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10月10日質問事項4

4.財政見通し

○山陰中央新報:山陰中央新報の高橋です。よろしいですか。

 先日、平成30年度から平成35年度の財政見通しを財政課のほうが示されまして、その中では、県のほうが目指していらっしゃった収支均衡と財政調整基金の残高の確保、それから県債残高の目標というのは達成されましたけれども、それについて知事の御所感をお伺いしてもよろしいですか。

○溝口知事:このたびの財政見通しでは、平成35年度まで収支均衡を維持しつつ、財政運営指針で掲げた基金及び県債残高の目標を達成する見込みとなりました。例えば県債残高は平成34年の目標では5,400億円以内でありましたが、現在の見込みでは5,372億円と若干下回っております。これまでの取り組みにより、財政の健全化は相当程度進んだと考えております。しかしながら、県財政は依然として内外の経済情勢や地方交付税の変動などによって大きな影響を受ける事態は変わらないわけであります。そういうことでありますし、また、県債残高はこれまでの取り組みにより大きく減少はしておりますけども、他の都道府県と比べますと依然として高い水準にあり、県債残高の縮減は県財政の重要な課題でも引き続きあります。

 こうした中で、将来にわたり収支均衡を維持しながら地方創生、人口減少対策などの重要課題に的確に対応するため、我々としては、やはり事務事業の見直しであるとか行政の効率化・合理化、財源の確保、基金の確保と県債残高の縮減による財政基盤の強化の取り組みをさらに徹底的にやる努力をしなければならないというふうに考えております。

○山陰中央新報:歳入歳出の推計を詳しく見ていくと、減債基金につきまして、毎年40億円から20億円崩して、これに対して積み戻しをしないっていうふうにしていらっしゃいますけれども、貯金を崩して積み戻さないにもかかわらず、収支均衡だと言っていいのかどうなのかっていうことについてはどういうふうな御認識をお持ちですかね。

○溝口知事:それは、収支均衡というのはいろんな面があるんで、どこまでを収入に入れる、支出に入れるというのがありますから、それは現行のやり方でいいんではないかと思いますね。

○山陰中央新報:現行のやり方でちょうど収支がゼロには、合ってるんですけれども、20億円崩して積み増さずにそのまま減らしていくにもかかわらず収支均衡だって言っていいのかどうなのかっていうとこなんですけども。

○溝口知事:それは考え方の問題ですね。

○山陰中央新報:先ほども将来的に地方交付税が減っていくとか社会保障経費が上がっていくっていうふうにおっしゃっておられましたけれども、そういう部分が今後の財政運営に与える影響というのは、知事として今どういうふうに見ていらっしゃいますか。

○溝口知事:もしそういう状況が続くならば、一定の影響が出てきますね。ただ、そこら辺の先行きがどうなるかというのは確実にはわかりませんからね、そういう状況をよく見まして、今までのやり方では不十分であるとか、変えなきゃいけないといった事態があれば、それを検討していくということだろうと思いますが、現状で我々が見ている段階でそんな危機的な状況にあるとは考えてませんね。

○山陰中央新報:一方で、表を見ると、公共事業費とかいろいろな事業に活用ができる個別調整経費というのは減少傾向にあります。公共事業費については本年度、平成30年度をベースに維持したいというふうに財政課のほうもおっしゃってましたけれども、これから地方交付税が減って財政が厳しさを増す中で、公共事業費であったりとか個別調整経費は維持できるというふうにお考えでしょうか。

○溝口知事:個別調整経費とか公共事業が見通しでは減るような格好になってますけども、これらの事業費の減少は、現時点で具体化してない新たな事業を織り込んでいないということが要因であるというふうに見ております。そういう意味で、現時点での財政見通しに出てくる個別調整経費や公共事業の問題につきましては、現在の時点での推計であり、予算編成に当たりましては国の補助、交付金を最大限に活用するなど、財源の確保に努めまして、事業費の維持確保と収支均衡の両立を図っていくという考えであります。

○山陰中央新報:やはり国のほうの財源をなるべく活用してということになってくるということでよろしいですかね。

○溝口知事:それは当然のことですね。

○山陰中央新報:一方で、独自財源の確保も必要なのかなというふうに思うんですが、今、スクラップ・アンド・ビルドを県の全事業で進めていらっしゃると思うんですけれども、昨年は一般財源ベースで6,700万円という格好で、こちらが思っていたほど、事業全体を見直してしっかりと財源を確保できたっていう形にはならなかったんではないかなというふうに思うんですけれども、知事はその結果というのをどういうふうに見ていらっしゃいますか。

○溝口知事:そういう詳細までは知りませんけども、それで今困ってるということはないですね。一定の財政再建と必要な施策ですね、それは一定のラインで進んでおるというふうに思います。

○山陰中央新報:ことしも事務事業の見直しを進められることになると思うんですが、どれぐらいの財源を確保したいっていうふうなめどとか目標とかっていうのは知事としてお持ちですか。

○溝口知事:まだこれからですね。

○山陰中央新報:その見直しの事業の中に、学校図書館の司書配置の事業であったりとか、知事が肝いりで始められた事業なんかも俎上に上がってますけれども、そういう政治判断を伴うような事業についてもしっかりと踏み込んで見直しをされるお考えでしょうか。

○溝口知事:まだ事務方の段階でいろいろ議論をしてますから、その議論の結果を受けてどうすべきか考えていくつもりです。

○山陰中央新報:この見通しの中では全ての目標をクリアされたっていうことになりますけれども、財政の全体の状況というのを知事はどのように見ていらっしゃいますか。将来的にやっぱり厳しいのか、それともある程度以前の厳しさが落ちついてきたというふうにお考えなのか。

○溝口知事:厳しいというものをどういうふうに考えるかというのはいろんな見方がありまして、それによって変わってくると思いますね。全体として見て、大変危機的な状況にある状況ではないですね。一定の対応をしながら予算の編成でありますとか執行ができる状況じゃないかと思います。

 

○山陰中央新報:あと、済みません、もうちょっと財政見通しの話を聞かせていただきたいんですけど、先ほど知事は、危機的な状況というのはちょっと脱して、一応一定の対応をしながら予算執行できる状況にあるっていうお話をされましたけれども、そういう状況というのは、やはり収支均衡であったりとか財政調整基金の残高を確保できたりとか、県が立てた目標をある程度達成できるからそういう状況になったという御認識でよろしいですかね。

○溝口知事:いいですね。

○山陰中央新報:はい、わかりました。その点だけ確認をさせていただければと思います。ありがとうございました。


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