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3月(第1回)定例記者会見(3月17日) 

質問事項

6.空港の需要予測について

 

○山陰中央テレビ

 先般、国(土)交(通)省がまとめてま(した)空港の需要予測に対する実績があったかと思いますが、県内の空港すべてにおいて基準の予測地点からも下回るという結果でしたけれども、特に萩・石見空港などは全国的にも低かった状況ですが、その点、まずどんなふうに受けとめておられますか。

 

○溝口知事

 私もあの記事を見まして、萩・石見空港と、それから隠岐空港の、あるいは出雲空港の利用の実態を勉強してみましたけ(れ)ども、萩・石見空港の場合は幾つか原因があるようですね。開港するのが平成の5年、1993年ですね。多分それがつくろうということになっていくのは昭和の終わりぐらいからじゃないかと思いますが、その辺はまだ日本の経済がどんどん拡大をし、あるいはバブルの状況下だったんじゃないかと思います。

 

 だから、そのころの経済予測と今の経済全体の動きが全然違ったことになっているわけですよね。それは別に萩・石見空港ということじゃなくて、日本全体がそうなわけですが、萩・石見空港にはそれがよく出てきたと、これが一つの時代の背景ですね。

 

 それから、もう一つは政策もいろいろ変わってるということがあるように思います。いろんな運賃、公共料金の自由化ということがどんどん進んでまいります。そうすると、飛行機でも新幹線と競争するようになると、山陽側の飛行機賃が安くなるとか、そういう新幹線がないところは料金が相対的に高く維持をされるとか、あるいはバスもそうですね。長距離路線バスが自由化されて、東京とか関西方面もバスで、時間さえある人は若干航空料金よりも安く行けるとか、要するにいろんな面で自由化がいろんなことで影響しているという面があるんじゃないでしょうか。

 

 それから、あと実態的には、当初は随分、10何万人とか増えて、予想の比較では40%近いぐらいの乗客率になったときも何年か続いておるようでありますが、しかし、バブルが崩壊し、いろんな影響が出てきて乗客が減って、その過程で、当初1便だったのが2便になり、今度はその2便がまた1便に戻るというようなことになりましたね。

 

 便数が減ってしまいますと、これは乗客率は1便に対してはある程度維持されても、予測とは非常に乖離が起こるということなんですね。いろんな面で、建設をした当時、あるいは建設に踏み切った当時といろんな環境が変わってきたということがあると思います。しかし、そういう中で地元益田市も県も、やはり乗客を増やすためにいろんな努力をしてきているわけです。

 

 最近では石見空港に聞いてみますと、空港を使ったマラソンをやるとか、そうすると、そういう珍しいものに全国から飛行機に乗って参加に来るといったようなことをやられるとか、県では去年の補正で手当てをしたわけですけ(れ)ども、産業振興あるいは地域振興の一環として、乗客率の低い萩・石見空港と隠岐空港につきまして乗客を増やす施策を講じております。これは引き続きやっていかなきゃいかんだろうと思います。いずれにしても、そういう個別の誘客対策のほかに、隠岐あるいは石見地区の観光客が増えるように、いろんな施策を展開をしていかなければなりません。

 

 飛行機は、乗客の数としては多いわけじゃないわけですけ(れ)ども、しかし、飛行機でないとこの旅行はできないといったようなものがありますから、ある意味で近辺に飛行機がなくて、大都市との時間的な距離が遠いところにつきましては、飛行場をつくったわけですから、今後も飛行場が利用できるように、地元あるいは地元の県である私どもが一生懸命に努力をしていかなければならんというふうに考えております。

 

○山陰中央テレビ

 関連したのは出雲、石見、隠岐(の空港)ですけれども、島根としてこの空港の価値というか、一概に乗客の数だけでははかれないところはあると思うんですけれども、その辺は島根県としてどういう面でどの程度必要性を感じておられる(のでしょうか。)

 

○溝口知事

 例えば観光でも、日数をかけられない(場合に)、若干コストがかかっても飛行機で来たいという人はおられますね。それからビジネス、あるいは仕事の関係でも、これはすぐに行かなきゃいかんという場合ですと飛行機を活用しなきゃいかんということがあります。それから産業の振興という観点からいいましても、飛行場は、例えば本社は東京なり大阪にある(場合)、そういう本社の人が全く(現場に)来ないわけじゃなくて、社長さんとか幹部の人が工場を見て、工場に指示をしたり、拡張するようなときには現場を見なければなりません。

 

 そうすると、ああいう人たちは非常に時間のコストが高いんですね。だから飛行場からどれだけ近いかというのは立地の上でかなりの決定要因になっている。私自身もそういうことはよく聞くわけです。例えば具体的な例を出して悪いんですけども、益田の場合は飛行場があるからそういう問題はないけ(れ)ども、例えば江津市に工業団地がありますけ(れ)ども、そこに行くのに出雲空港から2時間ぐらいかかるとなると、車で2時間(かかるというのは)なかなか、そういうエグゼクティブの経営者にはかなりの障害になるといったような話を聞くわけでありまして、だから飛行機、自動車、鉄道、バス、乗用車、それぞれがやっぱり一定の役割を分担をする必要があるというふうに考えております。

 

○山陰中央テレビ

 県の長期的な産業政策だとか観光政策において必要であるという位置づけの認識で今後も活用していくということですか。

 

○溝口知事

 ええ、できるだけ乗客が増えるように努力をしていきたいというふうに思います。

 

※( )内は、広聴広報課が書き足した部分です。

 

 

 


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