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島根県立三刀屋高等学校掛合分校

 

三刀屋高校掛合分校の生徒さんが、松江バイオマス発電株式会社(外部サイト)(松江市大井町)を見学しました。

 

2017年2月7日(火)松江バイオマス発電株式会社見学

松江バイオマス発電株式会社は、2015年6月から運転を開始しました。

バイオマス発電の燃料になる『木質チップ』は県内の企業から仕入れ、『パームヤシ殻』は東南アジアから輸入しています。

発電された電気は、中国電力の鉄塔に送電しています。


島根県の林業について紹介するDVDを見た後に、松江バイオマス発電株式会社がどのような会社なのか、お話を伺いました。

DVDを見る生徒達

 

 約50年前に植えられた木が、ちょうどいい大きさになり、現在、柱や板等で利用されています。

木は、小さすぎても大きすぎても、柱や板等に使えません。

50年という歳月が、丁度良い!

 


次は、松江バイオマス発電にある4つの施設を見学しました。それでは、順に見て行きましょう!

松江バイオマス発電の上空写真

 


1.トラックダンパースケール(燃料の受入)

トラックを傾けて、チップを投入している

トラックで運ばれてきた『木質チップ』を燃料ヤードに投入します。

 緑の吹き出しの中に、1日に18回から20回運ばれていること、最大傾斜角度は、50度と記載

 


2.燃料ヤード(燃料貯蔵倉庫)

燃料貯蔵庫を見学する生徒の写真

サッカーコートほどの広さで、約3日分のチップを貯めておくことができます。

天井は東京ドームと同じ素材を使用。昼間は明るく、節電効果抜群!

『木質チップ』の原料となる木材は、根元や枝、間伐した木材等、以前は捨てられていた木材を利用しています。

 

 

 

パームヤシ殻を、近くで見ている生徒の写真

冬季は、木材の水分量が多いため『木質チップ』だけではなく、赤い点線で囲んだ『パームやし殻』を加えることで、燃えやすくなります。

季節に応じて、パームヤシ殻を混合している

 

 

燃料供給装置の写真

燃料供給装置です。木質バイオマスを、黄色い点線で囲んだコンベアでボイラーに運びます。コンピューターが必要な木質バイオマスの量を判断、制御して、ボイラーに取り込みます。


3.ボイラー

ボイラーの写真

木質バイオマスを、1年間で88,000トン燃やしています。1日あたり270トン。1秒で10リットルバケツ一杯分を燃やしていることになります。

ボイラーの底には砂があり、強い風を送り込んで砂を巻き上げ、木質バイオマスの表面の炭化と削りを繰り返しながら燃えています。

 

生徒からの質問!

 

Q木質バイオマスを削る砂は、普通の砂ですか?

A普通の砂だと溶けてガラスになるため、溶けにくい特殊な砂を使用しています。

 


4.タービン・発電機

発電機とタービンの写真

木質バイオマスを燃やすと”蒸気”が発生します。”蒸気”を黄色い点線で囲んだ”タービン”に送ります。

”タービン”の回転する力を使い、赤い点線で囲んだ”発電機”で、電気を作ります。

 

 

まとめ

人差し指で、右を指している、指のイラスト企業の担当者の方が「木は、大気中のCO2(二酸化炭素)を吸収しています。木材を燃やすと、CO2が発生しますが、もともと木が吸収したCO2を排出するため、CO2の排出抑制になります」と話されていたのが、印象的でした。

 

人差し指で、右を指している、指のイラスト先生から「紙製品の生産を行っている”ナカバヤシ”が、なぜ、バイオマス発電の会社を立ちあげたのですか?」と質問がありました。

担当者の方は「島根県は森林県です。紙も、バイオマス発電も木が原料です。豊富な資源もあり、燃料となるチップも地元等の企業から購入出来、雇用促進にも繋がり、地元への貢献も高くなります」と話されていました。

 

 

担当者のつ・ぶ・や・き

赤い星のイラスト企業の担当者の方の話を聞きながら思い出した言葉がありました。それは、”カーボンニュートラル”。これは、CO2の吸収と排出がプラスマイナスゼロのことです。木は成長する過程で大気中のCO2等を吸収しています。化石燃料ではなく、木材由来の燃料(木質バイオマス)を燃やすことでCO2を排出しても、木が吸収したCO2を放出するのと同じで、CO2を増加させたことにはならない。これが、”カーボンニュートラル”です。カーボンニュートラルを説明した図

 

地球温暖化の原因の一つとなっているCO2等の”温室効果ガス”。学校や勤務先、家庭等でも、様々な方法でCO2の削減に取り組まれていると思います。この見学を通じて、生徒の皆さんも地球温暖化、また、地元や島根県のことについて考えていく、一つのきっかけになればいいなと思いました。


お問い合わせ先

環境政策課

〒690-8501 島根県松江市殿町1番地
TEL:(0852)22-6379 FAX:(0852)25-3830
E-mail:kankyo@pref.shimane.lg.jp