2019(R1)年 年報
(11) 流行性耳下腺炎
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総数は73(流行指数0.10)と、これも過去10年間で最少であった。過去のデータから見ると5年前後の周期で流行しているので、2019年は非流行期であったと考えられる。 本感染症は合併症が問題視されるが、中でも難聴は大きな問題である。片側性で300分の1、両側性で1,000分の1と、無視できない率で難聴が存在すると言われている。 ワクチン定期化や助成化の動きがみられるのは喜ばしいことであるが、この動きにかかわらずワクチン接種を勧めるべきであろう。
流行性耳下腺炎報告グラフ
シーズン別の報告数合計:流行性耳下腺炎
平均報告数
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
669
267
1,758
1,262
483
86
346
426
1,125
1,320
211
73
島根県感染症情報センター