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朝日山自然観察モデルコース

朝日山モデルコース見出し画像

 

朝日山コース画像

 

 

 

 

 

【コースの概要】

 朝日山自然観察モデルコースは、宍道湖北山県立自然公園の拠点の

 一つである朝日山の2つの登山道を結んだ、全長約3km、徒歩で

 およそ2時間の道のりです。

 

 朝日山は、「出雲国風土記」に登場する神名火山のひとつといわれ、

 古くから信仰を集めてきました。

 

 登山口は、松江市東長江町朝日寺駐車場と松江市鹿島町古浦の

 2ヶ所があります。

 

 朝日寺駐車場からは、参道を利用して簡単に朝日山へ登ることが

 できますが、ハイキングコースとしては、古浦から登るほうが

 楽しめるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

朝日山各区間ポイントの見出し画像

 

朝日寺参道コース

【観察ポイントの概要】

1の画像

参道/始点からNo.1

区間の特徴

この参道コースは、つづら折りの桜並木の階段を登るようになっています。コース入り口あたりは、植林されたスギ林となっており、低木には常緑樹のアオキが見られます。この後、短い距離の間にいくつもの坂がありますが、まわりの植物を観察しながら、ゆっくり進んでいきましょう。

ここでは、ネズミモチ、アオキ、ヒサカキ、ゲンノショウコ、オオツヅラフジ、タブノキなどの植物が見られます。

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参道/

No.1からNo.2

区間の特徴

No.1のポイントマークは、大きなお地蔵様のあるところです。宍道湖が一望できる場所にベンチもあるので、休みながら周囲を観察できます。この付近ではスギ、イロハモミジなどの樹木が見られます。ほかにも、やや湿った木陰を好む、ヤマアジサイ、ヤブコウジ、ヤブラン、ツワブキなども観察できます。

3の画像

参道/

No.2からNo.3区間の特徴

8つ目の角がNo.2のポイントです。コマユミ、モミノキ、ツクバネウツギなど、光の差し込みにくい林の中でも成長できる植物が多く見られます。また、テイカカズラ、キヅタなどの常緑ツル性植物やヒメシャガも観察できます。

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参道/

No.3から

終点までの特徴

No.3のポイントは、石段のところです。石段の反対側の谷は、ウバユリ、センニンソウ、ヤマノイモなどが生育し、四季を通じて花や実が見られます。石段沿いには、シキミ、サンショウなどの木があります。石段を登りきると、朝日寺の本堂が見え、ここが参道コースの終点となります。

 

登山道コース

【観察ポイントの概要】

1の画像

登山道/

始点からNo.1

区間の特徴

古浦のバス停から徒歩約10分で、朝日山登山コースの入り口に到着します。ここがコースの始点となっています。付近はやや薄暗い林となっていて、しばらく進むと、開けた場所にでます。

さらに進んでいくと、再び森の入り口が見えてきます。森の外から入り口までを観察すると、森に直接光や風が入り込まないように、植物がガードしていることがわかります。周辺の植物が、森の環境を守っているのです。

ここでは、エノキ、ドクダミ、ウツギ、ヌスビトハギ、キンミズヒキ、ナルコユリ、クズなどの植物が見られます。

2の画像

登山道/

No.1からNo.2

区間の特徴

森の入り口は、No.1のポイントです。このあたりはアカマツ林になっていて、道の両側には、ミズヒキ、イタドリ、サルトリイバラなどが見られます。歩を進めるにしたがって、だんだん差し込む光が弱くなり、生育する植物もイカリソウ、トキワイカリソウなどの日陰を好む種類が多く見られるようになります。

3の画像

登山道/

No.2からNo.3区間の特徴

ベンチのあるところが、No.2のポイントです。このあたりには、クロマツ、スギなどがあります。低木では、アセビやソヨゴなどが見られます。また、林の樹木にからみついているツル植物にも気がつくでしょう。このあたりでは、そのほとんどがフジとヤマフジです。林床を見ると、ヤマジノホトトギス、ツワブキなどが生育しています。

さらにエゴノキ、カゴノキといった特徴のある木々も見られます。

ここではほかに、アカマツ、ノグルミ、タカノツメ、コシアブラ、ツルシキミ、ツルリンドウ、ナガバモミジイチゴなどの植物が見られます。

4の画像

登山道/

No.3からNo.4区間

特徴

朝日寺0.4kmの標識のあるところが、No.3のポイントです。近くには、落葉低木のクロモジが見られます。少し離れたところでは、アカガシやアカマツの木も見つかるでしょう。途中にお地蔵様があり、その周囲には、アオキが群生しています。

ここではほかに、アケビ、ミツバアケビ、ゴヨウアケビなどの植物が見られます。

終点の画像

登山道/

No.4から

終点までの特徴

前方の急な坂を登ると、島根半島の山々が見えてきます。西の峰の標識のあるところが、No.4のポイントです。左手に日本海が見える景観のよいところです。このあたりには、ドングリががたくさん落ちています。

木製の橋をくぐると、朝日寺の境内に入ります。朝日寺は奈良時代の僧、行基が創建した真言宗のお寺です。出雲札所霊場の29番目にあたり、本尊は、十一面観音が安置されています。

ここではほかに、コナラ、シラカシ、ウラジロガシ、ツバキ、モミジなどの植物が見られます。

 

周遊コース

【観察ポイントの概要】
鐘堂(かねつきどう)から東の峰の特徴

鐘堂から東の峰の展望台までは5分ほどで、そこからは、日本海、宍道湖、大山を一望できます。

鐘堂への階段付近に、美しい花を咲かせるヤマブキがあります。少し行くとコウヤボウキという低木も見られます。展望台の手前にはシシガシラ、展望台からはネムノキやクリを観察できます。ここではほかに、ネジキ、テイカカズラなどの植物が見られます。

鐘堂(かねつきどう)から西の峰の特徴

鐘堂から西の峰までは、木橋の橋を渡って20分ほどで行くことができます。

橋を渡る前にコマユミ、ヤブツバキを観察してみましょう。橋を渡るとスダジイ、ツルシキミ、ウリハダカエデなどの樹木が見られます。さらに進むと、コナラ、カゴノキ、リョウブといった木々にも出会えます。そのほか、ソヨゴ、アセビ、カマツカなどの特徴のある木も観察できます。ここではほかに、ツワブキ、タカノツメ、ヒノキなどの植物が見られます。

 

朝日山で見られる動物

※下線部をクリックすると、朝日山で見られる動物の解説が見られます。

 

 【動物(哺乳類・爬虫類)】

 ムササビ、ヘビのなかま

 

 【鳥類】

 カラ類、コゲラ、ホオジロ

 

 【昆虫類】

 オオムラサキ、オトシブミ、ゴマダラチョウ、セミのなかま

 

 【クモ類】

 ジョロウグモ

朝日山へのアクセス・マップ

【アクセス図】

 朝日山アクセス画像

 

朝日山に関するページ


お問い合わせ先

自然環境課

島根県庁 自然環境課   〒690-8501   島根県松江市殿町128番地 東庁舎3階
   Tel:0852-22-6172/6517(自然公園管理係)
           0852-22-5348/6433(自然公園施設係)
   0852-22-5347/6377/6516(自然保護係)
           0852-22-5724 (隠岐ジオパーク・自然公園活用推進係)
   Fax:0852-26-2142
   E-mail:shizenkankyo@pref.shimane.lg.jp(代表)
                 shizen-koen@pref.shimane.lg.jp(自然公園許認可担当)