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洪水調節方式

一定率一定量放流方式

【ゲートダム】布部ダム、八戸ダム

洪水の流入量のうち洪水調節開始流量(洪水量)以上について、ピーク流量までは流入量に対し一定の率で洪水をカットし、ピーク以後は一定量(ピーク時の放流量)を放流するものである。この方式は、一定量放流方式に比べ必要なダム貯水池の治水容量が大きくなり非効率的であるが、中小洪水の場合にもダムの洪水調節効果が期待できるので下流河道の改修があまり進捗していない河川に適している。

 

 

一定率一定量放流方式の説明図

 

一定量放流方式

【ゲートダム】山佐ダム

ピークカット方式と呼ばれるもので、一定の流量以上を調節して放流する方式である。この方式は下流の河道改修が終了しており、ある流量までは安全に流下できる場合に有効な方式である。中小洪水には相対的に効果は小さい。

 

 

一定量放流方式の説明図

 

自然調節方式

【ゲートレスダム】ゲートダム以外のダム

洪水吐きにゲートがなく、人為的操作を要しない洪水調節方式である。貯水池の放流口が絞られているため、じょうろに水を注いだときと同じ原理で洪水のピークをカットするものである。人的操作がないので、小流域で洪水の到達時間が短くダム操作の時間的余裕がない場合等に有効である。

 

 

自然調節方式の説明図

 

 


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河川課

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