このところ、県や国の職員を名乗って、個人宅に電話をかけ、「国勢調査」や「空き巣被害のための防犯調査」などの名目で、

家族構成などの個人情報を聞き出そうとする事案が、続発しています。

●実際にあった不審電話

（１）国勢調査担当課の職員を名乗る者から、家族構成を聞かれた。

（２）「国勢調査実施中なので質問に答えてほしい」と言われ、年齢や家族構成、

　年金受給の有無、預金口座の残高などを聞かれた。

（３）県の調査機関を名乗り、「年齢は70歳以上か」「預貯金は１千万円以上あるか」

　「取引銀行はどこか」などを聞かれた。

（４）空き巣事件が多発しているので防犯のため家族構成を教えて欲しい｡

　現在、国勢調査は行われていません。（次回の国勢調査は平成２７年です｡）

　また、県では、防犯調査のため個人情報を電話で聞き取るようなことはしていません。

　このような電話は、振り込め詐欺などの犯罪や悪質商法の準備の可能性もあります｡

　不用意に個人情報を答えないようお願いします。

●詐欺師は「ニセの肩書き」「ニセの名前」を使うのが当たり前

　電話・手紙・訪問など手口は様々ですが、詐欺師が公的機関を名乗って接触してくることは決して珍しくありません。

　詐欺師は、聞き出した個人情報からお金をだまし取る手口を考えます。

●「あやしいな」と思ったときは電話帳などで確認を！

　公的機関や実在する組織ならば、電話帳や公式ホームページなどに代表電話番号が掲載されています。

　少しでも「あやしいな」と思ったら、まずはそうした確実な連絡先に連絡をして、自分に接触してきた職員が実在するのか、

　内容は本当かを確認することが大切です。

　えっ、「公的機関にそんな電話をかけると迷惑に思われるんじゃないか」ですって？そんな事は絶対にありません。

　むしろ、早急にその情報を広めて被害防止を図る必要があるのです。