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12月(第1回)定例記者会見(12月9日) 

質問事項

2.米の生産調整について

 

○山陰中央新報

 米の生産調整なんですけども、従来、島根県の場合、減反の市町村配分で、良質米がとれる中山間地の減反の配分を少なくして、その分を平野部に配分を多くすると、そういった傾斜配分の方式をとってきたんですが、来年からそれを見直して、中山間地と平野部との配分比率を少しフラットにして格差を縮めるという方向で検討してらっしゃるそうですけども、今回、なぜそういった見直しがそういうことになったかという理由と、これからそういった中山間地と平野部の配分比率をどう見直していくのか、方針どおりやっていくのかどうか、そこら辺のお考えをお願いします。

 

○溝口知事

 その背景には、やはり状況の変化があるということだろうと思いますね。

 一つは、米について所得補償がなりまして、平地、平野部での米づくりについても、転作でほかの作物をするよりもいいというような考えの方も出てきたということですね、農家の方々で。

 

 それから、平野部におきましても、銘柄米といいますか、「コシヒカリ」にかわる、例えば「きぬむすめ」のような暑さに強い、倒れにくい品種なんかが出てきて、米づくりがそういう面でやりやすくなっているというようなこともありますし、そうした形で平地部における要望が多くなって、平地部の人はそういう観点から見ると、調整の幅が随分違っているということで、むしろやっぱりそういう要望があって、その要望をどう処理するかという過程で議論があったと、こういうことだと思います。

 

 他方で、過去において中山間地域はやはり寒暖の差が大きいといったようなことで銘柄米とか、よいお米ができるということが一つあり、それから中山間地域では転作は難しいわけですね。平地部では転作を例えばやる場合には、大豆を何ヘクタールも植えて、それは平地の米づくりの農法と似ているわけですね、機械で刈ってということですし。

 

 しかし、そういうものは中山間地域では難しいわけですよね。転作が難しいといった事情もあって、それからおいしい米もできるということもあって、転作の調整の幅が中山間地域の方が少なかったと、こういうことだろうと思いますね。

 それがさっき申し上げたような状況の変化で要望が出てきておって、この要望をやっぱり調整をしなきゃいかんということで、市町村、それからJA、それから県、それから米を買われる消費者サイドの、売り手側の希望なんかも聞いて調整をしておるということですね。まだ最終的に確定しているわけではありませんが、1年で短期間で全部調整をするというのは難しいから、ある程度時間をかけてやっていこうということでありますが、まだ時間もありますから、調整の努力がなされておるということです。

 

○山陰中央新報

 要するに考え方として背景にあるのは、米の生産が自由化された、自由化というか、市場が自由化されていく中で、要するにやっぱりブランド米であるとか、きちんと売れる米をつくっていこうということの県の政策があって、一つ、中山間地は一等米の比率も高いし、ブランド力もあるし、そこはひとつつくっていきましょうということが背景にあったと思うんですけど、その方針自体が今回、格差の是正というようなことで一定部分調整されると思うんですけど、県の米政策に関する考え方が変わったのかどうかという、基本姿勢がこれで転換したのかどうかというとこがポイントになるかなと思うんですけど。

 

○溝口知事

 いや、だからさっき理由を2つ言いましたが、そういう中山間地域でおいしい米ができるというのもありますが、平地の方は転作がしやすいと、面積が広いですから。だけど中山間地域では大豆を何ヘクタールもつくるという、あるいはソバというようなことはできませんからね、転作がやっぱりしやすい、しにくいという問題があったわけですね。だから、銘柄だけじゃありませんね。

 

 それで、転作の関連では、転作して上がる収益と米をつくって上がる収益との比較になるわけですけども、所得補償が入ることによって、転作よりも米をつくる方がいいという農家の方も出てきたと。それをどこかでやっぱり受け入れなければならないという問題が出て、調整が行われているということでありまして、何年か後になだらかに調整をしていこうということになっていますが、仕上がりの段階でも中山間地域の、いわば銘柄米のシェアといいますか、生産調整の幅は、やっぱり相当低いものにとどめられているということになっていますように、そういう銘柄米を育てようという政策は、基本的には変わらないと、程度の問題と。

 

 

 

 

 

 


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