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H28年度大田海域の磯焼け対策を行いました!

 大田市沿岸域 ( 鳥井、和江、五十猛 ) では、漁業協同組合が主体となり、漁業者、島根県浜田水産事務所、島根県水産技術センター、大田市で協力して、藻場の回復及び磯根資源の増加を目的に平成 27 年度 ( 昨年度記事参照 ) から磯焼け対策に取り組んでいます。

 本年度は、 6 月に磯焼け対策講習会 (7 月掲載記事参照 ) を開催し、 7から11 月に磯焼け対策の活動を行いました。具体的には、 7から9 月にウニ駆除とホンダワラ類の母藻投入、 10から11 月にアラメ類の母藻投入を行いました。

ウニ駆除

 昨年度はムラサキウニを船上に揚げて駆除していましたが、今年度は7から9月に素潜りもしくは潜水器を使用して潜水し、アワビおこしやハンマー等を使って、ムラサキウニを海中で潰して駆除しました。

 船上にムラサキウニを揚げる時間が短縮されたので、本年度は昨年度以上に効率的にウニを駆除することができました。

素潜りによるウニ駆除潜水器使用によるウニ駆除潰したウニ

(左:素潜りによるウニ駆除、中央:潜水器使用によるウニ駆除、右:潰したウニ)

ホンダワラ類の母藻投入

 本年度から新たな取組みとして、6月の磯焼け対策講習会で学んだことを参考に、7から9月にホンダワラ類の母藻投入を行いました。

 本年度は、成熟したヤツマタモク・マメタワラ・オオバモクを各地区でそれぞれ合計300株刈り取り、スポアバックを作成もしくはロープに直接海藻を取り付ける方式による母藻投入を行いました。

母藻の刈り取り作業ヤツマタモク

(左:母藻の刈り取り作業、右:ヤツマタモク)

マメタワラオオバモク

(左:マメタワラ、右:オオバモク)

スポアバック作成作業スポアバック投入作業

(左:スポアバック作成作業、右:スポアバック投入作業)

母藻のロープ取り付け作業ロープ投入作業

(左:母藻のロープ取り付け作業、右:ロープ投入作業)

アラメ類の母藻投入

 昨年度はアラメ類の種苗投入を行いましたが、本年度はホンダワラ類と同様に、タネの供給量を増やすのに即効性がある母藻投入を10から11月に行いました。

 本年度は、成熟したクロメを各地区でそれぞれ合計300株刈り取り、スポアバックを作成し、母藻投入を行いました。

 アラメ類のスポアバックの作成方法は、ホンダワラ類の場合と異なっています。具体的には、(1)母藻投入をした時にタネの放出を促すためにアラメ類の陰干しを事前にします。(2)アサリネットの中に錘用の石、浮子用の発泡スチロール、成熟したアラメ類2株を入れます。(3)袋の上を結んで、袋から海藻が漏れないようにします。

クロメ陰干し作業スポアバック作成作業

(左:クロメ、中央:陰干し作業、右:スポアバック作成作業)

スポアバック完成品スポアバック投入作業

(左:スポアバック完成品、右:スポアバック投入作業)

 

 来年度以降もウニ駆除と母藻投入を継続し、これらの取組みの効果についてモニタリングをしていきたいと思います。


お問い合わせ先

浜田水産事務所

島根県浜田水産事務所
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