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浜田開府400年

浜田藩が誕生して、今年は400年目にあたります。4家18代の藩主らは港を望む浜田城を拠点に、248年の歴史を刻みました。


つづら折りの石段と、見上げるほどの高さの石垣の写真


港町の長い歴史を持つ浜田市は、江戸時代には外ノ浦(とのうら)を“表玄関”に、北前船の寄港地として栄えました。17世紀前半に訪れたスペインの宣教師も、船上からこの地を眺めて「非常に良い港で立派な城がある」とたたえたと伝わります。

この「立派な城」とは、浜田藩の開府によって築かれた浜田城。当時は、初代藩主が亀山と名付けた小高い丘の頂に、三重の天守が威容を誇っていました。

残念ながら、幕末の戦乱で浜田藩が自ら城を焼いて退き、その後天守も失われたため、現在その雄姿を見ることはできません。藩士らの悲運は、後年に司馬遼太郎が小説「花神」の中で描きました。登城道の入り口には、司馬が一文を寄せた追懐の碑も立ちます。

この碑を過ぎると、その先はつづら折りの石段。見上げるほどの高さの石垣もあり、がっしりとしたその姿は、司馬が「剛毅と質朴」と評した石見人のよう。

さらに石段を進むと視界が開け、草に覆われた本丸跡に到着します。木々の切れ間から見えるのは、亀山の麓まで迫る松原湾や外ノ浦。往時には、穏やかな港で風待ちをする帆船を、天守から眺められたことでしょう。


江戸時代と変わらぬ外ノ浦の景色の写真
江戸時代と変わらぬ外ノ浦の景色


亀山(中央)と外ノ浦(浜田市教育委員会提供)の写真
亀山(中央)と外ノ浦(浜田市教育委員会提供)


石州浜っ子春まつりの写真
石州浜っ子春まつり


浜田開府400年祭の主なイベント

4月29日(月・祝)……石州浜っ子春まつり(記念パレード等)

8月3日(土)……石州浜っ子夏まつり(特別花火)

10月~2020年2月……郷土資料館企画展示

10月11日(金)・12日(土)……市民創作ミュージカル上演

10月13日(日)……浜田開府400年祭記念式典

2020年3月14日(土)……北前船寄港地フォーラムin浜田


●お問い合わせ

浜田開府400年祭実行委員会〔浜田市役所内〕(TEL:0855・25・9228)

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お問い合わせ先

広聴広報課

島根県政策企画局広聴広報課
〒690-8501
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