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2月18日質問事項2

2竹島
○中国新聞:知事、済みません、竹島の日が近づいてますので、先ほど10年という言葉ありましたけども、10年たって、一定の、本当にわずかな進展というか、教科書に例えばしっかりとした記述がなされたりとか、そういうのは確かにあったんですけども、依然として式典は県とか県議会でつくってる県民会議が主催していると。で、県は毎年、国に主催してほしいというふうに要望されてますけども、それが実現しないという状況は変わってないわけですけど、まずそこのところを知事として今どういうふうにお考えになっているのか。
○溝口知事:私は、非常に大きな役割を果たしてきたと思いますね。竹島の日を定める条例が10年前にできたときは、国民の大勢の人たちが、竹島はどこにあるのか、あるいは竹島の問題というのが一体どういう問題であるかということにほとんど、知っておられる方が少なかったわけですね。そして関心も非常に薄かったわけですよ。いわば風化しかねないという状況にあって、そういう中で、国にそういう竹島の日の閣議決定なども求めるような動きもあったようですけども、そこは国のほうも動きませんので、県議会がリードして県民会議というのも設けておつくりになったわけですね。10年たってみますと、やはり国民の相当の方が竹島のことについて、そういう問題があるのかといったレベルから、竹島の問題の内容まで知り、政府がいろんな活動をすべきだという人もかなり出てきてますね。そういう意味では大きな効果があったと見るのが適当だろうと思いますね。
ただ、問題は、領土問題は関係国で話をしないと解決できないわけですけども、それはなかなか難しい状況にあるというのが現状じゃないですか。それは相手国が話し合いのテーブルに着かない限り状況は変わりませんね。それは今の韓国の中の状況、いろんなことを考えますと、政府も努力されているけども、直ちにそれが進むという展望はありませんね。しかし、そういう中で国際世論に訴えたり、必要に応じてまた国際司法裁判所に訴えるというようなことも念頭に入れて政府は活動されておりますし、政府におかれても領土担当大臣を設置され、領土・主権対策企画調整室というのを設けて予算措置もする。あるいは国際世論にも訴えるというようなことも近年始まっておるわけでして、しかし、一番の問題は日韓がテーブルに着くということはなかなか、いろんな外交状況、あるいは韓国の中の状況を見ると容易なことじゃないですね。しかし、そこは粘り強くやっていく必要が私はあるというふうに考えています。
○中国新聞:ちょっと細かい話ですが、式典が近いということで、その式典をいまだに県民会議が主催でやってるということに対してはどうですか。これは県としては政府にやってくれというふうに言ってるわけですけど。
○溝口知事:それは言ってますけどもね。それから、東京での集会は2回やってますね。それは国会内の領土議連と県内の県民会議の共催でやってますけれども、そういうところでも訴えるようにしてますが、国民の多くの方々は、やはり新聞などメディアを通じて竹島問題というのがしょっちゅう報道されますから、こういう問題があって、やはり何とかしなきゃいかんという気持ちは大勢の人にあると思いますね。あるけどもそこは、結局外交交渉どうするかということは、国内だけの動きでは進まないわけですね。そういう難しい問題だと。しかし、日本の主張に対して韓国のほうは理解を示しませんけども、見解が違う以上は話をするように努力をしていくということが一番の大きな問題ですね。やるべきことですね。それはやはり外交問題ですから、我々は政府にそれをやるように言いますけども、政府もなかなか韓国との間で取っかかりを有してないというのが現実ですね。だから、それは日韓関係、あるいは国際政治の中、あるいはこの地域のいろんな課題の中で考えていくべき問題ですね。この問題だけ取り出して、何か新たな進展が近い将来起こるという状況には今のところないですね。しかし、この問題を常に念頭に置いていろんな外交課題に政府が臨んでおられると思いますね。まずその努力を引き続きやってもらいたいということです。
○中国新聞:ここ近年、この状況というのはほとんど変わってませんで、日韓の首脳が、トップがこの問題について話すということもないままずっと今来てるわけですけど、今の、知事は粘り強くやっていくことが重要だというふうに言われたんですけども、なかなか実際の政府の動きは全く、日韓関係に配慮してるというのはあるんでしょうけど、事この竹島問題に関しては動きはないと言ってもいいと思うんですけど、そういう現状に対する不満というか、やっぱりやってほしいというのはわかるんですけど、今の現状で満足をしとられますか、知事は。
○溝口知事:満足なんかできないでしょう。
○中国新聞:具体的に、例えばどういう。
○溝口知事:だけど、それはさっき申し上げてるように、この問題というのはいろんな問題の中の一つなわけですね。だから、それは政府もいろんな努力はされようとしておりますけども、なかなか糸口が見つからないというのが現状でしょう。
○中国新聞:その糸口が見つからないというのは確かにそうなのかもしれないですけど、それで。

○溝口知事:いいことは全然ないですけども。
○中国新聞:いいということではないわけですか。
○溝口知事:じゃあ、どうしたらできるかっていうのも、相手があることですから、ないですよね。
○中国新聞:例えば……。
○溝口知事:だから、粘り強くやっていく過程で考えるほかないでしょう。
○中国新聞:国際司法裁判所への単独提訴というのが、向こうの大統領が上陸された後ぐらいにはそういう議論が結構盛り上がったんですけど、またそれも今、非常に鎮静化をしてますし、そこについてはどうですか。一つの有効な手段だという主張もあるんですけども、そこを真剣に考えてほしいとか。
○溝口知事:いや、それは政府がそういう方針を立てられて、変わってないと思いますよ。ただ、そういうものを発動しても、韓国政府のほうが了解しないと進みませんしね。それから日韓間、いろんな課題もありますね。それから北東アジアにおける安全保障といった大きな問題もありますしね、いろんな問題の中でこういう問題を処理していくというのは、それは容易なことじゃないです。だから、今具体的にこうしたらいいとか、これが不足してるということはなかなか言えないですよ。こういう努力が不足してるからだけじゃなくて、もちろんできることはまだまだありますから、国際世論に訴えますけども、先方も同じようなことをしますしね。そうすると、ますます話の糸口が見つからなくなるという、ある意味での矛盾もあるわけですよ。両方が、お互いに反対運動をするといったこともありますしね。
そういう意味で、難しい問題でありますが、こうした竹島の日を行ったり、国民の理解を求めたりするという努力をするというのが県の役割だというふうに思います。
○朝日新聞:知事、済みません、竹島の話に戻って、お願いします。例年、去年なんかは議長の発言中に大きくやじが飛んだり、あとは竹下さん、日韓議員連盟に入ってる関係でやじを受けたりと、あとは周辺でよく右翼の街宣車集まってるっていう状況がずっと続いてると思うんですけど、そのことに関して知事はどういうふうに感じられているのかをまず伺いたいなと思うんですが。
○溝口知事:会場外でいろんな活動が行われ、それも余り適切でないような形で行われるものについては、警察当局もいろんな対応をしてますね。それから、我々はそういう中でも意見を聞きたいという人については、それぞれ別途意見を聞いてますよ。それは会場内で、やじのようなことはありますが、それはよくその都度注意をしていくということで、会議として成り立つようなことは大体できてると思いますけどもね。
○朝日新聞:ああいう形になってしまってるのはちょっと望ましくない形でもあるのかなと思うんですけれども。
○溝口知事:だけど、それはいろんな人もそれはいますから、全部を排除するというのは難しいですが、しかし、その都度注意をしたりはしてますね。
○共同通信:近年、ヘイトスピーチをするような団体とかも、警備関係者に聞くと周辺に来られたりしてるんですけども、そういうヘイトスピーチ自体についてどのように思われたり、例えばそれを会場周辺でしてることについて、どういうふうに今受けとめて……。
○溝口知事:それは適切でないでしょうね。
○NHK:知事、済みません、前回の定例会見でも質問あったかと思うんですけど、冒頭で竹島の日に関して触れられたので改めてお聞きしたいんですが、ことしで竹島の日の条例制定から10年ということですけれども、知事も先ほど、いわゆる私は大きな役割を果たしてきたと思うとおっしゃいましたが、この竹島の日を制定して10年たって、どういうところがよかったのか、知事が言う大きな役割というのはどういったことなのかというのを具体的に改めて教えていただけますか。
○溝口知事:一つは、教育の現場で教科書の中、あるいは指導要領等で竹島に関する、領土に関連して日韓の見解の相違があって、いろんなことが問題になっているというようなことはかなり進んでまいりましたね。それから一般の人々も、これは私はメディアの影響が大きいと思うんですけれども、竹島という言葉がしょっちゅう出てきますから、竹島に関連して日韓間でいろんな問題があるんだなというのは多くの人が知るところとなったと思いますね。それから、細かくどういう経緯でどうなったかというのは十分ではないかもしれませんが、相当の人が知るようになったと。それで、国会内でも超党派で竹島の問題に取り組んでいこうということで、政治の世界でもなっておると。だから、国内で風化しかねなかった竹島問題というのは、相当の人々が大事な課題だと思っておられると。しかし、国外ではまだ十分でない。しかし、国外では韓国のほうもいろんな宣伝しますから、そういうこともありますし、やはり、この問題は日韓で話がないと、これは進展はしないわけですよ。だから、そこは非常に難しい状況があるから、これは、これをこうしたらどうなるというところまではとても行ってないですね。これは運動が足らないというよりも、日韓間にあるいろんな問題のいわば結果みたいなものでして、これはいろんな努力をしながらやっていくけども、今、政府のほうで日韓の間で話をする努力はされておられますけども、まだ糸口がないという状況じゃないでしょうか。
○NHK:知事、竹島の認知度が国内で上がったことが大きな効果があったと。
○溝口知事:認知度ということじゃなくて、まあそういう言葉でもいいですけども、竹島の問題があって、これは日本の主張が正しいんで、やっぱり追求していくべきだという声は高くなってると思いますね。

○NHK:ゴールはやっぱり返還というところまで、返還されるということがゴールだと思うんですけれども、おっしゃったとおり、やっぱり日韓の間での問題だったり、外交問題なのでなかなか進展ができてないというのが現状だと思うんですけど、先ほど冒頭に10周年を契機として、さらにさまざまな啓発活動に取り組んでいきたいとおっしゃられたんですけど、その日韓関係が冷え込んでる中で、今後どういった、さまざまなっていう、さまざまな啓発活動というのは具体的にどんなことを考えてらっしゃいますか。
○溝口知事:我々が県でやれることは、さらに調査研究を進めて、この竹島の問題をさらにわかりやすくするようにして、そういう問題についての国民の理解が進んでいき、あるいは韓国の人たちもそういうものを読んでもらうとか、そういうことが一つの狙いですね。ただ、この問題は、竹島は一つの対立の課題といいますか、問題ですけども、長年にわたる日韓関係の中で形成されてきておりますから、それから韓国をめぐるいろんな政治、経済、安全保障、いろんな中で日本との関係、濃いものもありますし薄いものもありますし、いろんなことがあるわけですね。だから、そういう面で、この問題の処理をどうしていくかということについては、そういう広い文脈の中でどうしていくかということと当然にかかわり合ってきますから、その道をやはり政府がいろんなことを考えながら対応するということにかかってると思いますね。しかし、我々のほうでは、さっき申し上げたように、調査研究を進めたり、さらに正しい理解が国内でも進むようにしたり、あるいは場合によっては韓国の人たちの理解も進むようにしたり、それから外交問題とは別に、人々の交流はどんどん進んでるわけでして、そういう交流をどんどん進めるということも大事だと思いますね。我々のほうは、慶尚北道とはなかなか先方が断っておりますからできませんけども、いろんな交流を進めているわけです。日韓間で認識のいろんな違いがあるわけですから、日本という国が普通の国であって、もちろん戦争の時期に、戦前にいろんなことはあったかもしれませんけども、我々は健全な考えを持っている市民であるというイメージが韓国の中でも広がるような努力を、友好をやっぱり高めるような努力をしなきゃいかんのじゃないですか。
○日本海テレビ:知事、済みません、今、竹島の日の話なんですけども、今、続けていくということはすごく大事なことだと思うんですけども、一方で、やはり同じ繰り返しの形骸化というのも叫ばれているんですけども、間もなく迫ってきた竹島の日の式典ですね、どういう位置づけで、どういう式典にしたいというか、迎えたいというか、ちょっと改めてその辺教えていただけますか、位置づけとして。
○溝口知事:これまで進めてきた竹島問題についての国内の盛り上がり、そして政府の努力がさらに進むような大会にしたいと思いますね。
竹島問題に限りますとなかなか進展はありませんけども、日韓でいえばいろんな面で共通する利害もあるわけですから、広い観点でやはり韓国との友好を進めるということがもっと大事なことだろうと思いますね。
○日本海テレビ:1点、一番政府に今回求めたい、政府に求めたい、国に求めたい、1点挙げるとしたら、一つ挙げてもらうと何でしょうか。
○溝口知事:やはり政府が最善の努力をするということですね。
○毎日新聞:知事、済みません、最後に竹島の話で短く。
先日、国会の政府4演説の中でも、岸田外務大臣が演説の中で竹島のことについて触れられたという部分があったと思うんですけども、こうやって国会の演説の中でも竹島ということが触れられているという、このことについてどういうふうに思われるか、まずお伺いしたいのと、あと、今度の式典に政務官が来られますけれども、韓国政府のほうから、韓国外交部のほうが派遣に対して非難したというような形も、これ韓国メディアの報道で、ウエブなんかでも流れてますが、その韓国側の対応についてどう思われるか。
あともう1点、最後、先ほど他社さんの質問でありましたけども、式典内でのやじの話、少し出たと思うんですが、全て排除することはできないので、それは適宜対応していくというような話ですが、大前提として確認しておきたいんですが、ああいう式典内でのやじというものについて、知事はどういうふうに思ってらっしゃるのか、適切なものだと思っているのか、起こり得るものだと思っているのか、それともやめるべきものだと思っているのか、そこを3点お願いします。
○溝口知事:外務大臣の演説で触れるというのは、ある意味で政府が触れなきゃいかん課題だろうと思いますね。

それから、韓国、いろんなそれは報道はありますけども、それが韓国のほうからの、これは立場の違いがありますから、出てくるのは例年のことじゃないでしょうか。
それから、会場内のやじはできるだけないようにしてもらいますけども、会場外においてもいろんな警備、そのこと自体を全部とめることはできませんけども、会場の外にいてもらうようなことはやっていきたいというふうに。
○毎日新聞:とめることはできない、その……。
○溝口知事:それは、その人たちの主張でしょう。
○毎日新聞:ただ、ああいう場でやじをするということについては、是なのか非なのかというと。
○溝口知事:それは何というか、適当でないですよ、我々の立場からすれば。しかし、人々がどういう考えを持つかということについて、我々が介入するわけにいかないですね。ただ、ヘイトスピーチのようなことはいけませんね。
○朝日新聞:一つだけ。慶尚北道との関係なんですけれども、例えばの話で姉妹提携再開とかなれば、日韓関係改善にすごい大きな糸口になるかなと思うんですけど、そのあたりのお考えは。
○溝口知事:それも何度かインフォーマルなベースでやって、もう最初から断ってきましたからね、条例をつくったときに。たしかそう。
○朝日新聞:こちらから呼びかけはずっとしていると。
○溝口知事:いや、ずっとじゃないですけども、そういう機会がないわけです。それで、インフォーマルにやったときもありますけども、慶尚北道からは、そういう反応はありませんね。
○朝日新聞:あちら側の知事就任のときにお祝いの手紙を送ったりなんて話も聞いたんですけれども。
○溝口知事:あったかもしれませんね。ただ、慶尚北道のほうは、北道自身はしませんけども、県内の市町村とは随分やってますよ。島根県が竹島の条例をつくったときに、たしかそういう交流をやめたいというのが来たんではないかと思います。それ以上は進展がないと。
○朝日新聞:知事のお気持ちとして、続けたいのかどうか。
○溝口知事:続けたいんですよ。
○朝日新聞:続けたい気持ちはあるということですか。
○溝口知事:そういうメッセージは、可能なときには伝えますけども。


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