各地の動き・話題
今、島根県の各地方では、そこに住む人々がまちを活かしていこうとする官民一体となった事業が盛んです。 自分たちの暮らす土地にしっかりと根をおろした地域の活動と話題をお届けします。
江津市総合市民センター
ミルキーウェイホール
ミルキーウェイホール 江津市民のコミュニティーゾーンとして、4月にオープンする「江津市総合市民センター」(愛称:ミルキーウェイホール)。
設計は、島根県仁摩町出身の高松伸氏で、江津に生きる人々の心の風景である江の川と、美しい夜空にきらめく天の川をイメージして建築されました。壁画には十二宮星座が輝き、新しい街のシンボルになります。
主な施設は、702席を備えた大ホールと最大約200人の会議が開催可能な会議室です。大ホールはコンサート、映画会、講演会などさまざまなイベントに対応可能な多目的ホールになっており、県内では初めて光ファイバーを使った演出ができる設備が備えられます。
今後、このホールが市民の文化活動の拠点となり、文化意識の向上につながることが期待されています。

加茂町文化ホール
ラメール
3月、加茂町文化ホール「ラメール」がオープンしました。真っ白な外観は一見、城のような造りになっており、周囲の山々に美しく映えています。
施設は700席を備えた大ホールをはじめ、多目的に使用できるふれあいホール、会議室、スタジオなどが完備されており、町民の文化活動の拠点として利用価値の高い施設となっています。
3月に行われたオープニングイベントでは、町民約100名がプロの俳優とともにミュージカルに挑戦。町民手づくりの舞台に、町全体が沸き上がり、好評を博しました。また、ジャズコンサートや落語など、さまざまなジャンルの催し物が開催され、町内外からの来場者でにぎわいました。
今後もさまざまなイベントが企画されており、町民をはじめ周辺の人々にとって、質の高い文化に触れる場となることが望まれています。
加茂町文化ホール

いちじく温泉
日本海を望む多伎町久村の高台に、4月、町営の温泉施設「多伎いちじく温泉」が誕生します。日本庭園に面した明るいロビー、ステージ付き40畳の大広間、和室が備わり、浴場は、海神の湯、比売(ひめ)の湯、男女それぞれの露天風呂、薬草湯があります。
この温泉は56.2度と温度が高く、塩化物泉と硫酸塩泉の2種類の成分が含まれていることが特徴です。泉質を分析した結果、地下水が火山活動で温められ、ミネラルを吸収しながら熟成され温泉に変化したことが分かりました。成分のバランス、量とも申し分なく、神経痛、筋肉痛、関節通、五十肩、冷え性、切り傷など、約20種の症状に優れた効能があります。
そして、この泉質と多伎町の特産品イチジクを利用したのが、「いちじく薬草湯」です。昔から民間療法として生かされてきた、イチジクの花や葉を乾燥させて薬草として利用。痔疾・神経痛・リューマチ・冷え性などに効果があるとされています。
いちじく温泉

森鴎外記念館
森鴎外記念館 山陰の小京都といわれる津和野町。森おう外はその津和野町の町の藩主一家の医者の家に生まれました。軍医として、また、「舞姫」「雁」「山椒大夫」などの作者として名を成し、最期は、「石見人森林太郎トシテ死セント欲ス」と遺言を残しています。現在、生家は国の史跡に指定されており、その南側にこのほど総事業費約11億円をかけて「森おう外記念館」が建設され、4月に開館します。
1階には、おう外の生家が見渡せるロビー、おう外の生涯を紹介するビデオシアター、ミュージアムショップを設置。展示場は、おう外と外が生きた時代が明確になるような観覧ができるよう配慮してあります。そして2階は視聴覚設備を備えた会議室、マイクロリーダーでおう外の書簡などの資料を閲覧できる研究室があり、森おう外について、親しみをもって見詰めることができる記念館となります。

隠岐ポートプラザ
隠岐諸島の中で最大の島、島後。高速船レインボーの就航により、七類と西郷の間は片道約1時間で往来することができるようになりました。
その西郷港の目の前に、7月にオープンするのが「隠岐ポートプラザ」です。これは、隠岐の玄関口西郷港の利便性と機能性を向上させるために建設されるもので、「緑・光・風」をモチーフに設計。外観は「牛突き」の「牛」をイメージしています。
施設は、1階がターミナル、隠岐特産センター、2階が「隠岐自然館」、3階から上はホテルやレストランとなっており、6階には多目的ホールも完備されています。
中でも注目されているのが、2階の「隠岐自然館」です。海の魚たちのミニアクアリウム、森の動物や鳥、貝類、甲殻類、また離島特有の生き物などの展示は臨場感あふれるものとなっており、新しい観光スポットとして注目されています。
隠岐ポートプラザイメージ

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