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5月(第1回)定例記者会見(5月13日) 

質問事項

2.医師確保について

 

○読売新聞

 最近、また精神科ですとか、あるいは産婦人科、特定診療科の医師の不足がまた顕在化してるんですけれども、これまで島根県としていろいろ取り組まれてるのはわかるんですが、何か新たな対応策といいますか、というのはあるのでしょうか。

 

○溝口知事

 一つは、すぐ働ける、働いてくださるお医者さんを確保するということで、これは県自身、あるいは市町村、あるいはそれぞれの病院、知人のルートでありますとか、いろんなルートを通じましてお医者さんの確保に努めておられます。我々自身も、県自身もいろんなチャンネルを通じまして働きかけをしております。例えば一つは県立病院でありますとか、あるいは島大、鳥取大学等々にお医者さんの派遣もお願いしておりますが、ただ、大学病院などはかつてのようには医局でお医者さんを派遣するということが、御承知のように研修医制度が変わったことによりまして難しくなっていると。若いお医者さんが都市の大病院に向けて、豊富な経験を得るために出ていかれるということが続いておって、お医者さんが地方から大都市へ流れている。この流れがなかなか変わらないわけですね。

 

 この問題は、県下を回りまして見ますと、地域医療のためにはやっぱり個別の専門医じゃなくて、総合的な医療ができるお医者さんを育てるということが大事なんですね。必ずしもそういう国の医学教育といいますか、お医者さんを養成するコースが必ずしもそういうことになっていない。そういうことを国に対してもう少し地方からも言っていかなきゃいかんと思いますし、それから、そういう面で若干の研修医になる過程で地域医療を経験するようなことも、島根大学などにもお願いしておりますけども、そういうことをやってくださっている。そういう意味で、お医者さんの技術が専門化して、細部にわたって専門医になって、それでその分野で評価が上がると、そっちがややウエートがかかり過ぎているという感じがしますね。

 

 先般も浜田市の弥栄地区へ行って診療所の方に会いましたけども、その方などもそういうことを言っておられまして、やはり医学教育全体、あるいは医療の仕方、それから総合医療をやってお客さんと接するということは、医者として有益な役割を果たしているということもあるわけでありまして、そういうことをもう少し各地方、一緒になって国に働きかけていく必要があると、これをやっていきたいと思います。

 

 それから、医者の確保では、奨学金を出しまして、島根県に戻ってこられる、島根県で医療の現場で働いていただける方をふやす、島根大学の医学部の特別枠でありますとか、そこへの奨学金でありますとか、あるいは自治医科大学の定員をふやすとか、そういう努力は行われていますけども、これもさらに強化をするように働きかけたいというふうに思いますが、大きな問題はやはり医療がどんどん難しい技術を使う専門医を育てるという方向をどういうふうに総合医療と調和させるかということが大きな問題ではないかというふうに考えております。

 

○山陰中央新報

 個別の問題で恐縮なんですけど、隠岐病院の精神科医ですね、この7月末にこころの医療センターから派遣されてる医師が引き揚げることで閉鎖を余儀なくされるという問題なんですけれども、これ、地元の方からは引き続き派遣の要請が出てると思うんですけど、県としてはやっぱりこれ、予定どおり引き揚げるということなのかどうか、その辺の判断をされているのか、されるタイミングはいつなのか、その辺はどう考えておられますか。

 

○溝口知事

 やっぱり隠岐は離島ですから、精神科があそこにあるというのは大事なことだと私自身は思っております。なくなると離島から精神の病にかかっておられる方を船でお連れするという、非常に不便なことになるわけですね。それから隠岐では広域病院ということで、県もその一部を担っておりますから、全力を挙げて精神科の医療が隠岐で何らかの形で続けられるように、受けられるように努力をしている最中ですね。6月以降の状況について、これでいけるということにはまだなっておりませんけども、全力を挙げて対応していくということで、いろんなルートを通じまして精神科のお医者さんの確保に努めているというのが現状ですね。

 

○山陰中央新報

 基本的な姿勢としては、1人新たに確保をして、隠岐の精神科を継続するということが基本的なスタンスということですか。

 

○溝口知事

 そうですね。常駐といいますか、1人の人が常駐するという体制が難しければ、交代でだれかがそこに、隠岐で診てくださるお医者さんがいるという状況をつくり上げなきゃいかんという方針で、今、全力を挙げて、お医者さんを探したり、県内、県外でやっておるということであります。

 

○山陰中央新報

 ちょっと細かくて恐縮なんですけど、要は最終的に最悪の場合、異動ということになった場合、かなり準備とか、かなり対応が大変だというふうに聞いとるんですけれども、そうしますと、足りないという判断を7月末にして、いなくなってはいけないわけで、そういう意味では早くから準備しないといけないということになるんですが......。

 

○溝口知事

 だから今、準備はずうっとやっているということです。

 

○山陰中央新報

 並行してということですか。

 

○溝口知事

 準備をね。要するに6月までは県立病院の副院長さんが行ってくださっておるわけでありますから、その後も何らかの体制で、隠岐で精神科の治療が受けられる体制を継続するようにやっていきたいと。ただ、今の段階で言っておりますのは、もうそれがこういうふうになりましたということではなくて、その方向に向けて努力をしておると。今、全く見通しがないということじゃなくて、どういう対応、体制が可能なのか、そういう検討もしておるということです。

 

○山陰中央新報

 それは隠岐病院の精神科医の常駐あるいは診る、交代ででも診るお医者さんがいないという状態はつくらないというふうに......。

 

○溝口知事

 そういう考えでということですね。だから精神科の治療が受けられるようにするということは、そこにやっぱり専門医の方がおられるということです、交代とかも含めましてね。

 

○山陰中央新報

 要は、今、引き揚げなきゃいけないのは、こっち側のこころの医療センターも足りないという状況があるから引き揚げざるを得ないという状況が生まれてると思うんですけど、こっちを我慢しても、隠岐だけは必ず守るということなのか、そこまで......。

 

○溝口知事

 いやいや、そういう選択肢以外のことも含めて、県内外の医師の確保を今やっておるということですね。


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