シマネスクギャラリー
グラントワを彩る作品たち
2005年3月、益田市有明町にホールと美術館の複合施設、「グラントワ」(島根県芸術文化センター(仮称))が開館します。「グラントワ」とは、フランス語で「グラン=大きな」、「トワ=屋根」という意味。「グラントワ」の特徴の一つである、伝統的な石州瓦を多用した大きな屋根を表現しています。
 新たなる芸術文化の拠点の誕生に向けて、この「グラントワ」を彩る作品を紹介していきます。

●お問い合わせ
島根県 芸術文化センター建設室
0852-22-5752
狩野松栄筆「絹本著色益田元祥像」 重要文化財 狩野松栄筆
「絹本著色益田元祥像」(部分)

島根県芸術文化センター建設室蔵
縦108.4cm、横51.7cm

 益田氏第20代当主益田元祥(1558〜1640)の肖像画です。30歳前後の血気盛んな元祥が甲冑を着け馬に乗る威風堂々とした姿を見事に描いています。元祥は慶長5年(1600)の関ヶ原の合戦後長門国須佐へ移りましたが、本図は須佐に移る前に描かれています。益田氏の肖像画としては雪舟筆「益田兼堯像」(益田市蔵)がよく知られますが、本図は狩野派の重要な画家でありながら遺品の少ない狩野松栄の代表作として貴重な作品です。

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