• 背景色 
  • 文字サイズ 

ひきこもりについて

〜〜ひきこもりとは〜〜

最近、テレビや新聞等で「ひきこもり」という言葉をよく耳にします。

「ひきこもり」とは、長期にわたって社会に参加をしておらず、自宅にひきこもっている「状態」をあらわす言葉

です。

 またその背イラスト虹1景もさまざまです。

 

 

〜〜ひきこもりにみられる症状〜〜

 ひきこもりの状態が長くなると、知らず知らずのうちに疲れがたまり、心身にさまざまな不調が出てくることが

あります。

 「何日間も続けて眠れない」、「気持ちが落ち着かない」、「手洗いなど同じことを何度も繰り返してしまう」、

「ゆううつな気持ちになる」などの状態がある時は、医師に相談して治療を受けることで楽になることが多くあり

ます。

 

 ひきこもりの背景に、病気や障がいが隠れていることもあります。

 病気や障がいがあるとわかれば、薬物療法などの専門的医療や、障がいの特性に応じた対応がとりやすくなり、

効果が期待できます。

 以下のような状態に思い当たったら、ぜひ相談機関や医療機関にご相談ください。

 ご本人と一緒の相談が難しい場合には、ご家族だけでも一度ご相談ください。

 

ひきこもりの背景に隠れている病気や障がい

統合失調症

の疑い

独り言が激しい、「盗聴器がしかけられている」、「テレビで自分のことを言っている」など周囲に敏感になっているような発言がある等

うつ病

の疑い

「ゆううつだ」、「やる気や自信がなくなってしまった」というような訴えが強く、死にたいという気持ちや絶望感を口に出すことがある等

パニック障害の疑い

過去に乗り物の中や人ごみの中で、激しい動悸や冷や汗などをともなうパニック発作をおこしたことがある。

発達障害

の疑い

 

自閉症、アスペルガー症候群等の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害などのため、コミュニケーションや社会性の面で苦手なことがある

 

 

〜〜社会的ひきこもりとは〜〜

 明確な定義はありませんが、「20代後半までにその状態が現れ、6ヶ月以上自宅にひきこもって社会参加

していない状態が続いており、他の精神障害が第一の原因とは考えにくいもの」とされています。

 

 ひきこもりは誰にでも、どの家庭にも起こりうる状態です。「家族に問題がある」、「○○のせいだ」等と

原因を探してもみつからないことが多いのです。様々な事がらが絡み合って、ひきこもりの状態になっている

と考えられます。

 

 社会的ひきこもりは薬物療法では効果がみられないことが多く、本人の状態に対する理解と共感が改善への

糸口になります。

 家庭内のみで解決しようと抱え込まず、ぜひ相談機関を利用してください。

 

.


お問い合わせ先

心と体の相談センター

〒690-0011 島根県松江市東津田町1741番地3(いきいきプラザ島根2F)
(TEL) 0852-32-5905(代表、療育手帳)
      0852-32-5908(身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳)
(FAX) 0852-32-5924
(Eメール)  kokokara-c@pref.shimane.lg.jp
     (メールでの相談は受け付けておりません)