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島根県立松江工業高等学校

 

松江工業高等学校の生徒さんが、松江地方気象台を見学しました。

 

12月9日(金)松江地方気象台の見学

松江地方気象台は天気予報を発表してます。天気を予想するには、”全世界共通”に定められた方法の気象観測が必要なことをご存知でしょうか。どのように気象観測をし、天気予報を発表するのか、また地球温暖化等についてもお話を伺いました。


最初は、松江地方気象台の仕事と、地球温暖化について話を聞きました。

松江気象台について講義を受ける生徒気象庁のしごとについて説明

 

緑の吹き出しに、気象庁の仕事と記載

大きく分けて、以下の4つです。

  1. 雨や風等を測る、観測
  2. 天気予報
  3. 将来、地球がどうなるかを調べる、気候の監視
  4. 地震と火山の監視

 

吹き出しに、気象予報士と予報官

  • 『気象予報士』とは

 気象予報士試験(国家資格)に合格し、気象予報士の資格を気象庁長官に登録した方たち。一般に気象会社や報道機関に勤めて活躍しています。

 警報や注意報等の”防災”に関する情報は発表できません。

 

  • 『予報官』とは

 『気象庁』で天気予報や注意報・警報、気象情報の発表を行う業務に就く官職の名前。

 特に資格は必要ありませんが、必要な研修を受け、長年天気予報に関する業務に携わった人だけが『予報官』になれます。


次は、様々な観測装置を見せていただきました。

 

○震度計(地震の揺れの強さを計測)

震度計の写真

 

○高層観測(大気の状態を調べる)

高層観測の写真 気球をつかった気象観測の写真ラジオゾンデの写真

黄色で囲んだ場所から、ラジオゾンデと呼ばれる気象観測器を気球に吊るして(写真右参考)上空30キロメートルの高さまでの風向・風速、気温、湿度、気圧を観測します。気球は世界各地で毎日決まった時刻(日本標準時09時・21時)に飛ばします。気象庁では、松江を含め全国16か所で実施しています。

 

○転倒ます型雨量計(雨や雪の降水量を観測)

雨量計の写真 雨量計の内部構造の写真 

赤い点線で囲んだ(写真左)口径20センチの受水器で受けた雨水が0.5ミリ溜まると、雨量計の中にある転倒ます(写真右)がシーソーのように転倒し降水量を観測します。雪が降った場合は、雪をヒーターで溶かし降水量として観測します。

 

 

○気温・湿度計

気温・湿度計の写真 気温・湿度計を一部拡大

マイナス50℃から、プラス50℃まで計測できます。日差しの影響を防ぐため、断熱材が入った二重の円筒の中に電気式の温度計と湿度計が入っています。筒の上にファンが付いていて、常に外気を取り入れながら気温と湿度を計測しています(写真右参考)

 

○積雪計(雪の深さを測定)

積雪計を見ている生徒達 松江市で過去に観測された積雪。1971年2月4日100センチ。2011年1月1日56センチ

レーザー光(水色の矢印)を発して、雪面に反射して戻ってくる時間で雪の深さを求めます。

 

 

まとめ

右を指している指のイラスト地球温暖化による影響

 

○浜田では、年平均気温が100年あたり、1.10℃の割合、松江では、年平均気温が50年あたり、0.87℃の割合で上昇している(下記グラフ参考。松江市は観測期間が100年に満たないため、50年あたりで表示)

○熱帯夜(25℃以上の日)は増加、冬日(0℃未満の日)は、減少傾向にある。

○松江市のさくらの開花日が、50年前と比べると6.4日の割合で早まっている。

○季節の移り変わりでは、夏の期間が長くなり、冬の期間が短くなる傾向がある。

○海水温の上昇。

 

■年平均気温の長期変化■

松江、浜田の気温変化のグラフ

 

○生徒の感想

普段、知らないことを知ることができ勉強になりました。

 

担当者のつ・ぶ・や・き

電球のイラスト日頃から私たちの生活に身近な天気予報。松江地方気象台の方が「皆さんにとっても身近な職業だと思います」と言われた通り、天気予報は、ほぼ毎日のように様々な媒体で見かけます。必ずしも同じ気象条件だからといって、同じ天気になるとは限らないという話を聞き、なるほどと思わず頷いてしまいました。その天気予報等を行っている『予報官』になるためには、長い年月が必要ということに驚くと同時に「今を分からないと、将来のことも分からない」という担当者の方の言葉がとても印象に残りました。”今”を積み重ねていく。これから、進学、就職をする生徒の皆さんにとっても、何か考えさせられる言葉だったと思います。 虹のイラスト

 


お問い合わせ先

環境政策課

〒690-8501 島根県松江市殿町1番地
TEL:(0852)22-6379 FAX:(0852)25-3830
E-mail:kankyo@pref.shimane.lg.jp