かあちゃんブロッコリー
美味お国自慢・コラム
地域女性の活性化に繋がった
『かあちゃんブロッコリー』
  生産を始めて15年目を迎える平田市のブロッコリー。昭和57年に行政機関の指導により始めた春作栽培をきっかけに、農協青年連盟の活動の中で試験的に取り組まれていくが、未熟な栽培技術、品種が特定できないなどの理由で、価格も低く、安定生産に至らなかったが、水田の転作拡大により、徐々に転作作物として注目を集めていく。
 その後、市などの支援を受け、転作最重点作物として推進されたブロッコリーだったが、「排水の悪い平田では転作作物はお金にならない」「野菜は手間がかかる」等、評判がかんばしくなく、栽培面積が伸びなかった。しかし、当時から野菜作りに積極的であった農家の主婦を中心とした取組みが、その後の発展を支えていく。
 当初、ブロッコリー生産で中心的役割を果たしていた地域をモデル集団として、確かな実証結果を生んだことが生産拡大のきっかけとなるが、生産地域の精力的なミーティングによる、女性たちの生産に対する奮闘ぶりが浸透していったことも、男性をブロッコリー生産に参加させる十分な動機になっていった。
 「かあちゃんブロッコリー」の愛称で親しまれるようになったのは、平成2年の女性部発足当時にさかのぼる。女性部の活動に伴い、販売額に対する旅費補助等の行政支援が図られ「ブロッコリーを作ってハワイに飛ぼう」という海外研修も行われた。その後も続く研修旅行の実施は、産地拡大、女性の生産意欲向上の大きな励みとなっていく。また、安価な輸入物に対抗すべく行われた品質の向上も、活性化に繋がる一因になった。
 女性のパワーが支えた「かあちゃんブロッコリー」。「平田のブロッコリーならでは」という”品質(味)“に裏打ちされ、平成2年の販売高1億円を突破を皮切りに、さらに発展を遂げている。


◎問い合わせ先
JAいずも平田   
0853-21-6038
http://www.jaizumo.or.jp

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