匹見町マップ
全長4kmに渡って、水と緑と岩々が織りなす美しい渓谷が続く表匹見峡
全長4kmに渡って、水と緑と岩々が織りなす美しい渓谷が続く表匹見峡
島根の鼓動
観光客に人気の匹見峡温泉
切り立つ断崖が絶景の裏匹見峡 日本グラウンド・ゴルフ協会の公認コース
切り立つ断崖が絶景の裏匹見峡 日本グラウンド・ゴルフ協会の公認コース
 島根県の西南に位置し、広島・山口と県境を接する匹見町は、山林が97%を占める自然豊かな町である。
 とりわけ「匹見峡」は、西中国山地国定公園に指定され、鮮やかな渓谷美を繰り広げている。公園内には、県内最高峰の恐羅漢山、3町村にまたがる安蔵寺山などの名山があり、全国から登山家が訪れている。
 町内には、温泉施設「匹見峡温泉やすらぎの湯」もある。この温泉は、裏匹見峡から流れ出る広見川沿いに湧き出ており、自然探勝も楽しめることから、観光客にすこぶる好評だ。今年5月には、温泉施設に隣接して全8ホールの「グランドゴルフ場」もオープンした。
 観光面に力を注ぐ匹見町では、温泉と国定公園匹見峡や町内の観光施設を連動させることで、交流人口の拡大を推進している。
自然を活かした山野草の生産
山野草の栽培技術の講習会
山野草の栽培技術の講習会
 匹見町では、地域の資源である豊かな自然を活用して、新たな農業のあり方を模索している。その一つが、昨年11月から始めた切花用山野草の生産への取り組みである。
 今春は、試験的に数種の山野草の苗を休耕地などに植付け、夏にはヒメヒマワリ、オミナエシなどを広島方面に初出荷した。現在は栽培農家も30軒近くに増え、これからの進展に期待が高まっている。今後は、栽培面積を積極的に拡大し、5年後には3000万円の売上を目指す。
 匹見ブランドの花が全国に出荷されることも夢ではないだろう。
着々と進展する交通網の整備
国道488号澄川バイパスの改築工事
国道488号澄川バイパスの改築工事
 匹見町は急峻な渓谷型の地域のため道路の未改良区間が残り、ここ数年は町内を走る幹線道路の整備を押し進めてきた。
 国道488号については、澄川バイパスの改築が本年度中に竣工する予定で、表匹見峡トンネルの改良整備も年度内の完成が待たれている。生活交通の確保では、今年度から過疎バスとスクールバスの増便とダイヤ改善が行われた。
 齋藤惟人町長は「観光客の入り込みにしても、山野草の出荷にしても、道路が重要な役割を果たします。交通網の整備は、今後も積極的に進めていくつもりです」と力強く語る。
 県下でも誇れる雄大な自然を資源として、匹見町らしいまちづくりが一歩一歩、進んでいる。

column 匹見太鼓喜楽組
匹見太鼓喜楽組  匹見町在住の日本を代表する和太鼓奏者、今福優氏の指導の下、平成7年に発足。20代〜50代の女性8名が所属する。静から動へと徐々に盛り上がるオリジナル楽曲には、女性だけのグループならではの華やかさがあり、最近は町外からの招待演奏も多くなった。和太鼓を匹見の文化として広めていくことを大きな目標としている。

東出雲町/匹見町

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