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U・Iターン便り

《Iターン》

●広島市出身
城之内直也さん(27歳)
●奈良県出身
梅田里美さん(30歳)

日本海に浮かぶ隠岐島。
昨年、この隠岐島の海士町に
Iターンした2人の若者がいる。
青く澄んだ海を舞台に、
若者たちの夢が
大きく羽ばたこうとしている。

海に魅せられて島根にIターン

オリジナルTシャツ「海士人」も人気

 日本有数のダイビングスポットである隠岐島の海士町。12年前にオープンした「海士ダイビングサービス」は、今や全国のダイバーたちから親しまれる存在である。
 この施設で働くのがIターンした城之内直也さんと梅田里美さん。城之内さんは、名古屋の大学を中退して自衛官を勤めた後、憧れていたオーストラリアへ。ここでダイビングのプロになることを決意し、インストラクターの資格を取得した。
 さらに、オーストラリアでは運命的な出来事もあった。それが、現在共に働く梅田さんとの出会いである。海をこよなく愛する2人は、すぐに意気投合した。
 先に帰国した梅田さんの紹介で城之内さんは帰国後、大阪のダイビングショップで働き始める。しかし、海のそばで暮らしたいという夢は膨らむ一方だった。
 そんなとき、梅田さんはオーストラリアで同室だった女性が島根出身だったことから帰国後海士ダイビングサービスで働くこととなる。それを機会に、城之内さんも海士町へIターン。今年1月には、海士ダイビングサービスの経営を受け継いだ。
 「ここでは漁師さんと漁場をめぐる争いがありません。ダイビングの基盤ができている理想的な環境です」と若き経営者城之内さんは語る。
 「海士の海には、わびさびがあります」と城之内さん。梅田さんは「通常はスポットを探すのがダイビング。でもここは生態系や藻場に季節感があって、そのときどきの海を見せてくれるので、スポットを探さない楽しみ方もできるんですよ」と、海士の海の魅力は尽きないようだ。

海士の若者が目指すのは世界

上/地形が富み生態系、藻場、産卵などに季節感のある海士の海。特に8〜9月には大物の回遊魚が見られる 下/充実した設備をもつ海士ダイビングサービス。
海底を見学できる海中展望船「あまんぼう」も人気

 Iターンに当たっては、海士ダイビングサービスの前経営者をはじめ、ふるさと島根定住財団や海士町役場、観光協会のバックアップがあった。「いろいろと相談にのってもらい心強かった」と語る2人は、海士町の生活に不便を全く感じていない。
 今年は、まちづくりを目的とするNPO法人「海士人」の設立にも携わった。「海士人」は、海士町を世界に紹介しようと総勢25名の若者が集い、海士人のロゴ入りTシャツの販売、シーカヤックの普及などに取り組んでいる。
「ここの人たちは世界レベルの視野を持っていて、話しが熱いんですよ」と、2人ともすっかり町に溶け込んでいた。
 今後は、海士ダイビングサービスで障害者のダイビングをサポートする事業も計画中だ。
 海士の海は若者の夢を映して、今日もきらきらと輝いている。

U・Iターン情報

ジョブカフェしまね
「ジョブカフェしまね」が7月にオープン
 島根県では現在、高校生の未就職者や若年失業者の増加、新卒で就職した若者の3年以内の離職率が高い、若年層の県外流出といった状況がみられます。そこで、中学生から35歳までの若者を対象に職業相談をはじめ、就職支援セミナー、職業訓練情報の提供、専門のキャリアカウンセラーによる就業相談・アドバイス、職業紹介、就職後のフォローアップまで、就業に関する一貫した支援とサービスを実施する「ジョブカフェしまね」を松江市と浜田市に設置しています。お気軽にお立ち寄りください。
●設置場所
松江市/松江駅前第一生命ビル3F
浜田市/石見産業支援センター「いわみぷらっと」内
●開所日 月〜金曜日
●開所時間 9時30分〜18時
●お問い合わせ先 ジョブカフェしまね(しまね若年者就業支援センター)
TEL0120-67-4510(通話料無料)
e-mail:shimane@teiju.or.jp
ホームページhttp://www.teiju.or.jp/jobcafe/
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