• 背景色 
  • 文字サイズ 

知事定例記者会見(6月25日)

質問事項

4.原発に伴う新規制基準施行に向けて

○山陰中央新報

 知事、済みません、原子力発電所について1点お伺いします。

 先日、松江市長が新規制基準に伴う稼働申請、安全審査の申請に関して、中国電力が島根原発に関して申請する場合に、申請する前に安全協定に基づく事前了解を求めるという方針を示されましたが、知事はこの考えについて、どういう形でお聞きになってるかわかりませんが、どのようにお考えになられるかというのを、所感をお聞かせください。

 

○溝口知事

 松江市長さんの、具体的にどうおっしゃったかというのは報道でも見てますけども、いずれにしても、規制委員会は去年の9月に発足をしまして、原発事故を踏まえた新しい安全基準、規制基準をつくる作業をしてきて、それでその間、各電力会社に対しまして、その安全基準ができる前からこういうことをやりなさい、あるいは必要なものはやりなさいということをやってこられて、7月の8日に新しい規制基準が出てくるわけですね。そういう中で、これまで工事が終わったもの、あるいは工事中のものについては、申請を出して、申請というか、まとめて評価をするので出しなさいと、こういうことになっているわけですね。だから、今度はこの新しい法律に基づいた規制基準によるチェックがなされていくということでありますから、私どもとしては、そういう国の規制委員会の指示に応じて電力会社がやっていくのは、今の国の規制の枠組みの中で行われるものですから、それはやってもらわなきゃいけませんね。

 

 しかし、これまで規制庁のいろんな指示でありますとか考え方に基づいて対応してきているものもありますから、そういうものについてどのように対応してきたのかとか、あるいはそれと新基準との関係はどういうことになるのか、規制庁でありますとか規制委員会でありますとか中国電力などにもよく聞き、それから県民の皆さん、市民の皆さん、あるいは周辺の方々にもよく説明をしたりし、議会などの意見も聞いて対応していこうというふうに現段階では考えております。

 

 そして、中国電力が申請を出して、規制委員会がチェックをされるということになれば、今度はその規制委員会のチェックがどういうようなものであったか、よくお聞きをしたり、専門家の意見を我々も聞いたりして、どういう対応をしていくかというのを考えていくということで、まだ手続面でどうするということは、全体の事態がまだわかりませんから、そういうところまではこうだというふうには言っていませんが、考え方としてそういう方向が現実的じゃないかというふうに考えていますが、まだ松江市でありますとか、あるいは周辺の3市あるいは鳥取県、鳥取県からも意見が出るでしょうし、我々も聞かなきゃいかんと思いますけれども、そういうことはまだやっておりません。もうちょっと時間がかかるだろうと。

 

○山陰中央新報

 要するに申請のタイミング、あるいは県の判断のタイミングというのは、その規制委がそういうふうな手続に基づいてやるかっていう全体像が見えないと、そのタイミングについては今はちょっと、どの時点でというのは答えられないということですか。

 

○溝口知事

 そうですね。

 

○山陰中央新報

 もう1点、そもそも現在、中国電力の方が行っている安全対策ですね、数々の規制委の一部は指示に基づいた安全対策については、現在、県と安全協定で、6条だったと思うんですけど、それに結びつく重要な原子炉の変更ですね、それに当たるというふうに知事はお考えなんでしょうか、その辺の......。

 

○溝口知事

 そこら辺は、ちょっと技術的な話ですから、よく、これまでは、規制庁の基準そのものが何となくはあって、いろんな指示は出していますけれども、必ずしもパブリックコメントなんかを入れたファイナルなものになっていませんからね、これは、これまでの経過を見ると、そういうものができるまで何もしないというわけにはいかないんで、どんどんやらなきゃいかん。それは原発の安全にとって大事なことですからね。そういう結果も、既に終わっているものもあるし、着手しているものもあるということで、そういう取り扱いをどういうふうに考えるかというのは、新しい法律に基づいて新しい基準ができますからね、その段階で、まず規制委員会が審査をし、チェックをするというところから始まるというふうに思います。ただ、その手続がどういうふうになるかは、まだ承知をしていません。

 

○中国新聞

 その審査の後に、やっぱり知事の判断というフェーズが訪れると思うんですけども、議会答弁なんかでもありましたけど、電力需給とか、そういう安全面ではなくて、電力需給であるとか、そうしたところ、中国電力管内というのは別にどうしても原発を動かさないと電力が賄えないという状況ではないんですけども、その辺の要素というのは重要な判断材料になるんでしょうか。

 

○溝口知事

 それは、一つはやはり国の方でエネルギー政策がどうされるのか、その中で原発をどのように位置づけられるのか、そして各エネルギー源の供給能力でありますとか、あるいはコストでありますとか、そういう中でやはり国が原発についてどういう考えでいかれるのかということは、多分必要になってくるでしょうね。そういう中で、我々も県民の意見でありますとか、各界の意見でありますとか、安全面では安全顧問の意見でありますとか専門家の意見でありますとか、そういうものを聞きながら、議会の考えもあるでしょうし、やはりそういうものを総合的に判断するほかないですね。あらゆる要素を勘案していく必要があろうというふうに思います。

 それで、それをどういうふうなウエートで見るかということ自身は、人によって違うわけですね。だから、何かAかBかということじゃなくて、いろんな選択肢の中でどういうふうに多くの人が考えるかというものをやはり総合的に聞き、それから、この問題は非常に専門的な知識を要するわけですね。やっぱり専門家の意見などもよく聞いた上で対応しなければいけないので、何ですか、普通のといいますか、政策決定よりも非常に複雑な、難しい要素がありますから、慎重に各界の意見なども聞きながら、総合的に判断をしていく必要があるというふうに考えております。

 

○山陰中央新報

 関連ですが、仮定のことを言ってもあれなんですけど、今、再稼働の話がある中で、申請するという、実際に申請はまだしてないんですが、申請があるという中で、国のエネルギー政策というのは、いまだにその比率等は見えてないと思うんですけど、そうすると、今のような風潮は、知事としてちょっと違うなと思っておられるということでしょうか。

 

○溝口知事

 前政権では去年の秋ぐらいに出ましたね。それから安倍政権では何となく言っておられますけども、政権としての考えはこうだと、細かいところまではまだ出てないような気がしますね。

 

○山陰中央新報

 ええ。そうした中で、今そういう話が出ているということは、知事、御自分として、よその県がどうこう言っているんじゃなくて、そういう流れがちょっと違うのかなと思ってるのかなと思ったんです。

 

○溝口知事

 いや、それはやはり政府が国民の関心に、いずれにしてもこたえなきゃいかんでしょうね。

 

○毎日新聞

 済みません、改めて先ほどの話、わかりにくかったんですけど、安全協定、事前了解の話で、県の結んでいる安全協定の条文、第6条の2項を見ると、原子炉施設に重要な変更を行おうとするときは、事前に甲及び乙、県と松江市ということ、の了解を得るものとすると、そこに書いてあるんですけども、今回、1、2、3を含めてですけれども、稼働、再稼働、新規稼働、いろいろありますけど、それに向けていろいろと原子力施設の重要な変更をいろいろやっているんではないかなと思うんですが、そういう面からいうと、知事の中で今やってらっしゃるもので、今、中国電力がやっているもので事前了解が必要なものがそもそもあるかないかと言われたら、どちらですか。あるものもあるということですか。

 

○溝口知事

 そこは、内容をよく聞きませんと決められませんね。

 

○毎日新聞

 ただ、もう既に......。

 

○溝口知事

 ただね、原子力規制委員会の方は、新たに発足して規制基準をまだつくっている中で、しかしできるものはどんどんやっていこうということでやっているわけですから、そこの話と、そういうものをどういうふうに新しい規制基準ができた段階でどう考えるかという問題がありますからね、そこら辺は規制委員会の意見なども聞いて、説明も受けないと何とも言えないんじゃないかと思いますね。

 

○毎日新聞

 ただ、施行日が7月8日、もう非常に近くに迫っていますけれども、既に中国電力さんにしてもいろいろともう工事も進めてらっしゃったりとか、完成しているものもあったりとかというようなところで、国の方針も一部見えているところもあって、それでさらに説明とかいうんですかね、県として説明がないと何もできないというのもちょっとスピード感に欠けるのかと......。

 

○溝口知事

 いや、それはやっぱりよく聞いてからしませんといけないんじゃないかと思いますよ。

 

○毎日新聞

 よく聞いて。

 

○溝口知事

 やっぱり専門的なことですからね、状況をよく聞きましてね、その上でどう判断するかということじゃないかと思います。

 

○毎日新聞

 現実でいうと、いろんな工事が進んでいますけど、その辺も含めて、じゃあ県は専門家の方も含めて、まだ何ら問い合わせなり、ここはどういう工事をやっているのかって、そういうとこも含めて、何の検討もやっていないということですか。

 

○溝口知事

 いや、それはやっていますけれども、詳細にはまだできていませんね。

 

○毎日新聞

 いや、もう7月に迫ってて、いつ中国電力さんが申請されるかというところもあるんでしょうけれども、まだいろいろ工事もやってらっしゃるし、余裕があると見てらっしゃるのかもしれませんが、ただ、この段階でまだしっかり検討できていないということ、どうなのかなと思うんですけど。

 

○溝口知事

 よくそれは中国電力からも規制委員会からも話をよく聞きましてね、またそういうことを県民の皆さんとか市民の皆さんとかにもいろんな場で、いろんな形でお聞きをしたりして、その上で考えていくのが適当だろうというふうに考えています。

 

○毎日新聞

 例えば他県のことを言うと恐縮ですけれども、新潟県の泉田知事なんかは、結構最近になってフィルターベントについては事前了解が必要ではないかというようなコメントを公式にしてらっしゃったりとか、他県においてはそういうふうに、何が事前了解が必要なのかどうなのかというところも踏み込んで、随分いろいろと検討してらっしゃる動きがあるように思うんですけれども、それに比べると島根県は随分遅いということなんでしょうか。

 

○溝口知事

 まだまだよく聞いてやっていきます。

 

○毎日新聞

 よく聞いてと、それは遅いということですよ。

 

○溝口知事

 それは支障がないようにやっていきます。

 

○毎日新聞

 まだ、じゃあこれから検討しても十分間に合うというような御判断ですか。

 

○溝口知事

 今まで聞いていますが、まださらに聞かなきゃいかんだろうというふうに思っています。

 

○毎日新聞

 例えば具体的にどういうところを聞かないといけないんでしょうか。

 

○溝口知事

 だから、規制委員会の規制基準がない段階で、規制庁がどういう考えで電力会社に指示をされたりしているのか、そして、7月8日から新しい規制基準が適用されるわけですけれども、そのもとでどういう手続をとり、どういう審査をされていくのか、そこら辺はまだ規制庁の方からも十分明快なお話がありませんからね、我々も聞いてはいますけれども。

 

○毎日新聞

 そこが定まらないと、県としては何もできないということですか。

 

○溝口知事

 いや、それはできることはいろんなことをやりますけども、最終的にどうするかという手続はまた、そういうことを聞いた上で検討していきたいというふうに思います。

 

○毎日新聞

 じゃあ、何が事前了解が必要か必要でないかというところの判断というのは、いつの段階でするんですか。

 

○溝口知事

 それは、必要な段階でやります。

 

○毎日新聞

 どのレベルの段階なんですか。全部規制庁から申請......。

 

○溝口知事

 それはやはり松江市の意見もあるでしょうし、中国電力がどう考えているかということも聞かなきゃいけないですし、規制委員会は、工事が完了したもの、あるいは途中のものについても一括して審査するので申請を出しなさいと、こう言っているわけですから、その段階でどうするかということを検討するということですね。

 

○毎日新聞

 申請が出た後ですか。

 

○溝口知事

 中電からはまだ、そういうことについていつのタイミングでどうするという話が来ておりませんからね。

 

○中国新聞

 知事、中国電力の方は、稼働の申請を年度内にもされるとかいうことを言っておられるんですけども、それは事業者としてはある意味当然のことだというふうに思われますか。

 

○溝口知事

 それは多分、稼働の申請を仮にするとされればね、規制委員会のいろんな安全チェックなども受けた後でないと、多分できないんじゃないですか。

 

○中国新聞

 稼働の申請というのは、これで審査をしてくださいという申請だということなんでしょうか。

 

○溝口知事

 というか、現実に稼働するかどうかについては、規制委員会のチェックがあってね、我々の方もそのチェックの内容をよく聞いたり、あるいは県民の皆さんにもお話をしたり、そういう中でどう判断するかという問題になると思いますよ。

 

○中国新聞

 あと済みません、一つ、ちょっと3号機についてなんですけども、3号機というのは以前、1年前、1年半前ぐらいだと思うんですが、知事が、要は1号機、2号機というのはもう既に動き出して、今とまっている原発だと。3号機は建設中で、新規稼働をする原発だということで、ちょっとその意味合いが違うと思うんですね。それに対して国の方が新規原発に関する要はその考え方というのを示さないと、県としては判断できないということを以前言われていましたけども、ちょっとそのお考えに今のところ変わりがないかというところを確認したいんですが。

 

○溝口知事

 詳細のところは私は知りませんが、変わりないですね。その後、その話については議論を規制庁なり中電としていませんから。

 

○中国新聞

 今もそのお考えだということでよろしいですね。

 

○溝口知事

 そうですね。だから、国がどういう、そういうものをどういうふうに取り扱うかということ、あるいはそれについての考え方なんかもよく聞いた上で判断をしたいというふうに思います。

 


お問い合わせ先

広報室

島根県広報部広報室
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地   
【電話】0852-22-5771
【FAX】0852-22-6025
【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp