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9月17日質問事項6

6再生可能エネルギー
○日本経済新聞:それでは、再生エネルギーのことについてお聞きしたいんですけれども、きのう知事も出ておられたと思うんですけれども、県の検討委員会が3回開かれまして、きのうの段階では木質バイオマスの可能性とか小水力とかということが話されましたけれども、まず一つお聞きしたいのは、島根県は森林県ですので、木質というのは非常に個性のある発電だと思うんですけど、これについてきのう賛否両論あったと思うんですけども、知事、御意見お聞かせいただきたいんですが。
○溝口知事:森林県なんですが、今、木質バイオマスで活用しようとしておるのは、戦後、木材需要が復興のために高まるだろうと、多分そういうことから日本の復興のためにも必要だということで造林を随分したわけですね。造林したものの早いものは四、五十年たったりして、主伐といいますけども、大きく丸太になって材木として建築の材料として使うということなんですね。それを材木として使う場合には、根っこの部分とか、あるいは枝葉の部分ですね、それは使わないので放置をされ、特に枝葉なんていうのは放置されたり、それから遅く植えられたものは間伐ということをしなきゃいかんわけですね、全体に木が大きくなるように。そうすると、間伐材も使われない部分がありますから、そういうものがいわば林地残材というわけですね。それは何もしませんと放置されたままで、土に戻るだけですからね、もったいないし、それからある程度そういうものを運んで燃料にしたりするようになれば活用できるということだったわけですが、電力料金がそういうものに対して上がることになりましたからね、そういうものを活用するということが可能になったわけです。それで、去年の段階では江津と松江にバイオマス発電の助成が国からなされて、そこに、あれは豊田通商の関連でしたかね、江津市が。それで松江が、ナカバヤシ(など)がやることになる。そうすると、そういう林地残材を材木業者の方々が集めてチップにして、それで供給しますというので成り立つわけですね。
そうすると、要するに主伐をして、そういうものがどれだけ出るかによるわけです。全部は賄い切れないんで、一部は海外から輸入したヤシ殻なんかも使いますが、それはわずかです。そういうもので流域でみんなが協力してやりましょうと。松江のほうもそういうことをするということなんで、一般の雑林といいますか、普通に生えているようなものを切って、切ったって、あれ生木ですからね、それは植えたり乾燥してなんていうようなことはできないわけでしてね、それで、そういうところは林道もないと、それはできないわけです。そういうものは自然に置いていくということなんで、森林があるから全部バイオマスになるということじゃないんですね。それはコストがものすごく高くなるでしょう。
○日本経済新聞:簡単に結論づけちゃいけないというのはわかりました。
もう一つ関連で、もう一つだけお願いします。ちょっと乱暴かもしれませんが、そもそもあの会議を始めるときに、数値目標を入れるか入れないかはまだ決まっていないという話でしたが、1回目のときに委員長は、終わった後に、終わった後というよりも、最後の挨拶で、やはり数値目標を入れたいということをおっしゃってました。ただ、きのうまた数値目標を入れるのは変だという意見も出てましたけども、今の段階でどうなんでしょうか。
○溝口知事:それはいろんな意見があると思いますね。一つの意見は、電力の需給というのは、例えば産業が非常に工業とかが発達しているところは自分のところで使う電力のほうが自分の地域に近いところで起こす電力よりも当然大きいということが出てくるわけですわね。そうすると、逆に電力が余るところから供給するというほうが合理的な面もあったりして、地域単位で何かを決めるということでいいのかどうかというような意見がありましたね。これはたしか東京のほうの専門家の人の意見でしたね。
それからもう一つは、目標を立てても、それがコストに合うようなものになるのかどうかというチェックをしないと、さっきの木材をいわば切って、それを乾燥させてチップにしてというふうにして巨額のコストがかかって、それは事業として成り立たなきゃ、燃料になるものがあるからといって目標にはならんでしょう。だから、そういう点もチェックしないといけないんじゃないかという意見があったということじゃないですか。
だから、いろいろな要素がありまして、単にポテンシャルとしてこれだけあるからどうだという議論だけで目標をつくるわけにはいかないと。そこはどういう詰め方をしたらいいのかという大きな課題としてありますね。
例えば木なんかを切った後から植えたり、(人工的に機械)乾燥させてやると、ものすごく高いコストになってペイしないと、それは実行不可能ですね。だから森林県ですけども、そうした木材というか、チップの供給なんていうのは割と底は浅い感じがしましたね。
それから、小水力などはもうかなり相当、小水力じゃなくても水力はかなり進んでいるというようなこともありますね。だから、そこはやはり、誰かがやっぱり事業としてやらないとだめですよね。コストが高いと、それより安いものを買ってくればいいわけであって、そういうことを詰めるのはなかなか容易でないですね。
しかし、ああいう専門家の方々の意見を聞くことによって、どういう課題があるかというようなことが少しずつ我々にもわかってきますし、また議論することによって、どうしたらいいかということが進むんじゃないですかね。まだこれからの感じですね。


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