• 背景色 
  • 文字サイズ 

雲南農業普及部の取り組み

集落営農組織の育成

 雲南圏域では、集落営農の組織化や法人化が進められていますが、集落営農組織の多くが小規模であり、今後組織間連携を含めた各組織の経営力向上が必要となっています。また、未組織化集落では、担い手やサポート組織を育成し、農地や集落を維持する仕組みの構築が急がれています。

 これに対応するため、担い手不在集落の組織化やサポート経営体の育成を進めます。また、任意組織の協業化や法人化を推進するとともに、経営の複合化や多角化によって集落営農法人の経営確立を図ります。さらに、任意組織や集落営農法人等からなる広域連携組織の育成により経営力の強化を推進します。

 

今後の取り組み

1.集落営農組織の確保と育成

 ・新規集落営農の組織化及び法人化

 ・法人運営ならびに組織強化とリーダーの育成

 

2.集落営農法人の経営多角化・経営力強化

 ・経営の多角化やGAP等の導入による経営力強化

 

3.広域連携組織の育成

 ・集落営農法人連携組織の育成と連携活動の支援

環境に配慮した特別栽培米(エコロジー米)の拡大

 雲南地域では、中山間地帯で良質米生産地という特徴を活かし差別化を図るため、近年エコロジー米の生産拡大を図っています。平成27年度には186経営体で490haの取り組みとなっていますが、米価下落や転作面積の増加、化学農薬使用回数削減の影響から面積は伸び悩んでいます。

 雲南市では、ブランド米として「プレミアムつや姫たたら焔米(ほむらまい)」の推進を図っています。

 奥出雲町では、仁多米がゴールドプレミアムライスAAA(米食味分析鑑定コンクール5年連続金賞)に認定され、良食味米として全国にアピールしました。

 飯南町では、新設されたカントリーエレベーターでタンパク質含量による仕分けを実施しています。

 今後も、ブランド確立を図るため地域に適した品種の作付けや特別栽培米を推進するとともに、良質米の生産技術の確立や販売先の確保を図り、消費者が求める「売れる米」づくりを推進します。

 

飯南町に新設されたカントリーエレベーターの写真仁多米の栽培実証ほで調査及び管理を行なっている様子

新設されたカントリーエレベーター(飯南町)仁多米栽培実証ほでの調査・管理

 

今後の取り組み

1.特別栽培米の更なる面積拡大支援

 ・集落営農組織の法人化に併せた取り組み推進

 ・各種研修会、総会等を通じた新規栽培者等の技術習得

 

2.「コシヒカリ」品質低下地域での品質向上対策と「つや姫」「きぬむすめ」への転換支援

 ・「つや姫」マイスターと普及展示ほの設置運営と活用

 ・雲南市のブランド米(プレミアムつや姫たたら焔米)の推進

 

3.「仁多米」を更に確固たるものとするための良食味米生産技術の確立

 ・施肥改善を中心とした実証ほ設置(収量・品質・食味調査)

 

4.飯南米の販売対策

 ・赤来カントリーエレベーターを活用した飯南米の有利販売の仕組みづくり

 ・低タンパク米の品質向上

 ・GAP手法の導入による販路開拓の推進

産直の充実

 雲南地域の産直活動は、地産地消と地産都商の両輪で順調に販売額を伸ばしています。しかし一方で、松江尾道道開通により、国道54号沿い産直施設では交通量減少の影響を受け売上げを減らしており、こうした施設に対して特徴ある直売所作りを進め、運営の安定化に取り組んできました。
また、消費者の関心が高い有機農業の推進や地域に伝承されている加工品の商品化にむけて、定期的な研修会を開催し魅力作りの底上げを図りました。
今後もニーズに応じた品揃えの充実を進め、園芸振興と連携した取り組みや、栽培履歴記帳、食品表示、衛生管理の徹底、品質の高度化など消費者の信頼度を高め産直の維持・発展を図ることとしています。

 

 

今後の取り組み

1.産直の魅力アップ

 ・産直の経営力の強化

 ・食を支え、食文化を支える加工の充実支援

 

2.地産都商の維持

 

3.園芸品目生産体制の充実

 ・複合経営モデルの作成と栽培技術の向上

 ・産直向け果樹の作付け推進

 ・リースハウス制度や定住施策を活用した園芸と新規就農者の育成

横田国営開発農地における営農推進

 耕作放棄地再生利用交付金活用による再整備(2.4ha)や、ソバ、エゴマ等の作付け面積拡大等により、農地の有効活用や参入企業等の担い手への農地集積面積が98haとなっています。これにより、平成27年の要活用農地面積は前年より約5ha減少し、順調に減少しています。

 また、エゴマは、育苗・収穫作業受託の労力補完体制確立や機械化作業体制の推進を行なった結果、平成27年産の栽培面積は約31haとなり、日本一の栽培面積となりました(奥出雲町調べ)。エゴマ栽培は、町内での6次産業化の推進や開発地における遊休農地の解消、地域農業の活性化につながっています。

 

エゴマをコンバインで収穫している様子 

エゴマの収穫作業

 

今後の取り組み

1.品目選定や生産技術等、営農体系の確立支援

 ・営農計画の策定や栽培技術等の指導

 

2.生産物の商品化(高付加価値化、加工等)、販路確立の支援

 ・商品改良の推進と企業間連携の促進

 

3.新規参入企業等、新たな担い手の参入促進と育成

 ・営農計画策定への指導と事業活用等の支援

 

4.地域における労働力補完や連携の仕組みづくりと生産振興

 ・参入企業等と連携した労働力の補完や省力化

雲南地域の畜産振興

 雲南地域は、古くから良質の奥出雲和牛を生産してきましたが、高齢化等により飼養戸数・頭数が急激に減少しています。そこで、畜産総合センターを核に、集落営農組織等での繁殖経営の推進、受精卵活用による酪農家と連携した和牛子牛生産・改良の推進、放牧や県内粗飼料を活用した低コスト生産体制の構築を図ることとしています。

 加えて、集落営農組織や企業参入等新たな担い手の確保・育成を図り、産地再生を推進していきます。

 

奥出雲町の畜産指導員を対象とした和牛肥育研修会の様子横田国営開発地の遊休園地を活用した和牛放牧の様子

畜産指導員を対象とした研修会(奥出雲町)遊休農地を活用した放牧

今後の取り組み

1.集落営農型繁殖システムの構築・推進

 ・集落営農組織等による遊休農地・山野を活用した放牧や、マザーステーション、キャトルステーションを活用した省力モデル事例の育成

 

2.酪農と連携した和牛生産システムの構築・推進

 ・酪農家と連携したマザーステーションによる採卵と受精卵移植の仕組み作り

 ・受精卵移植事業を活用した新規種雄牛の交配モデルの肥育実証や、新規種雄牛作出のため、キャトルステーション・肥育施設での子牛育成・早期肥育の実証

 

3.放牧や県内粗飼料を活用した低コスト生産体制の構築・推進

 ・水田・公共牧場等を活用した放牧経営モデルの育成

 ・稲WCS、飼料用米、稲わら等県内粗飼料を利用する広域的流通体制の構築

 

4.奥出雲和牛肉のブランド再構築

 ・肥育技術の高位平準化

 

5.担い手の確保と大規模経営体の育成

 ・JA、企業的経営体との連携による研修体制の構築

 ・集落営農組織や企業参入による畜産経営体の確保・育成

 


お問い合わせ先

東部農林振興センター

島根県東部農林振興センター 
  〒690-0011 島根県松江市東津田町1741-1
  TEL: 0852-32-5638/FAX: 0852-32-5643
  e-mail: tobu-noshin@pref.shimane.lg.jp

 ****************************************
  松江農業普及部安来支所(島根県安来市穂日島町303)
  松江家畜衛生部(島根県松江市東出雲町錦浜474-2)
  出雲家畜衛生部(島根県出雲市神西沖町918-4)
  雲南事務所(島根県雲南市木次町里方531-1)
  出雲事務所(島根県出雲市大津町1139)