◎特集 島根の国際交流・新時代
ロシア・沿海地方
 ウラジオストク、ナホトカといった大きな港を有する沿海地方。県では平成3年(1991)に島根県知事と沿海地方主席との間で「友好交流に関する覚書」に署名し、以前から培ってきた貿易振興や医療分野の技術協力支援など、積極的に取り組んでいる。沿海地方では、経済活動が旧ソ連邦崩壊で一時期停滞していたが、近年急速に回復してきている。友好交流を結んで今年で10年。8月には、経済・文化・行政分野で構成された記念訪問団が、沿海地方の行政府や学校、企業等を訪れた。その中には、しまね海洋館「アクアス」のシロイルカのふるさとTINRO(チンロ)太平洋水産研究所も含まれている。10周年を記念しての行事では、子供による石見神楽が上演され、伝統的な文化を重んじるロシアの人たちから大きな拍手で迎えられた。今後は豊富な木材資源や水産資源などの貿易が、浜田港を窓口に活性化しそうだ。
子供神楽団が石見神楽(恵比寿)を上演
子供神楽団が石見神楽(恵比寿)を上演

中国・吉林省(きつりんしょう)
 農業や重工業が盛んな地域であり、今後の発展が期待されているエリアだ。県では平成6年(1994)に「友好交流に関する覚書」に調印し、行政・学術分野での交流をスタートさせた。自治体間の交流では、県の行政・経済・医療・消防防災の各機関で研修員を受け入れており、平成11年(1999)には島根県から吉林省に消防車(5台)を贈呈した。また吉林省の鳥類(野生動物)保護や水質の調査など、環境分野における合同調査・研究活動が積極的に行われている。さらに経済交流の面では、平成6年(1994)から、石材加工・合板加工・縫製・水産加工といった業種で研修生の受け入れを開始。翌平成7年(1995)から貿易・医療・通信分野などで技術研修員を受け入れ、吉林省の地域振興に協力している。
野鳥の共同調査
野鳥の共同調査

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【特集】島根の国際交流・新時代
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