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糖尿病治療における医科歯科連携について

医科歯科合同症例検討会

 

糖尿病と歯周病の治療のための医科歯科連携が重要であるといわれています。医師と歯科医師の双方からの症例発表を行い、医科歯科連携の方策について検討しています。

 

【平成23年度の症例検討会】

 

症例発表者

医科:福庭洋先生歯科:内田朋良先生

 

症例検討会から見えてきた医科と歯科の連携のポイント

○歯科医師の血糖コントロールは容易ではないことの理解向上

○糖尿病、歯周病の両方の治療継続のための、歯科医師、医師双方からの患者へのエンパワーメント

○歯科治療についての歯科医師から医師への情報提供

歯科治療の開始・内容・終了と、その間の治療が食事摂取状況に及ぼす影響、保健指導の内容

○糖尿病治療についての医師から歯科医師への情報提供

服薬内容、保健指導の内容

○患者情報の可能な限りの情報共有

歯科医師と医師では、患者について知っている情報が異なることがある。

 

【平成24年度の症例検討会】

 

症例発表者

医科:福庭洋先生、歯科:上田雅康先生

 

症例検討会から見えてきた医科と歯科の連携のポイント

○今回の症例は糖尿病治療に加え、化学療法等の各種乳がん治療を行っているケースである。

○医科では適切な食事量の確保をポイントに継続的な管理が行われている。

○一方、歯科側ではプラークコントロールを中心とした歯周病のコントロールや咬合性外傷(咬み合せ不具合による歯周組織への外傷性の悪影響)に対する処置が行われている。

○糖尿病のコントロール状況をみるためのHbA1c値や歯周病のコントロール状況をみるための歯周ポケット値等の情報が医科歯科間でやりとりされているが、患者の食事量が適切に確保されているかについての情報を共有することが重要であることがわかった。

○HbA1c値の基準値がJDS値からNGSP値に変更しており、歯科医師会側への周知が必要である。

 

 


お問い合わせ先

健康推進課