夏の山岳特有の危険

低体温症

 山の天候はとても変わりやすく、高度によっても大きく変わります。
平地の感覚で軽装で登山すると、思わぬ体感温度に直面しますので、真夏でも、朝夕や天候の悪いときには防寒具が必要となる場合があります。
(100m高くなる毎に約0.6℃低下、風速1m/秒につき体感温度は1℃低下)

日射病・熱中症

 標高の低い山地では、予想以上の暑さによる日射病や熱中症の恐れも考えられますので、服装による温度調節や、適宜の水分補給等に心がけましょう。

 雷は上昇気流の発生により起きやすく、平地より山地帯の方が発生の確率が高くなり、夏の風物詩である入道雲に取り囲まれた場合は、雷に囲まれている状況と同じです。
雷の発生の危険性は気温の上昇と比例し、午後の時間帯に多く発生しますので、早出・早着の行動をしましょう。

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