平成29年度「しまね働く女性きらめき応援会議」開催報告
1.開催概要
内容
(1)報告
事業報告及び事業計画
(2)議題
今後の目標及びロードマップ(案)について
(3)意見交換
<出席者からの主な意見>
○下請企業においては、働き方を改善するにしても親会社の理解が必要。
〇この会議として、女性の労働時間を増やす方向を目指すのか、あるいは男性の育児参加などを増やし、労働時間を減らしていく方向を目指すのか、今後の取組みを方向つけるために明確にすべき。
〇島根県はワーク・ライフ・バランスのライフの部分で素晴らしいものを持っている。他との比較で島根県が低いというよりも、島根県で働くといいことがある、島根県に就職したいと感じるような指標を出せないものか。
〇職場の制度を整えても、保育所がなくて職場復帰できない人が出てきている。出生率の高さなどは島根の素晴らしさの一つであるので、働き続けやすくなるような、将来を担う人を支援する視点で行政は考えてほしい。
〇職場での生きがい対策についての管理職の意識が職員の勤続年数の長さに影響してくると思う。いい取組みを行っている企業など力を入れてPRしていけば、もっと勤めやすい環境になっていくのではないか。
〇母子保健においても育てにくさというものが大きな話題となっている。健康福祉の分野と連携し、幅広い取組みをしていくことが大きな推進につながるのではないか。
〇高齢者の働きやすさや、介護と仕事の両立などに関わる数字も見える化できればと思う。
〇皆が働きやすさを実感できるようにするのが大切だと思うので、県の目指すものの中で、強みや優先順位などを明確にすれば取組みやすいと思う。
〇女性の職員には子育ての都合から多様な働き方を認めていても、管理職に登用した場合にはそれは組織として困るという悩みもあり、女性活躍の推進は難しいものがあると思っている。
〇男女が同等だと言いながら、家庭に帰ると女性に負荷が掛かっているのも事実である。そういうものも含めて、全体のバランスの中で女性が働きやすい環境をどうつくっていくのかということであり、本当に難しい課題だと思う。
〇働きやすく女性が活躍する企業とは、企業組織が強く、具体的には利益も給料も納税も多い企業だと思う。中小企業でも、事業の継続や後継者の育成にもつながっていくと思うので、いいところも含めて現在の状況を示す資料があればよいと思った。
〇企業は、女性に優しくするだけでなく、フェアなマネジメントがきちんとできているかどうか。経営者や上司が一人一人の部下の可能性を伸ばすスキルを持つことが重要ではないかと思う。経営者や管理職など意識改革のためのセミナーの開催についても、参加対象者に事前アンケートや意見交換を行うなど実態を把握し、日程調整やセミナーの内容検討などするとよいのではないかと思う。
〇働きやすさを指標化した場合、わかりやすいのは定着率ではないか。社員の定着率が高いことは、やはり働きやすいということではないかと思う。
〇この会議のように、企業、教育機関、行政が一緒になって意見交換をしながら指標づくりまでしていることはかなり画期的なのではないか。こういった取り組みも指標の一つとすれば、島根県はかなり上位になるのではないか。
〇企業の経営者や行政が、これほど働く女性のことを一生懸命考えているということを女性たちは知らない。企業や保育園などを通じ、こういった取組みをしていることを、働いている、あるいはこれから働こうとしている母親たちに伝えられるとよいと思う。
〇島根県には働いている高齢女性も多いので、そういったことも考えてほしいと思う。
〇会議の模様も、企業だけでなく、教育の場など色々なところへも伝えながら推進していけば、住んで働くのは島根が一番、子育ても島根が一番ということを実感できるようになるのではないか。
会場写真
知事挨拶
議長島根県商工会議所連合会会頭古瀬誠氏
お問い合わせ先
女性活躍推進課
島根県政策企画局女性活躍推進課
電話:
男女共同参画係(代表)/0852-22-5629
女性活躍企画推進係/0852-22-5463、5245
・こっころカンパニー認定
・しまね女性の活躍応援企業登録
・女性活躍のための環境整備支援事業費補助金
・子育てしやすい職場づくり奨励金など
FAX:0852-22-6155
MAIL:josei-katsuyaku@pref.shimane.lg.jp