諸島各1例)、 破傷風1例(52歳)レジオネラ症1例、
急性ウイルス性肝炎7例{A型3例、B型3例(感染経路:性的接触1例、不明2例)、C型1例(感染経路:不明)}、
後天性免疫不全症候群6例{AIDS1例、無症候性キャリア5例、感染経路:性的接触5例(異性間1例、同性間4例)、 不明1例}、梅毒2例(早期顕症2例)、マラリア3例(三日熱マラリア 推定感染地:3例ともインドネシア)、第4週分の レジオネラ症死亡例が1例、千葉県より報告されている。

2)定点把握の対象となる4類感染症(週報対象のもの)
     インフルエンザは東北、北陸、信越地方と、岐阜県、広島県、長崎県で依然定点当たり報告数が多くなっている。 とくに新潟県では、定点当たり報告数が51.9と大きな流行になっている。今シーズンは遅めの流行となっているた めに、例年のこの時期と比べると定点当たり報告数がやや多くなっている。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点 当たり報告数も、過去5年間の同時期と比較してやや多くなっており、山形県で定点当たり報告数5.2の報告があ る。感染性胃腸炎は福井県(定点当たり報告数18.4)、大分県(18.2)などで報告が多くなっている。水痘は山口 県で定点当たり4.2の報告がある。伝染性紅斑は例年の同時期より定点当たり報告数がやや多くなっている。流 行性耳下腺炎は山形県(定点当たり6.9)、沖縄県(5.5)、富山県(4.2)などで定点当たり報告が多くなっている。

全国情報(2002年 第11週)定点あたり報告数
2002年 第11週全国ブロック中国地区
区分全国北 海 道東 北関 東中 部近 畿中四国九州沖縄鳥取県島根県岡山県広島県山口県



定点数4688230405125673685754266229388411970
インフルエンザ11.519.519.38.916.37.310.49.814.94.37.715.68.2


定点数30241452488195245403454031923547549
咽頭結膜熱------0.1--0.30.10.10.2
A群溶連菌咽頭炎1.43.81.61.21.50.91.11.61.11.00.60.52.2
感染性胃腸炎9.33.29.18.78.08.510.214.514.93.87.311.116.3
水 痘1.91.21.81.51.91.82.02.93.31.51.61.73.5
手足口病0.10.10.3-0.20.10.3-0.10.90.10.30.2
伝染性紅斑0.50.20.70.40.60.40.50.40.70.30.30.30.6
突発性発疹0.70.60.70.70.70.60.70.91.80.70.40.61.0
百日せき-------------
風しん------0.10.10.1-0.2-0.1
ヘルパンギーナ0.1-----0.10.30.1--0.10.3
麻しん0.10.10.10.20.2---0.4----
流行性耳下腺炎1.60.62.71.12.01.11.52.51.11.11.51.30.8

定点数635296116910213864723312209
急性出血性結膜炎-------0.2-----
流行性角結膜炎1.00.61.01.20.70.51.51.50.70.30.21.72.9

定点数47123638676677284585218
急性脳炎-------------
細菌性髄膜炎--------0.2----
無菌性髄膜炎---0.1-0.1-------
マイコプラズマ肺炎0.1-0.20.10.20.10.20.2--0.40.10.2
クラミジア肺炎-------------
成人麻疹--0.10.1---------