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8月4日質問事項2

2.高レベル放射性廃棄物最終処分(科学的特性マップ)

○山陰中央新報:済みません、話は変わりますけども、先週の末でしたけど、原発から出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる核のごみの科学的特性マップが公表されまして、知事もコメントをいただいたんですけども、改めて、沿岸部が多かったなと、条件から見るとそういうことになると思いますけども、見られた感想等々、あればお願いします。

○溝口知事:そうですね、地図で見ると、対象にしにくいところが結構あるということですよね、地層から見ましてね。ただ、経産省のほうでは、マップの提示というのは、これから状況を説明して、最終処理の実現に向けた長い道のりが続くわけですけれども、そのための準備という段階でありまして、どこを選ぶとか、そういうことをすぐに決めるというような話ではなくて、こういう状況にありますよということを説明するということですから、そういう説明を国民に対してよくやっていただきたいということであります。

○山陰中央新報:実際、いわゆる適性があるというようなところとされた松江市や西ノ島町等々に聞いてみたところ、早くも受け入れるつもりはないという回答を首長さんがされまして、実際、最初の受け入れの検討段階は基礎自治体の市町村長になるので、そのときは知事が受け入れる、受け入れないとかって話ではないと思うんですけども、知事が出てくる場面としては、その後の文献調査とか、文献調査といって、ちゃんと精密に土地を調査するとか、あと実際に、さらにボーリング調査といって掘っていくという、どんどん段階が進むようになると、最終処分法という、この法律に基づくと、都道府県知事の意見を尊重する義務があるという、知事が出る出番が出てくるわけです。そういった場合に、仮に地元の自治体は受け入れたいと言ってても、知事がストップをかけるということができて、知事も意見を言うということが出てくるんですけども、そういったことを踏まえて、実際、鳥取県の平井知事等々はもう受け入れるつもりないという発言を議会等々でされてますが、知事はこの受け入れ自体、どうお考えかというのをお聞きしたいんですけど。

○溝口知事:島根県は原発のある県ですから、適正な処分がなされるということが必要なわけですね。それをどうするかという点についてはいろんな考え方があり得ますから、まだ今の段階で我々が何か言う段階ではありませんね。

○山陰中央新報:同じ立地自治体ですと、松浦市長は、原発を国策として受け入れてきて、それをやってきたんだから、ごみまで受け入れるつもりはないというふうに言われてますけども、知事も同じ立地自治体の長として、そういったお考えというのはお持ちなのか。

○溝口知事:いろんな考えがあって、一般的に言えば、どこの地域でも受け入れることに難色を示されるところが多いと思いますよ。だから、そういう問題をどう処理するかというのは、やはり国の役割ですね。

○山陰中央新報:じゃあ、現段階で、知事としてはどうかというのは。

○溝口知事:我々が言うような段階ではないですね。

○山陰中央新報:段階ではない。わかりました。

○溝口知事:国がどういうやり方で処分をしたり、それがどの程度安全性や確実性があるのかとか、あるいはそういう受け入れる地域に対してどういう対策をされるのかとか、いろんな要素があって、時間をかけてやるべき話でしょう。

○山陰中央新報:県民感情として、もう既に原発を受け入れているので、最終処分まで受け入れることはできないというような思いがあるということは理解はできるんですか。

○溝口知事:それは県民というか、その周辺の人たちは強いでしょうね。

○山陰中央新報:知事おっしゃっているのは、周辺というのは島根原発は松江市とか、30キロ圏内だったらそれ以上に広がるんですけど、そこの県民、市民の感情として、原発を受け入れている上に最終処分までということはどうかという思いがあるというのは、知事としても理解はできるということなんでしょうか。

○溝口知事:それは自然な考えではないですか。

○山陰中央新報:ずっとこの議論というのが進んでなくて、ただ、原発を動かす以上、核のごみというのは出てくるわけであって、避けて通れないと思うんですけども、今回、国がそういうマップを示したというのは、一歩前進というふうに受け取られているのかというところを教えていただきたいんですけど。

○溝口知事:一歩前進かどうかは別として、最終処分は要りますね。それに対してどういう対応をするかというのは、政府が考えなければいけないですね。

○山陰中央新報:なかなか今までも決まらなかった中で、こうマップを示して、これから長い議論になるかもしれないんですけども、知事として、国に対して何を求められるんでしょうか。

○溝口知事:今の段階で具体的に求めることはありませんね。

○中国新聞:知事、関連して、今回のマップ、多分見られたと思うんですけど、もちろん全国の皆さんも見ておられるわけで、見られた方にはいろんな反応や受けとめがあるようで、地図の色なんか見ても緑なのかオレンジなのか、その部分に関しても、例えば火山があるんだったら周りは結構一律にオレンジで塗られているんですけど、断層というか、構造体ありますよね、ああいうところは線だけでびいっとこうオレンジが引いてあったりとか、何か妙に四角く塗ってあるところとか、いろいろな基準で塗り方を変えてあったり、地図が塗り分けられているんですけど、その辺、いろんな人が感想をお持ちなので、皆さんの感想はそれぞれあるかとは思うんですけど、知事の感想としては何か、まずどういう印象を持たれてるか。

○溝口知事:それは地層の違いがいろんな場所でありますから、危険性があるといいますか、そのようなときにはやっぱり、当然やれないですよね。あとどうするかというのは、時間をかけてそういう処理の仕方の安全性だとか、そういうものについて理解を得るような活動を政府がされないと進まないでしょうね。それにはやはり時間がかかるでしょう。

○中国新聞:今回、科学的特性マップということなんで、科学的にここは絶対難しいですよというところを排除したマップがああいうマップというふうに多くの人は多分受けとめると思うんですけど、科学的でない事情とか、住民の感情とか、そういった部分も考慮して、これから最終処分をどうするかという話が進んでいくことになるんですけど、あの緑で塗られた部分、あるいは濃い緑で塗られた部分を、その色で塗られたからといって、それだけではちょっとなかなか反論が難しいという感情も多分住民の中にはあると思うんですけど、その辺の例えば説明の基準とか透明性、何でこういう色で塗ってあるんですかとかっていうところは、県のほうから国に、どういう根拠なんだというのは随時ただしていくということになるんでしょうか。

○溝口知事:それはいずれそういうこともしなければいけないだろうと思いますね。ただ、今すぐやるほどの緊急性はないです。その前にやはり国のほうがそういうマップの説明などをいろいろな場でやっていくということが必要でしょうね。

○山陰中央新報:確認ですけど、今の時点では、県内で受け入れが可能かどうかというのは判断ができない。

○溝口知事:判断するつもりはありませんね。

○山陰中央新報:ただ、一方で、原発が受け入れているという事情もあるから、最終処分までっていうところの県民感情があるということは理解はできるということでよろしいんですか。

○溝口知事:それもあるでしょうね。

○山陰中央新報:わかりました。


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