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10月(第1回)定例記者会見(10月1日)

質問事項

6.事故米等食品流通業者の公表について

 

○山陰中央新報

 事故米やメラミンの混入した疑いのある食品の流通というのが県内でも二、三あったですけれども、例えば該当商品の取り扱いをされておる店名の公表なんかで非常に悩ましい部分があるとは思うんですが、県民の安全を考える部分と、お店に対する影響の大きさみたいなところを考えつつの判断になると思うんですけれども、県としては、そのあたりをどういうふうに考えておられますか。

 

○溝口知事

 事故米の流通につきましては、購入された製造業者の方は逆に被害者でもあるわけですね。他方で、そういうものを食された方は、また影響が及ぶかもしれないという問題がありますから、なるべく正確に発表もしなければなりませんけども、これまでの例ですと、農水省が流通経路を調べる過程の中で、島根県については米子の米の卸の業者の方が島根県の菓子業者の方に売ったという話があり、それにつきましては、プレスの発表につきましては、私どもも名称は皆さんにお伝えをしたわけですね。しかし、他方で既に消費が行われておって、それからそういうものをたくさん、常識的に考えて食べておられるわけじゃありませんし、被害も出ているということが出ているわけじゃありませんから、報道については報道機関においてよく配慮してくださいということをお願いして、報道機関の方で対応されたと。

 

 他方で、その翌日だったでしょうか、農水省の方ではそういう、全国で今度は発表するというようなことになりまして、私どもは農水省の松江の事務所に対して、余り背景説明なく名前だけ発表するというのはよくないんじゃないですかというふうに伝えまして、農政事務所の方も本省の方によく伝えてくださいということは伝えましたけども、全国的にどういうところに売られたのかという関心も高いということで、多分そういうことで農水省の方は名前を出されたというようなことでありますね。私どもの方は、そういうこともありますから、県のホームページ等でそうした事情について詳しく説明をしたりしたということですね。

 

○山陰中央新報

 その農水省の判断は、今回のケースだとおかしいんじゃないかということですか。

 

○溝口知事

 おかしいというか、ちゃんとよく説明してやらなければならないということだと思いますけどもね。ただ、もうあの時点では農水省はいろんな問題を抱えておられて、農水省としては発表せざるを得ないような状況にあったということがありますけども、私どもは県内の話についてはそういうことをしたということですね。

 つまりそういう問題につきましては、私どもが発表しませんと、報道機関の方で探されて発表されるということになり、そういうこともあり得るわけでありますけども、私どもとしては、発表はするけども、そういう発表を報道としてどう取り扱うかについては、よく配慮してくださいというお願いをするのが適当だというふうに判断をしたということです。

 

○山陰中央新報

 配慮してくださいというのは、こっちが勝手に受け取ることなんですけど、県としては、じゃああの報道、あそこの記者会見の発表以外では発表しておられないわけですか。例えばホームページには......。

 

○溝口知事

 ホームページはやっていませんね。

 

○山陰中央新報

 公表してないわけですかね。それは公表というふうに言えるのか言えないのか......。

 

○溝口知事

 だから、そこの問題は微妙な問題があると思います。非常に一義的なやり方というのがなかなか規定すると難しいんじゃないかと思いますね。購入された方は、全くそんなことは知らずに購入したと。しかし、それももう相当前のことであると。じゃあその間、被害のようなものがあったかどうかわかりませんけども、現実にはそういう声が出てきてない。しかし、消費者の方々はどんな実態かわかりませんから、ある程度いつごろどうなったという、やっぱり情報は提供しなきゃいかん。そういうところを個々のケースに応じて私は対応せざるを得ないのかなというのが今回の経過の中で感じたことですね。

 

○山陰中央新報

 私ども、結果として掲載しなかったわけですけど、これは被害が確実に確認されていないという県の見解を重視したわけですけれども、これ、県は被害を確認していないのに公表したというふうにも受け取れるので、要は今までのあれと比較して、公表する、したのかしてないのかというのがわからないということですよね、基準がいま一つあいまいだということ......。この場でやりとりすることじゃないかもわかりませんけど、ちょっとその公表の基準自体も非常にあいまいになっているんかなあという気はするのと、被害が確認されてないのに公表した場合、農水省は結果的に発表したわけですけれど、実際に例えば風評被害が発生した場合に、業者の側から県が公表したことに対して、例えば被害をこうむったということで逆に訴えられるようなケースだって考えられないことはないわけですよね。

 

○溝口知事

 ただ、あの時点では、被害がどの程度発表されたかわからないけども、汚染米という、食用に流通してはならないものが流通したと、それがどうなっているのかというのが多くの国民、消費者の関心ですから、やっぱりそういうものに対して1点、説明をしなきゃいかん。

 

 それから、あの場合は鳥取県の方では発表されたわけですね。しかし、島根の方も米子の業者の方が販売をしたと言っておられますから、そういう意味では少なくとも報道される立場にある方には島根の状況もきちっと話しておく方が適当だと判断をする一方で、現実にそう大量のものが長期間にわたってなされたわけじゃありませんし、それからお菓子というものの消費の形態から見て、あるいは被害届があったということもありませんから、多くの人が知られるような形で公表するのは適当でないというふうに考えたから、あのような対応をとったということですね。

 

 したがいまして、そういう問題につきましては、これ非常に微妙な問題でありますから、皆さんともこういう問題についてよく議論をし、どういうことが適当であるかというのを本当は皆さんとの間でルールのようなものをつくるのが私は適当じゃないかと思いますね。毎回こういう問題は出ますからね。しかし、ルールというのはなかなかできるものかどうかわかりませんけどもね。しかし、そういう努力はすべきじゃないかというふうに思います。

 

○山陰中央新報

 いや、一つ言っておきたかったのは、先ほどのおっしゃり方の中で、要は県が要請をされたので報道機関がとまったというふうにおっしゃったこと......。

 

○溝口知事

 わかりました。じゃあ、その点は気をつけましょう。

 

○山陰中央新報

 要は、私らも客観的な基準や社内の基準に応じて掲載するかしないかという判断をしてるわけで、県から言われたからとまったわけじゃないので、そこは誤解のないように。

 

○溝口知事

 それはちょっと、誤解があるといけないので。しかし、要請したのは事実でしたけども......。

 

○山陰中央新報

 結果としてということですね。

 

○溝口知事

 だから要請もしない方がいいというルールをつくるのであればね。しかし、我々の考え方は何らかの形でお伝えすべきだと思いましたね、私はね。

 

○山陰中央新報

 それは結構です。

 


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