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「水と緑の森づくり税」次期対策に関するご意見募集結果について

 島根県では水と緑の森づくり事業を1、2期合わせて10年実施してきました。

 平成26年度は2期対策の最終年度となっており、これまでの成果を取りまとめ、事業継続の有無、継続する場合の事業内容検討を行っています。

 そこで、次期対策の骨子(案)を作成し、県民の皆様からのご意見を募集しました。

 その提出頂きましたご意見とご意見に対する県の考え方を以下のとおりとりまとめましたので、お知らせします。

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 ◎意見の募集期間平成26年10月1日(水)から31日(金)

 ◎意見の募集方法県インターネットホームページ、県情報公開センター、県情報公開コーナーで骨子(案)等を公開し、

 電子メール、ファクシミリ、郵便で意見募集を行いました。

 ◎公開した資料「島根県水と緑の森づくり税次期対策の骨子(案)」(PDF:76kb)

 「水と緑の森づくり事業の実績と第3期対策について」概要版(PDF:439kb)

 「水と緑の森づくり事業の実績と第3期対策について」(PDF:1,317kb)

 ◎意見提出状況7件

 提出者住所松江市2件、雲南市2件、浜田市2件、津和野町1件

 提出方法電子メール5件、ファックス2件

◎寄せられたご意見の要旨と県の考え方

 以下のとおり印刷用データ(PDF:88kb)

(1)事業の実施、税額等

ご意見の要旨

県の考え方

事業の実施、税額等
  • この事業は、森林の整備はもとより、地域の活性化につながっている。

    是非とも事業の継続を希望する。

  • 良い事業なので、継続を希望する。

  • 税額は現在の500円のままで良い。

水と緑の森づくり事業は、荒廃した森林を再生させ水を育む緑豊かな森林を次世代に引き継ぐことを目的にH17年から実施してきました。

1、2期合わせて700haを超える荒廃林を整備してきましたが、依然として多くの荒廃林があります。

今回の見直しでは、県民の皆さんのご意見などを踏まえ、税率は据え置いたままで、5年間継続したいと考えています。

 

 

(2)水と緑の森づくり税の使途

 ○再生の森事業

ご意見の要旨

県の考え方

再生の森事業
  • 森林整備を行うために山林の現況を確認したり境界を確定する業務への支援が必要。

他の事業で境界確認の支援を実施しています。

他事業で対応出来ない当事業にかかるものについて、検討を行います。

 

  • 竹林伐採の予算拡大は良い考え。
  • 竹の伐採にとても苦労している。次期対策では骨子(案)のとおり、「竹林の伐採」の予算枠拡大を望む。

竹林対策の予算を拡大し、拡大した竹林、人工林へ侵入した竹林の駆除を行い健全な森林へ再生を図りたいと考えております。

  • 個人で自分の森林を伐採する行為に支援強化して欲しい。

再生の森事業では、個人で自分の森林での伐採を事業として認めています。

今後、パンフレットを作成して、事業制度のPRを図ります。

  • 切捨間伐だけで無く、搬出間伐など幅広く使える事業として欲しい。
荒廃した森林の不要木を伐採する事業であるため、伐採木の搬出などは事業趣旨が異なる施業は考えていません。

ただし、伐木が流出する可能性がある森林について、当事業の伐採木による災害が発生しないように、一部搬出を検討します。

 

 ○みーもの森づくり事業

ご意見の要旨

県の考え方

みーもの森づくり事業
  • 伐採した竹及び樹木を有効利用するため搬出機材が必要。

    現在の交付金の額では森林整備を行ったうえでの機材の購入は難しい。

    支援額の増額をお願いしたい。

事業費の上限を上げることは検討していません。

事業費内での購入が難しければ、レンタル等で対応をお願いします。

 

  • 竹林の整備を実施したが、その後の維持が大変である。数年後にもう一度、再度事業を認めて欲しい。

  • 継続事業は上限5万円しかない、十分な活動が出来ないので、増額をお願いしたい。

事業で支援する5年間に集中して森づくりを実施することにより、その後は簡単な維持管理だけで森林の再生ができるものと考えています。

より継続事業が実施しやすいように制度の改正ついて検討を行います。

  • 竹林整備には森林整備の専門家の指導が必要、採択の要件としてはどうか。

事業の提案、申請時に事業内容をについて確認しています。

その際に、今後もより効果的事業とするため、そうした視点も追加し、内容の確認、指導を行います。

  • 竹林の取り組みを簡単にできるようにしてほしい。

竹林対策に限らず、再度、申請手続き等の見直しを行い、手続きの簡素化が出来ないか確認を行います。

なお、当事業は県民の皆様から頂いた貴重なお金を財源としておりますので、適切に事業を行うことが求められますので、ご理解をお願いします。

 

 ○森づくり推進事業

ご意見の要旨

県の考え方

森づくり推進事業
  • 認知度が低い。「みーも通信」を県内全戸配布にしてはどうか。

 

みーも通信の全戸配布は予算的に厳しいですが、県民の目に付きやすい配布場所(ドラッグストア)などの検討、県、市町村の広報紙等の利用など、効果的な事業PRを今後も検討して行きます。

  • 認知度が向上のため、大型看板(1m×1m)を設置してはどうか
PR方法について、ご意見を参考に検討を行い、より効果的なPRを行って行きます。
  • 二酸化炭素の吸収源になっていることをもっと発信する必要がある

当事業は「荒廃森林を再生させ水を育む緑豊かな森を次世代へ引き継いでいく」ことを目的に事業を実施し、PRも行っています。

一方、二酸化炭素の吸収は、森林の重要な公益的機能の一つですのですので、これからも他の公益的機能と同様に「みーも通信」や普及イベント等で主な公益的機能の一つとして周知を図って行きたいと思います。

 

 ○その他

ご意見の要旨

県の考え方

その他
  • 所有者の承諾が無くても間伐が出来る条例を定め、間伐を実施してはどうか。

    また、その対象とする森林は、樹木医など民間の人で構成するメンバーで森の健康診断を実施しその答申により計画的に間伐してはどうか。

承諾を得た森林の施業だけでも毎年700haを超える森林を整備しており、対象となる森林はまだ有ります。

今後もこうした森林を対象とした事業を行って行きます。

当事業にかかる不在村地主への対策や境界確認については、対応を検討して行きます。

  • コンビニエンスストアの閉店が目立つようになって来た。地域活性化を目的として、民間企業のコンビニエンスポプラと連携し、緑の募金を募って見てはどうか。

緑の募金を実施している緑化推進委員会へ

ご意見を伝えます。

 

 


お問い合わせ先

林業課

【問い合わせ先】
  島根県 農林水産部 林業課
    〒690-8501 島根県松江市殿町1番地  FAX 0852-26-2144
 ・経営企画係         TEL 0852-22-5158・5163
 ・水と緑の森づくり係/公有林係  TEL 0852-22-6003・5166・5161
 ・森林組合・担い手育成係     TEL 0852-22-5104・5159
 ・林業普及スタッフ       TEL 0852-22-5162・5153
 ・木材振興室         TEL 0852-22-5168・6749
    E-mail
    林業課(木材振興室除く)ringyo@pref.shimane.lg.jp
    木材振興室      mokuzai-shinkou@pref.shimane.lg.jp

   島根県緑化センター(管理スタッフ)
 〒699-0406 島根県松江市宍道町佐々布3575
 TEL 0852-66-3005  FAX 0852-66-3296
 E-mail ryokkasen@pref.shimane.lg.jp