平成24年8月6日に出雲市佐田町大呂地内（御幡地区）で発生した地すべりについて、土砂災害の専門家により調査を実施しました。

【調査を実施した土砂災害の専門家】

◎独立行政法人土木研究所土砂管理研究グループ地すべりチーム

　上席研究員武士俊也

　主任研究員三輪賢志

【調査結果】

◎発生原因

　7月6日の豪雨によるものと思われる

　総雨量１３０mm（7月6日17時から7月7日13時）、最大時間雨量６８mm/h（7月6日21時から22時）

◎専門家の意見

　設置された伸縮計の記録からは、現時点では地すべりの動きはおさまってきているが、今後の降雨によっては状況が変わりうるため、以下に示す監視を行うこと

　１．地すべり箇所及びその周辺について、十分に踏査し、伸縮計等の設置により十分な監視をすること

　２．河川に程近い末端部の動きの確認や、斜面途中の移動量の計測も検討すべきである

　３．ボーリング等地すべり地内の調査着手については、伸縮計の移動量などを参考に、慎重に行うこと

【今後の対応】

　伸縮計の追加（現在４台から６台に増設）

【調査実施状況】