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7月(第1回)定例記者会見(7月15日) 

質問事項

3.福平高号の基礎データ改ざんについて

 

○山陰放送

 話は変わるんですけど、福平高号ですけども、先週来、ちょっとけちのついたような状況で、この牛を今後も島根の島根和牛復興の切り札として県が持ち続けるのが適切なのかどうかという判断というのは、今時点ではどうでしょうか。

 

○溝口知事

 福平高号を生産者の方々から寄贈していただき、それによって島根和牛の血統を改善していこうということが発端にあるわけですね。特に昨年の米子で行われました全国和牛能力共進会の結果が振るわなかったと、ほかの産地との差が出てきた。そういうことで県、生産者、関係者などがいろいろ検討した結果、島根を代表する血統種であった糸桜系に偏った血統が影響している可能性もあるんで、違う血統を入れることによって島根和牛がよくなるようにしようということで始まったわけでありますね。

 

 そういう中で、もともと市場等において高い評価を得ておられた福平高号を生産者の側でお買いになって、それで県に寄贈されて、これを活用しようということでありまして、生産者の方々の熱い思いで福平高号の寄贈があって、そういう中で今回のようなことがあろうとは、だれも思わなかったわけですけども、現実にそういうことがあったということで、大変残念なことだというふうに私は思っておりますが、じゃあ、それをどうするかということにつきましては、生産者の方々が今、いろいろ協議をされております。

 

 それから県も経過等について説明をしております。やはり生産者の方々自身が最も影響を受ける問題ですから、生産者の方々がまずこうしよう、ああしようという議論を積み重ねられるということが大事だと思いますね。その上で、県としてそういう御意見なども踏まえて対応を考えたいということでありまして、まだそのプロセスにありますが、150本の精液の容器といいますか、配布したわけですけども、70本弱は使用されていますけれども、ほかは今はもう止まった状況にありますから、今申し上げたような今後の対応についての決定が決まるまでは事態が動かないわけでありますから、そういう意味で生産者の方々が流通の方の意見、あるいは消費者の方の意見も聞き、もちろん県の意見なんかも聞かれて対応を決められると、それで県自身がどうするかというのを決めていきたいというふうに現段階では考えております。

 

○毎日新聞

 今後の最良の選択肢の一つとしては、このまま県が所有して続けるという選択肢と、もう一つ、例えば生産者団体に返したりという、所有権を放棄とか、そういった選択肢というのもあるにはあるとお考えでしょうか。

 

○溝口知事

 そういうことを含めて、まず寄贈され、要するに島根和牛をよくしようという、生産者の方々にとって大事な課題にどう対応されるのかというのを、まず我々がそういう意見をよくお聞きしたいというのが現状ですね。

 

○山陰中央新報

 そこは、生産者の、今回、県が寄附を受けた先の生産者の協議会がありますよね。そこが最終判断ということになるんですか。それともそこの意見を受けて、最終判断は県がということですか。

 

○溝口知事

 そうですね、県はもう寄贈を受けて、県の所有になっていますからね。

 しかし、県の方針を決めるに際しては、贈った方々の御意見をまずはやっぱり聞かないといけませんです。

 

○中国新聞

 済みません、現在70頭ぐらいが実際に交配に使われていて、150頭分ほどが配られたということですが、県の責任として、その精液というものが配られてると思うんですけれども、そのような、結果的にデータが変えられていたようなものの精液を配ってしまったことに対する県の責任というようなところはどのように感じていらっしゃいますでしょうか。

 

○溝口知事

 何度か農林水産部の方で説明していると思いますが、4月の時点でいろんなデータを生産者の方々が見られて、それでこの牛にしようということで決められたわけですね。贈られた方々がそれは決められたわけでありまして、もちろんそういう、どういう理由で、どういう点数で、どういう血統でというのは、それは県も見ますが、それはその段階でわかり得るデータを全部チェックした上でやっておるわけです。

 

 改ざんがあったというのは、実際のデータベースというのがありますけども、それは格付協会というところのデータベースがあって、それで見ることはできるんですけども、普通はそういうことまでしない。信頼関係で成り立っておりますからね。しかし、今回はそこで改ざんがあったというのがわかった。それは、でも7月にデータが登録されてからですからね。

 

 だから、その時点で最善の努力はしている問題だと思いますし、もちろんどういう子牛が生まれてきているのか、どういう能力があるのかというのは、それはよく見ていかないといけないと思いますね。その上で考えるべき話でしょう。

 

○中国新聞

 そうすると、基本的にデータ改ざんがあったことは別として、いい牛が生まれてくれば、それはそれで問題ないという立場に立たれる理解でいいですか。

 

○溝口知事

 今回の件からすると、データの内容はほとんどA5というのが最も最優秀なわけですね、私の聞いたところでは。A、B、Cという分類があって、A、B、Cは肉の歩どまりの率によってA、B、Cというのが決まってくるわけですね。それでAというのは、だから既に3分の1上の方に入っている。その中で今度は肉質が1、2、3、4、5と5段階になっているわけですね。だから、A5というのは、いわば3掛ける5でいえば15のうちの一番トップになるわけですね。A4というのはA5に次ぐ14番目ぐらいですね。今回起こったのは12頭の子牛がありまして、A5がほとんどだったわけですけども、そのうちの3つがA4からA5に行ってたものだというようなことでありまして、生産者の方々もよく知った牛でありまして、それは最高級に属する牛であることは間違いないというふうに思っていますから、それが全然違うような牛に変わったというような話じゃないと思いますね

 しかし、それにしても、やはり子牛が育って、それが市場でどう評価されるかということによって、この雄牛の血統のよさがわかっていくもんですから、もう少しそういう実態をよく見ないといけませんね。現段階ではまだわからないので、そういうフォローをこれからも県の方としてもやっていこうということであります。

 


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