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4月(第2回)定例記者会見(4月24日)

質問事項

5.大橋川改修事業について

 

○山陰中央新報

 大橋川改修の件なんですが、松江の市議の方、一部の方から事業着手時の松江市の同意がないということで問題視されるような意見が出ておるんですけれども、それについてまずどのようにお考えかということと、あと知事、日ごろから住民の方の意見をよく聞いて進めるという話をしとられますが、それについて、今回の件についてはどういうふうに対応していかれるおつもりかということをお聞かせください。

 

○溝口知事

 経過は昨日発表がありまして、それできょうの報道にも載っておりますけども、56年3月当時、松江市の議会でも市長の要請に応じて検討した結果、同意してよろしいという議決をされたわけですね。ただ、それには具体的な計画実施に当たっては関係住民のコンセンサスを図り、住民合意の上で推進されることを国、県、市長に要望するというのが議会の決定のときの文言でありますから、そういう意味で松江市におかれては、その議決を受けまして住民の方々との話し合いをその後されておったようでありますが、その後に鳥取県の方から、境港市、米子でありましたか、境港市の議会と米子の市議会で改修反対の決議がなされて、むしろ問題は鳥取県側の方々の理解を得るということに作業が移っていって、それが長くかかったわけですね。鳥取県との間の了解につきましては、最終的には平成13年の6月に島根・鳥取両県の知事が話し合いをされて、いわゆる3条件というのに合意をされて、それが満たされるように事業をやっていきましょうということで鳥取県の問題は大枠については決着したという考え方ですね。

 

 その間に松江市の中の住民の方々の意見をよく聞いて、松江市さんがどういう形で県の方に正式にといいますか、文書で出してこられるということは検討されてたんですが、その分がおくれてしまって時期を、察するに失うことになったんではないかというふうに見ておるわけでありますが、それは手続の問題でありますけども、その後も上流でいろんな工事等が進みましたが、洪水という現実は変わっておりませんで、この洪水を松江市に起こらないようにするという課題は残っておって、それにつきましては松江市当局も洪水がないようにしなきゃいかんということについては、これはもう異論のないとこでありますして、問題は、そういう洪水がないように大橋川についても改修しなきゃいかんということについては基本的な考え方は合意をされてるといいますか、一致してるわけですけれども、それを具体的にどう実施をするかということになると、景観でありますとか、あるいは関連する方々につきましては実際の商売にも影響が及ぶとか、いろんな問題がありますから、今は私の理解では具体的な改修の計画をつくる案についていろいろ住民の方々の御意見を聞いておると。一次的にそういうことをされるのは事業を実施する国でありますけども、国はそういうことをされており、県としては住民の方々の意見をよく聞いて具体的な計画を取りまとめてほしいということを国に対して要望する一方、洪水は今後まだ起こる可能性がありますから、松江市の方でどういうふうに考えたらいいか、住民の御意見もよく聴取してくださいと。町並みとかまちの景観だとかに大きな影響を及ぼしますから、意見をよくお聞きして、松江市としてどういう対応されるのか進めてくださいという状況にあるということですね。そういう意味で、具体的な最終的な計画をつくるために関係者の方々の意見を聞き、疑問に答え、そういうプロセスに今あるというふうに理解をしております。

 

○山陰中央新報

 結局県としては、この同意文書なるもの、今、時期を失うことになったということがあったと思うんですけども、今の段階でこの同意文書を県と市の間で交わす方向で調整するとか、そういう考え方というのはあるんですか。

 

○溝口知事

 それは、旧河川法ではもともとそういう仕組みはなかったんですね。なかったんですが、やはり上流、中流、下流の多くの市町村に影響を及ぼし、それからその地に住む住民の方々に影響を及ぼしますから、県が中心となって上流、中流、下流についてこういう方向でいこうということで随分努力をされたわけですね。そういう過程で大橋川の改修についても関係市町村に御了解いただくような努力をした。だから、それは法律に基づいて必要な措置ではなかったわけでありますけども、あれだけ議論があり、いろんな意見が違うわけですから、文書で要請をして意見を出していただく、同意のあれを出していただくということをやってきたということなんです。繰り返しになりますけども、松江の議会ではそういう状況を踏まえまして同意をすべきだと。

 

 しかし、具体的な問題に対応してもらえるよう、同意するに当たり国、県、市長に要望しますということで議会の議決が終わったわけですね。それに基づいて松江市当局はやっておられたということであります。だから大きな洪水をなくさなきゃいかん、そのために大橋川の改修も必要だという考え方は、松江市においても共有をされてるということであります。

 

 それから今後の話としては、今は具体案をどういうふうにつくるかということで、まだ具体案の細かいとこまでは出てないわけですよね。大橋をどうするかとか景観をどうするとか、あるいは町並み整備も一緒にやるためにはどうしたらいいかということで意見をいろいろお聞きしてるという段階ですね。それで鳥取県との関連でいえば、例えば環境の問題につきましては環境の評価の報告が出たわけですね。それに対して今度は関係市町村、それから県が意見を言うことになってますから、環境についてはそういう形で国交省に対して意見を言う。それから、それに対して国交省がどういう対応されるかというのを見て具体的な工事の仕方が決まってくるわけです。それで環境はそういうことで決まりますね。それから、まちづくりだとかいう関係につきましても意見をお伺いして、それを国交省の方に伝えて対応していくと。

 

○山陰中央新報

 要は、この文書がないということは、県としての手続上瑕疵はないということでいいのかということなんですけど。

 

○溝口知事

 瑕疵がないというか、もうそういう問題というよりも現実に具体案をつくって、具体案について同意をいただくかどうかという段階にありますから、いわば56年のときは非常に基本的な考え方について自主的な理解得ておったわけですけども、手続的にその分が、今申し上げたような事情によって文書を出すという形では時期を失ったようなことになってますが、考え方はずっと引き継がれていってるということでありますから、そこの部分はそれよりもむしろ今の段階では具体的な計画に対して同意をしていただくのか、同意をされるような計画をどうつくっていくかという段階になってるということです。もう先に具体案を検討する、そういうプロセスで意見を聞いてるということですので、それで同意を求めるということになりますね。だから住民の方々によく説明をし、疑問点に答えて、これでよかろうというふうにしていかなきゃいかんということです。

 

○山陰中央新報

 ですから、そのことは当時の段階からも現実問題として認識されているので、今度の新河川法に基づく具体的な計画案が実行段階になるときに関係市町村に同意を得れば問題はないと。

 

○溝口知事

 そういうことですね。同意を得て、新河川法では県が今度は国交省に環境と同じように意見を言うことになるわけですよ。だから、そのまだプロセスに行ってないわけですね。

 

○山陰中央新報

 今後、そのプロセスに、行けば......。

 

○溝口知事

 行けばそれでもう前の話はいわば包摂をされるということになるでしょう。


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