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8月22日質問事項2

2.北朝鮮弾道ミサイル

○山陰中央新報:済みません、北朝鮮のミサイルの関係でお尋ねします。

 お盆のたしか14日だったと思いますけど、首相官邸に行かれて、聞くところですと、4県の中でも、知事がかなりリーダーシップをとられて呼びかけ等々をされて、実際、総理に渡されたのも溝口知事でしたけれども、事務局県も。何で先頭に立ってやられようと思われたというか、上空を通ると言われてたんですけども。

○溝口知事:北朝鮮が島根、広島、高知を通って太平洋に向かって弾道ミサイルを発射をすると発表をしましたから、これは大変なことだと思ったわけです。

 今までそういう事態はないですから、どこを通るという具体的な話もありませんでした。これは、通るといっても何が起こるかわからないわけですから、やはり国全体として対応をしなければならないし、国自身も米国と調整をするとか、そういうことが必要です。そうなると、先方が通ると名指しをした3県で早く国のほうに我々県民が抱える不安などがあるということをお伝えし、政府として米国との関係とか、いろんな面で対応願いたいということをしなければいけないだろうということで、広島、高知の知事さんに電話をしたところ、愛媛も、あのルートだと自分のところも通るので、どうしようかということで高知に連絡したら、今そういうことが始まっているのでという連絡がありましたので、それなら4県で一緒にやりましょうと。ばらばらでやると時間もありませんし、早くしなければいけないということで、発表の直後ぐらいから動き始めて、月曜日に、総理がお帰りになるかどうかというのはよくわかりませんでしたが、とりあえず我々は行こうということになりました。外務省、それから防衛省に行くということが決まり、総理も夕刻にはお帰りになるということになりましてお会いしていただけるということになりましたから、総理、外務省、防衛省の副大臣でしたと思いますけれども、面会をして、PAC3の展開だとかをやっていただいて、お礼をすると同時に、政府として万全な体制をとって、米国とよく調整をしていただきたいという趣旨ですけれども、やっていただきたいということを申し入れたということです。

○山陰中央新報:こうした情勢を受けて、先週、Jアラートの訓練が中四国9県を対象にありまして、県内ですと、他県ではあったようですが、防災行政無線が鳴らないということは県内ではなくて、ただ、県の防災メールでちょっと文字化けがあったということで、送られてきた方にとってはちょっとびっくりもあったかもしれませんが、訓練ということで、やってよかったなと個人的には思ったんですけども、訓練自体を総括されると、どういうふうな知事は受けとめを、あの訓練の結果を聞かれたりして、他県の例も含めてですけども、どういう印象を持たれたか、お願いします。

○溝口知事:県のほうから発出した分については、技術的な調整ができていなかったのですね、そういう問題があったということです。そこはすぐに原因がわかりましたから調整ができたということで、訓練があったためにいろんな問題も解決といいますか、修正ができるということになりまして、よかったと思います。いずれにしても、今後もいろんな事態があり得るわけですから、そういうものに対応できるような迅速な体制を築き、県民の方々に問題を生じないように県として努力をしていきたいと考えております。

○山陰中央新報:来月になりますけど、隠岐の島町で県内では初めてのミサイルの訓練、6日ということなんですけども、どうも国のほうから訓練は各都道府県にとりあえずやってくださいというのがあって、照会をかけた結果、隠岐の島町が名乗りを上げられたということですけども、ちょっとこの訓練自体が、普通の一般防災って外に逃げていったりするというのに対して、中にいたりというようなこととか、早ければ七、八分ぐらいで飛んでくるという、時間との勝負という、すごい、いる場所によって、公園の土管の中に逃げるとかいろいろありますけども、ちょっと特異なものなんですけども、知事は県内でもっとほかのところも参加したり、やってみるべきだというふうな思いを持ってらっしゃるのか、当面、とりあえず今回は隠岐の島町の結果を踏まえて基礎自治体がどう判断するかということになるのか、その辺は積極的にやっぱり訓練を促したいというふうに思ってらっしゃるのか、その辺はいかがですか。

○溝口知事:北朝鮮は日本海に向かっていろいろ撃っていましたから、隠岐の島町においても一定の関心を持たれて手を挙げられたということだったと思います。それはそれでいいわけですが、北朝鮮の行動は先般、先方が公表したように、太平洋に向かうということもありますから、そういう面で、何が起こるかわからないわけですから、隠岐の島町以外の自治体においても一定の訓練をするというようなことは必要だろうと思います。

 今の情勢を見ますと、直ちにそういうことが起こるかどうかはわからないわけでありますし、学校が休みとか、いろんな問題もありますから、そういうことを見ながら我々として市町村とも相談をするといいますか、あるいは要望があればやるということでやっていきたいと思います。

○山陰中央新報:PAC3が展開されて、知事も展開されたときには歓迎するコメントも出していらっしゃいましたけども、PAC3だけで対策が十分なのか、それとももっと国として防衛対策、防衛として何かやってもらいたいという思いなのか、それは、県はいかがでしょうか。

○溝口知事:PAC3だけでは難しいでしょうね。それは、政府はまずイージス艦で撃ち落とすということです。それでできなかったものは近くに来てPAC3をということで、距離がそんなに長くありませんから。ただ、PAC3をどこにでも置くようなことはできませんし、訓練をするとか、そういうことをやっていくということだと思います。

 楽観的なことを言えば、本格的なミサイル発射を太平洋側に向かって撃つのか、あるいは米国本土に向かって撃つのか、よくわかりません。

 それから、国際政治の世界の中で、中国がどういうふうに動いているのか、米国がどういうふうにするのか。それから米国との日米の防衛的な体制についても、いろんな論調が報道等にも出始めていますね。そこら辺になるとかなり根本的な問題でありますし、どう対応するかというのは難しいです。それから、飛ばずに落下するというようなこともあるでしょうし、あるいはロケット弾を切り離すタイミングがどうなるかとか、いろんなことがあって、現実には何をどうしたら実効的なものができるのかということが難しいですね。しかし、大事なことは、発射をしたということになると、連絡が各県民の方、自宅であるとか勤務先などに行くということです。一番大事なことは、落下物だとかいろんなことがあり得ますから、そういうもののない、防げる場所に行くということです。そういうことをいろいろ説明していかなければいけないですね。

○山陰中央新報:今回、PAC3は中四国地方は空白地、配備されてない空白地で、今回、一時的に配備されたわけですけども、さっき知事おっしゃったように、いつ何どきミサイルが飛んでくるかわからない中で、今、一時的ですけども、これが恒常的に中四国地方とかPAC3の配備の必要性について、知事はどういうふうにお考えですか。

○溝口知事:PAC3は、必要があれば動かせるということを防衛省は我々に対して前から言っていました。当時の状況としては、結局米国との関係なので、米軍の基地があるところに配置をしている様子でした。そういうことははっきりとは言いませんけれども。島根とかはそういう基地がありませんから、数の限度もありますから、PAC3を移転するということは難しいということでしたが、状況が変わったということでありましょうね。それで、ほかで置いていたPAC3をこちらのほうにすぐ搬送したということです。それは非常に手早くできたなと思います。必要があれば動かすということは前から防衛省は言っていました。

○山陰中央新報:となると、もう必要であれば動かせばいいので、中四国地方は今空白地になっていますけど、常備配備というのは余り必要性はないとお考えになっているのか。

○溝口知事:そこはよく聞いてみないとわかりません。PAC3の射程範囲は、距離がそう長いわけではありませんからね。長くて四、五十キロぐらいでしょうから難しいことです。

PAC3は米軍があるところに配置している様子だったのですが、状況が変わったということで早くこちらに配備をしたということです。

○山陰中央新報:知事、とにかく住民の方とかに連絡が行くことが大事だ、情報が行くことが大事だっておっしゃいましたけど、今回、訓練で文字化けとかっていうことが起きたことについては、どういうふうにお感じになっていますか。

○溝口知事:そういう発信をやったことがなかったので、それはわからなかったわけでしょうが、発信をした関係でわかりましたから、幸いなことだったということです。いろんなチェックを関係部局においてやってもらうことにしております。

○山陰中央新報:情報発信とか情報伝達の関係で、今回、訓練で結構住民の方とかに話をか聞くと、例えば防災行政無線は聞き取りづらかったって言われる方がおられますけど、それ、今回は訓練だから1回だけ流れてて、実際だと何回も何回も流れてくるんで、そういうそもそもがわかってないとか、さっきメールのこともあったんですけど、そもそもですと、実際はミサイルが飛ぶと携帯会社からエリアメールがちゃんと来るので、要は多重化されてるっていうこととか、飛んだときにAさん、Bさんが情報が来るかという基礎知識みたいなものってかなり欠如しているのかなと思っていて、その辺の情報発信、政府のほうもかなり必要だと思うんですが、その辺はいかがですか。

○溝口知事:こういう事態を想定していませんから、過去においては。新しい事態ですから、その事態に対応した体制づくりを我々もやっていかなければいけないと考えておりまして、そういう面で必要な対策をよく整理して、その上でいろんな訓練とか、情報の伝達だとかの改善を図っていきたいと思います。

北朝鮮の技術開発などは、みんなきちんと予想はできていなかったでしょう。そういう意味で、新しい事態に対して対応をこれからしっかりとやっていくということです。

○中国新聞:済みません、知事、先ほどのPAC3なんですけども、これは当面置いてあると思うんですけども、出雲の駐屯地に。現状、今の状況が変わらなければ、ずっと置いてもらわないといけないとか、そういうことも含めて、防衛に関してというか、どのように国に対して要望していく、何が必要かというようなものを、どうしてほしいというものをよく精査していくというお考えですか、これから。

○溝口知事:PAC3につきましては、申し上げたように、米軍の基地があるところを守らなければいけないという様子でしたが、今回の場合はそういう状況ではないということですから、今の状況が続くのであれば、そのままになるだろうと思います。どういう展開になるか、いろんなケースが想定されるわけで、それを全部短期間でやるということは難しいわけでありまして、緊急に必要なものから、あるいはできるものから全力を挙げてやっていくということだろうと思います。それにつきましては、やはり我々の知識だけでは十分でありませんから、政府にもよく相談をし、やっていかなければならないだろうと思います。

ただ、正直言って、北朝鮮が問題なわけです。だから、北朝鮮の問題を解決しない限り、この事態はなかなか変わらないです。だから、外交的な努力でやっていくということが必要であって、そういう面で、政府にきちんとした対応をお願いすると。米国、中国、そういう、あるいはヨーロッパもあるかもしれませんが、国際社会が一致団結してやっていくということが必要ですね。


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