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大田市立久手小学校

 

久手小学校の3年生の児童が、しまね環境アドバイザーの授業、有限会社岡富商店(大田市)(外部サイト)の見学を行いました。

 

◇9月20日(水)しまね環境アドバイザーの授業

 しまね環境アドバイザーの戸田先生を招き、『海の生物と環境問題について』と題し授業を行いました。

透明の容器に水を張り、サランラップやビニール袋を小さく切った物を浮かべたり、テグスを短く切った物等を入れて、自分たちが海の生き物になったつもりで、ラップやビニール袋、テグス等がどんなふうに見えるのかを体験。ごみが海や生き物に与える問題にはどんなものがあるかな?自分たちで環境を守るためにどんなことができるかな?戸田先生の問いかけに、児童たちがグループごとに意見をまとめて発表しました。


戸田先生が児童に説明 水槽を下からのぞき込む児童 グループごとに発表

 

 

■児童の感想■

星座のイラスト水槽を下から見たときに、ごみが海藻のように見えてびっくりしました。

星座のイラストごみを海に捨てると、魚が食べて死んでしまい、私たちが食べる魚も減ってしまうということが分かりました。

星座のイラストごみになるようなものは、あまり出さないようにしたいです。

星座のイラスト海にごみを捨てる人がいたら注意したり、ごみが落ちていたら拾おうと思いました。

 

■先生の感想■

星座のイラスト事前学習として、久手海岸の清掃活動をしたり、漁港見学やアクアス水族館の方から、久手海岸や日本海の魚について話を聞いたりしていたので、現在の海の状況については理解しており、今回のグループワークでの活動を通して、ごみの環境問題が十分理解できました。

 

◇10月11日(水)有限会社岡富商店の見学

 有限会社岡富商店は、魚の仕入れから加工・販売を行っています。

平成20年に、魚の鮮度・品質の良さ・美味しさをアピールするため『一日漁(いちにちりょう)』のネーミングで商標を取得。

『一日漁』とは、早朝に出港し漁をして、その日の夕方には帰港する漁のことを言います。地元、大田市の港は『一日漁』をしており、数時間前まで海で泳いでいた魚を、その日のうちにセリ(晩市)にかけるため、魚の鮮度や品質が良い状態で買付けできます。

『一日漁』で獲れた魚をブランド化するため、『一日漁』のロゴを作成し、ロゴの入ったステッカーを貼って出荷したり、『一日漁』の魚を使った加工品やスーパーなどで販売される鮮魚などのパッケージにシールを貼り、店頭に並べています。


最初は、漁の方法や魚のことについて話を聞きました。

説明を聞く児童

『一日漁』は、遠いところは片道4時間かけて沖に船をだし漁をして、昼過ぎには、また4時間かけて漁港に戻るという話を聞き、児童からは「えー!」「すごい!」と声があがっていました。

そして、『一日漁』で採れた魚は、その日の夕方から夜にかけて”セリ”(晩市)にかけられます。

全国的に、”セリ”と言えば朝に行われますが、島根県大田市では、昔から『晩市』で行われています。

 

ひとつの市場で、小型底曳船が40数船、つり船50船前後という規模で『一日漁』を行い、なおかつ水揚げされた魚が『晩市』にかけられるのは全国でも島根県大田市だけ!

 

次に、カレイの加工工程等を見ました。

 

カレイの下処理

金具がついた箱に少量の水とカレイを入れ回転させながらウロコを取ります。②塩水に漬けます。③手作業で、えらや内臓を取ります④串に刺します。

 

内臓など、食べない部分はどうするの?

 産業廃棄物になる、アラや内臓、骨等は、トラックで回収され、浜田共同水産加工業協同組合(浜田市)で、魚粉やミールにします。

 

 

 自然の恵みを、すべて大事につかっているんですね

 

 

カレイの乾燥

串に刺したカレイ 乾燥庫

串に刺したカレイ(写真左)を、赤い点線で囲んだ部屋で冷風にあて、乾燥させます(写真右)

 

鮮魚・加工品等の販売

お店に売られている魚を見る児童 10KGの、アンコウの写真

鮮魚を見た児童から「これ、知ってる!」「食べてみたい!」という声が聞こえてきました(写真左)。大きな”アンコウ”(写真右)を見せてもらうと「えー!大きい!」「すごーい!」「初めて見た!」「アンコウの皮、柔らかいですよね!」とお店の中が、賑やかになりました。

 

まとめ

☆児童からの質問☆

 

Qなぜ、魚を乾燥させるのですか

A生だと傷みやすいため、乾燥することである程度日持ちします。また、旨味もでます。

 

Q開いた魚があったり、開かずにそのままだったりするのはなぜですか。

A大きい魚は開くことで、塩が染み込みやすくなります。のどぐろは、開かないと食べにくいです。

 

Q乾燥した魚は、冷凍でどのくらい保存できますか。

Aお家の冷凍庫だと30から60日は大丈夫ですが、鮮度は落ちるため早く食べてください。

 

担当者のつ・ぶ・や・き

吹き出しのイラスト見学が終わるころになると、児童から「先生、今日の給食カレイがいい!食べたい!揚げたのがいいなぁ。」と声が飛び交っていました。近年、魚離れが加速していると耳にします。特に、若い人は魚を食べる習慣が少ないようですが、児童の反応を見ると、学校の給食に、干しカレイが出たり、家庭で魚を食べる機会が多いように感じました。幼いときから海が身近にあり、新鮮な魚を食べるのが当たり前の環境にある。魚離れは、久手小学校の児童にとっては、無縁のようですね。


お問い合わせ先

環境政策課

〒690-8501 島根県松江市殿町1番地
TEL:(0852)22-6379 FAX:(0852)25-3830
E-mail:kankyo@pref.shimane.lg.jp