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体験ルポ 田舎に遊ぶ。隠岐・島後編
隠岐自然回帰の森にあるトカゲ岩展望休憩所。

雄大な日本海に浮かぶ隠岐は、
夢アイランド。
島前と島後、それぞれが
豊かな自然に恵まれている。
今回は、夏を前にして、
隠岐・島後へ遊び探しの旅に出掛けた。
 隠岐へのアクセスは船と飛行機があるが、やはり美しい日本海を身近に楽しみながら行きたいからと船を選んだ。七類港を出発して島後の西郷港まで、超高速レインボーでわずか1時間強である。今や隠岐はすっかり近い島だ。乗船してしばらくすると「この船は、海上を時速70キロで浮上翼走し…」と船内アナウンス。どこまでも青く広いこの日本海を、飛び魚のように進んでいるのだと思ったらワクワクしてきた。この先おもしろくなりそうだ。

 西郷港に着いた私たちは、まず最初に隠岐の自然について勉強しておこうと、隠岐ポートプラザ内にある隠岐自然館を訪ねた。ここには、珍しいオキタンポポ等の植物やオキウサギといった動物類をはじめ、日本海の魚たちが泳ぐ水族館まであり、隠岐の生物が一目瞭然なのである。館内を回っていくうちにまさしくこの島は動植物の宝庫なのだと実感。今回どんな生物に出会えるのかと想像しただけで、島での遊びがますます楽しみになってきた。

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どこまでも青く美しい奥津戸海水浴場。
 隠岐で遊ぶには、車を用意しておいた方がいい。島といっても山あり谷ありで、単純に島を一周するだけでも、車で約2時間半ばかりかかる。私たちも早速車を調達して今回の遊びの拠点地あいらんどパークヘ向かった。ここは、キャンプ場、ログハウス、クラブハウス、テニスコートに加え、フィールドアスレチックや遊歩道などを備えたアウトドアの総合リゾートパークなのである。そして、4月にオープンしたロッジおくつども人気上昇中。隠岐で南欧風のプチ・ホテルに泊まれることにかなりの魅力を感じる私であった。そしてもう一つ、ここを選んだ訳があった。以前訪れた時に知り合ったあいらんどパークのおばあちゃんに会いたかったのだ。聞いてみたら、大層な人気者で、このおばあちゃんとの再会を目的にここへ遊びに来る人が多いのだそうだ。隠岐の人は人情が厚いという。おばあちゃんはその代表である。

 あいらんどパークのみの滞在でも十分遊びは満喫できるのだが、せっかくだからとあちこち足を延ばしてみることにした。

 隠岐は、海水浴の隠れたメッカである。水はどこまでも透き通り美しい。ゴミ一つない砂浜、さらに人も少ない。「プライベートビーチってこんな感じなんだろうな」。私たちはぜいたくな海辺の一時を満喫した。また、ウインドサーフィンやジェットスキーといったマリンスポーツも盛んで、初心者には地元のメンバーが指導をしてくれる。真っ黒に日焼けし波に乗る彼らはとてもたくましく見えた。体験希望者のほとんどが若い女性だというのもうなずける。

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大自然の中では身も心も開放される。
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銚子川で遊ぶ。一番深いところで1m50cmくらい。
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