体験・体感 島根の旅
自然とともに旅あそび

《旅のリポーター》 木次亜希子
観光島根キャンペーンレディ。旅行と新しいものが大好き。
チャレンジ精神旺盛な24歳。
卓上機を使った織物体験
卓上機を使った織物体験
 今回、清流高津川の悠々とした流れときらめきを車窓から眺めながら向かう先は、「星のふるさと・日原町」。「星の降る里?それとも星の故郷?」どちらなんだろうと疑問を抱いた私。答えの分かる夜が来るまで、まずは国道9号線沿いの道の駅「シルクウエイにちはら」に隣接する「シルク染め織り館」で染めと織物体験に挑戦することにしました。実は日原町は、シルクの町でもあり、「天の煌(あまのきらめき)」と呼ばれる天然の金色を放つ糸や無菌蚕の生産など、技術開発によって伝統あるシルク産業を守っているんです。
オリジナルな思い出作り〜染めと織物体験
 さて講釈はこれくらいにして、いよいよ染め体験。今日は町に咲くきんけい菊で染め上げです。真っ白なハンカチが、あっという間に夕陽色に。事前にしばっておいた部分は白く残ります。染めの作業といっても、染料に布をひたしてから水洗いをするだけなのでとても簡単。もちろん、子供さんでもすぐに出来ます。一方機織体験は、卓上機と呼ばれる初心者向けの機織り機で絹糸を織りあげていきます。30分もあればオリジナルブックマークが作れるんですよ。ここでは、時間を延長してテーブルセンターを作ったり、また県外から通う人も多いそうです。
 日原天文台へ向かう途中、鮎を運ぶ人を見かけました。両手のバケツから飛び出んばかりの勢いで跳ねる鮎、鮎、鮎。「もちろん、天然もんだよ」と満面の笑みで教えて下さいました。高津川の恵みを実感。
しばらくすると織り模様が見えてきて、さらに楽しくなってくる
しばらくすると織り模様が見えてきて、さらに楽しくなってくる
地図
一般公開では日本最大級の反射望遠鏡
一般公開では日本最大級の反射望遠鏡

満天の星空を独り占め〜星空観察
 標高255メートルの枕瀬山山頂。ここに天文台があります。ゴーと鈍い音を響かせながらゆっくりと開く銀のドーム。そして大口径75センチの望遠鏡から覗く遥か彼方の宇宙空間。ぼんやりと白く浮かぶ球状星団に時の流れを忘れてひたる幸せは、宇宙ヒーリングとでもいうのでしょうか。「今にも星が降ってきそう。本当にここは星のふる里なんだ」と感じました。
大自然を釣り上げよう〜渓流釣り
 翌日、キンと澄み切った空気の中、匹見町へ。今日は渓流釣りに挑みます。川の透明度に感動しきり。「川が綺麗なのは匹見じゃあたりまえですよ。釣竿を垂らしたら川の流れにまかせてね」と、5年前に広島からここ匹見へ移り住んだという高田さんからアドバイスを受けながら山女(やまめ)を狙います。「匹見町には人間の原点に立ち戻る自然の迫力がある」と語る高田さんの気持ちが何となく分かるような気がしました。なぜなら、深緑の鮮やかさと水流の奏でる心地よいBGMを全身で受けとめていたら、もう釣果は二の次。いつしか私も、すっかり大自然の一部となっていたのですから。
写真


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