2021(R3)年 年報
(1) RSウイルス感染症
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流行指数が1.76と、2021年では唯一流行が目立った疾患であった。しかも、過去の多くの年は秋に流行していたが、それとは異なり、6月から流行が始まり、9月に収束した。 これは、2020年にまったく流行が見られなかったことから、地域全体での集団免疫が低下しており、そのことが真夏に入る前という本疾患では異例とも考えられる時期での流行となった原因であろう。 新型コロナウイルス感染症による社会全体の行動パターンの変化は、RSウイルス感染症の流行にも大きく影響しており、コロナ前の流行パターンは参考にならなくなったと言える。 今後の流行動向を注意深く見守る必要がある。
RSウイルス感染症報告グラフ
シーズン別の報告数合計:RSウイルス感染症
平均報告数
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
982
634
1,155
933
987
1,251
1,040
1,180
904
1,020
79
1,619
島根県感染症情報センター