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環境に配慮した、農業・漁業の振興を


 

【提案No.115】6月30日受付

 

 Q:

 海岸に打ち上げられた海藻を、農業用肥料として活用してはどうでしょうか。

 

 7月号フォトしまね(H20)を拝見して、環境に配慮し、自然を守りながら農業・水産業の振興を図ることができるのではないかと感じました。H18年ごろ、現地で藻塩の製造をしており、1年を通じての気象・海況の変化を見てきました。松江市鹿島町手結の海岸に沿う湾内(2ヶ所)で、夏から秋(8月〜11月)にかけ、大量の海藻(ほんだわら・あらめ)が渚に打ち寄せられ堆積し、この大部分が腐敗して異臭を発します。

 このことは、第一に海への大きな汚染となり、第二にせっかくの有為な自然海産物を失うことにもなります。これらの海藻は、昭和12年〜15年にかけて、農家の方々が肥料にするため買い入れておりました。

 この海藻を、協働で採取すれば、まさに一石二鳥です。農家には、貴重な肥料となり、水産業についても何かとプラスになると考えます。

 

 

【回答】8月19日回答

 

 A:海藻の肥料利用は商品化するための課題が多いと考えています。その他の有機質資源(家畜の糞尿など)については、取り組みを進めています。

 

 日本海では初夏から秋にかけてホンダワラを中心に大量の海藻が流れ、一部は海岸に漂着します。

 これらは「流れ藻」と呼ばれていますが、ブリやメバルなどの稚魚の隠れ家や餌場となっており、日本海の水産資源を育んでくれる大事な役割を果たしています。

 打ち上げられた海藻を肥料として活用することについてですが、かつて肥料などが不足していた時代には、海藻をはじめ様々な有機物が肥料として農業生産現場で使われていました。しかし、その後、低価格で散布に手間がかからない化学肥料が広く使われるようになり、これらの有機物の利用は少なくなっています。

 海藻を肥料利用として商品化するためには、塩分を除去した上で、含まれる肥料成分の有効性を均一にしたり、価格設定を検討するなど、多くの条件があります。

 このような事情から、現段階では海藻類を肥料として活用するためには、課題も多いと考えています。

 なお、有機質資源の農業生産現場への活用は、循環型社会形成を目指す「環境にやさしい農業」の中で家畜の糞尿などについて進めているところであり、今後とも取組みが拡大するよう努めていきます。

(農林水産部農畜産振興課、水産課)

 

 

 

 

 


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