2023(R5)年 年報
(2) 咽頭結膜熱
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総数785(流行指数1.40)と、過去10年間で3番目に多い登録数であった。10月に増加し始め、11月から12月とかなりの登録数で越年した。 2024年1月から2月までは流行が続くと予想される。高熱が続く割には全身状態が保たれるのが特徴であるが、インフルエンザ、COVID-19、A群溶連菌咽頭炎との鑑別が大切な疾患である。 しかし、本症の迅速検査キットも不足している。いろいろな疾患の迅速検査キットの品薄が続いており、メーカーの生産体制の再整備を強く希望するものである。
咽頭結膜熱報告グラフ
シーズン別の報告数合計:咽頭結膜熱
平均報告数
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
2022年
2023年
583
686
1,126
839
1,202
403
361
439
181
221
167
785
島根県感染症情報センター