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7月(第1回)定例記者会見(7月15日) 

質問事項

7.全国知事会における島根県の主張について

 

○読売新聞

 全国知事会で、島根の立場として知事が特に主張したいこと、それはどういうテーマなんでしょうか。

 

○溝口知事

 一つは、やはり地方財源の問題ですね。道路一般財源化について、やはり一般財源化の方向は決まっていますけども、道路建設事業というのの必要性というのは、まだ大量に残っているわけですから、特に高速道路の全国ネットワークの中にまだ入っていないような箇所がちゃんとネットワークを形成するように早くやるべきだとか、あるいは一般財源化といっても、そんなに道路の需要が一挙になくなるわけじゃないので、道路の必要な量はあるわけですから、そういうものがちゃんと確保されるようにしなければいけませんと。そういう意味で、一般財源化というのは、既に行われてきているわけですね。それを徐々に拡大するといったような現実的な考えをとるべきじゃないかといったようなことを言いたいと思います。

 

 分権化に関連しましては、直轄河川の地方移管などが議論されていますけども、河川のような、一たん改修をしなきゃいかんということになりますと巨額の費用が短期間に必要となるわけですね。そうすると、それは地方に税源を一般的に移せば済むというような話じゃなくて、本当に必要なところにそういう財源が来るようなメカニズムでないとワークしないわけでして、そういうことがちゃんとできないと、仕事だけ一部の地方に回すということがないようにやってもらいたいというようなことも一つのポイントですね。

 

 それから、一般的に補助金整理なんかをする場合も、これまでにもありましたように、単に地方税源だけふやすというのではうまくいかないと。それは地方団体間の財政調整のメカニズムが、やはりやや時代の状況とマッチしなくなっているようなところがあるわけですね。東京都などに大企業が集まって、そこに税収が上がると。しかし、東京都などのように財源超過団体につきましては、超過をマイナスに調整するというような仕組みになっていませんからね、そうすると格差の是正が起こらないとか、あるいは補助金整理が行われて地方税源がふえてきますと、いずれにしても基準財政需要に入ってくるのは75%とかですから、外に流出する部分が多くなるわけでありまして、地方税源が多くなればなるほど地方団体間の調整を強化しないと、富裕団体がますます富裕になるというようなことになるわけです。

 

 そういうような問題をきちっと議論しなきゃいかんような時期に来ているんじゃないかと私は思っておりますけども、そういう議論が余りありませんね。地方団体間の財政調整というと、何か地方だけでやりとりするようなことで、あんまり議論するのはどうかというような考え方が、特に富裕な地方団体などを中心にあるような感じがしますけども、それでは全国的に見て、やや不公平が、格差が拡大するおそれがあるというふうに考えています。そういう意味で、補助金整理なども地方全体に財源が国との関係で来るのかどうかと同時に、地方団体間で必要な財源が必要なところに回るようなメカニズムをつくらないとうまくいきませんよというような主張をやってきておりますし、これからもそういうことを言っていきたいというふうに思っています。

 

 しかし、知事会もそういう、非常に発展の早い大都市圏と地方部との間でかなり考え方の違いがだんだん鮮明になってきていますから、なかなか地方全体でこうだということが言いにくい状況になって、これも一つの曲がり角のようなことになっているんじゃないかなあというような感想を私は持っております。

 

○山陰中央新報

 特に一般財源化の議論をめぐっては、やっぱり質的にも一般財源化を進めたい都市部の方、それからまだ道路整備が進んでないという部分と、やっぱり量としても、どうしても一般財源化、政党の方から減税論も出てますけど、量として確保できるかという枠の問題、それから中身の使い方の問題、その辺で知事が、特に島根の立場に立って、今回主張すべきだと思っておられることというのは何か。

 

○溝口知事

 やはり基幹的な、特に道路は全国どこへ行っても似たような状況になるようにしないと、地方の自立性といっても、それはなかなかできませんから、まずそういうところを早くやるように要請をしていくというのも大事な課題だというふうに思っています。

 

○山陰中央新報

 そうなると、やっぱり直轄事業として島根なんか、高速道路が残ってるとこは直轄を含めてやると......。

 

○溝口知事

 それは変わらないと思いますよ。やはり何県にもまたがるような道路を、この部分は2車線、こっちへ行くと1車線、こっちへ行くと高速道路というようなことではネットワークとしてワークしませんから、それは、そういう基幹的な道路はやはり国の、だれがやるかは別として、国が計画をちゃんとつくって、地元も調整してやる必要がありますね。だから、それは直轄的に行わざるを得ないというふうに思います。

 

○山陰中央新報

 これがまた、要は済んだところの自治体と、もう一方では分権の論議というのが絡み合ってくると、島根の主張というのが多数を占めるというのがなかなか難しいのかなと思うんですが。

 

○溝口知事

 ええ。だから似たような立場の県などとも、よく連携をしながらやっていこうというふうに考えておりますけども。

 

 


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